元ヤクルトの田中浩康選手獲得で横浜DeNAベイスターズはどうなる?
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズに東京ヤクルトスワローズを自由契約になった田中浩康選手が入団。記者会見の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
会見で「チームの戦力になりたい」と何度も繰り返した田中選手。「前だけを見て」来季は横浜スタジアムで再び輝きを見せる!
ライター:はまれぽ編集部
チームの戦力に!
横浜DeNAベイスターズは今シーズン、東京ヤクルトスワローズを自由契約になった田中浩康(たなか・ひろやす)選手(34歳)を獲得。2016(平成28)年11月29日(火)、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。
背番号は「67」。1年契約で年棒は1500万円(金額は推定)。
引き締まった表情で会見を行う田中選手
田中選手は京都府出身。早稲田大学から2004(平成16)年のドラフト自由枠でスワローズに入団。2011(平成23)年にはプロ野球歴代3位となる67犠打を記録するなど、通算でも293犠打を記録したバントの名手。
また、田中選手は2012(平成24)年には、守備の名手に送られるゴールデングラブ賞も受賞。今季、バントなどの小技でミスが目立ったり、二塁手が固定できなかったチームにとって理想的な補強で、三原一晃(みはら・かずあき)球団代表も期待を寄せる。
「球団のウイークポイントに合致する」と三原代表
会見で田中選手は「縁あって横浜DeNAベイスターズにお世話になることになった。プロ野球選手として野球をさせてもらえるチャンスをいただけたので、期待にこたえられるように頑張りたい」とやや緊張した面持ち。
長年にわたって二塁手のレギュラーを務めたが、「二塁手ということではなく、チームの戦力になることが一番。チームの戦力として、勝利の輪に加わりたい」とポジションではなく「フォア・ザ・チーム」を強調。
自身よりチームの勝利が最優先
チームのアレックス・ラミレス監督は田中選手がスワローズに入団した時に現役選手として活躍。その際、ラミレス監督にポジティブな言葉をいつもかけてもらったといい、中でも印象に残っているのは「きょうはまた新しい1日だ」という言葉で、尊敬する先輩の一人だという。
チームについては「若くていい選手がたくさんいる」というが、横浜という街には、あまりゆかりがないそうで、「横浜のことをもっと知りたい」と話していた。
横浜の街については「これから」
ヤクルトから引退して同球団のコーチ就任を打診されていたが、現役にこだわった田中選手はこれを拒否。自由契約になってまで現役にこだわった理由を聞かれると「難しいですね・・・」と言葉に詰まったが「野球がやりたかったんだと思います」と答えていた。
根底にあるのは「野球がしたい」という強い思い
「自分は『入団させてもらった立場』ということは十分理解している。一軍の選手として横浜スタジアムでプレーし、チームの戦力として勝利に貢献したい」と話す田中選手の目はすでに来季の開幕戦となる神宮球場での古巣・スワローズ戦に向けられていた。
取材を終えて
約30分の会見中、田中選手は「チームの戦力になりたい」という言葉を実に6回繰り返した。
シュアな打撃と堅実な守備に加え、チームを最優先に考える経験豊富なベテランがチームにどのような化学反応を引き起こすのか期待したい。
「今はただ、前だけを向いていく」と田中選手
会見中、緊張した表情で、丁寧に言葉を選びながら真摯(しんし)に質問に答える田中選手が唯一見せた笑顔は背番号について聞かれた場面。
「67」を選んだのは「直感です。自分の中で思うところはあるが、それは心の中にとどめておきたい」と言った後で「『心』の中? 『胸』の中? どっちだっけ? カッコつけて失敗したパターンだ・・・」と笑顔を見せたときの笑顔がハマスタで見られる日も遠くないかもしれない。
来シーズン「チームの戦力」として、この笑顔が見られるかも!
―終わり―
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陽気なヘンリーさん
2016年11月30日 14時27分
是非 バントの苦手な選手とバントのサインを出さない指揮官に犠打というものを教えてあげてほしいです…。