横浜のチャレンジメニューの店は? 8人前のナポリタンに挑戦!
ココがキニナル!
横浜市内にある「大盛り」や「激辛」などのチャレンジメニューのあるお店を特集してください。(かにさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鎌倉野菜も入った「bond」の鉄鍋ナポリタンは約8人前! タイムアタック20分でチャレンジ失敗!
ライター:はまれぽ編集部
日も暮れだした4月下旬某日。今日の夜は何を食べようかなと仕事中に考えていた編集部新人・関本。編集部にて「おなか空いたなぁ」と独り言をこぼしたところ、山岸副編集長から「イセザキ・モールのbond(ボンド)って店のナポリタンが美味しいって知人から聞いたよ。行ってくれば?」と聞き、気分は完全にナポリンタンに。
「じゃあ、今日はbondのナポリタンにします!」と意気揚々とお店へ向かった。そう、私はまだ疑いを知らない新人だった。
入社当初の体重は93kg、好きな食べ物は炭水化物
「bond」はJR関内駅から徒歩3分。老舗「不二家 横浜センター店」の並びにある。
店舗は2階。オシャレな外観
テンションが上がって笑顔
途中で偶然出会ったなぜかタンクトップ姿の「なかやまにんに君(編集部・小島)」とともにいよいよ店内へ。
こんばんはー!
店内に入るやいなや、にんに君が「じゃあ、ジャンケンしようか!」と提案してきた。趣旨を確認もせず、もしかしてジャンケンに勝ったらナポリタン奢ってくれるのかな? なんて考えつつ、ジャンケンに乗る関本。
最初はグー、ジャンケン・・・
ポン!
やったー! よく分からないけど勝ちました!
なぜか全然悔しがらないにんに君、「仕方がないから特別なメニューは譲るよ」とのこと。特別なメニュー? 初めて聞くが一体何のことだ・・・? きょろきょろと店内を見渡すと謎のポスターを見つけてしまった。
力強く「挑戦者求む!」
実は入口横にも貼ってあったが気付かず
そう、「bond」ではチャレンジメニューとして、約8人前、超大盛りの「鉄鍋ナポリタン」を提供している。新人関本はようやく本日の趣旨を理解した。今回はこれに挑めということだ。
チャレンジメニューを用意する「bond」って?
写真からして過酷そうな鉄鍋ナポリタンはなぜ作られたのか? クリアした人はいるのだろうか? キニナル点はいっぱいあるので聞いてみた。
お茶目な立川さん
「3月末からチャレンジメニューを始めたんですが、いままで男性5、6人が挑戦して誰もクリアしていないですね」と、話してくれたのは店長の立川裕馬(たちかわ・ゆうま)さん。
「ほかのお店ではやっていないことをやりたかったんです。社長から“常に笑いを考えろ”と言われいるんですよ。だからこの店で笑顔になってもらえるような楽しい、面白いことがないかなと考えていたところ、この企画を思いつきました」
写真1枚にも笑いを求める西尾社長
社長の西尾繁人(にしお・はやと)さんは「bondは“ボンド”、人と人とを繋げる接着剤として人の輪を繋げて大きくしていく場所なんです」と話してくれた。人と人をボンドのように繋げる一つのきっかけとして“笑い”を大切にしているそうだ。
大人の雰囲気ただようカウンター席
座席間の余裕があり、くつろげる店内
「bond」は2005(平成17)年4月29日にオープンし、今年で11年目。楽器を持ち込んだパーティーにも対応可能で、そのフリーダムさを魅力に感じ、長く通う常連も多いとか。
おいしそうな通常サイズの「究極のナポリタン」
仕入れ先の農園もお知らせ
通常メニューでは生パスタで、具材には鎌倉野菜を使用するなど随所でこだわりを感じる。また小麦や大麦などの麦類に含まれている「グルテン」を使用しない「玄米グルテンフリーパスタ」にもプラス400円で変更が可能で、グルテンアレルギーがある方やダイエットをしたい方にもうれしい。
グルテンフリーパスタは女性に人気とか
ドリンクも豊富に取りそろえており、自然派・低農薬ワインやパスペールエールやシンハーなど世界のビールも楽しめ、毎年5月ごろから3階の屋上でビアガーデンも開かれる。
立川さんオススメは自家製モヒートとテキーラ
笑顔に癒されるスタッフの栗原さん(通称・くりちゃん)
ちなみにスタッフの皆さんが着ている「bondTシャツ」は2500円で購入可能。このTシャツを着て来店すると、そのグループの全員に「乾杯ドリンク」を1杯サービスしてくれる。
乾杯ドリンクは何度でもOKなサービスなので着てくる方も多い
bond無料会員になると500円で1時間生ハム盛り放題!
お話を伺って普通に1杯飲みたくなってきたが、立川さんの「そろそろできますよ」の声で待ち構えているチャレンジを思い出す。そうだ、今日の私はチャレンジャーだった。
いよいよアレがやってくる
完成間際、特別にキッチンを見させていただいた。ドキドキしながらキッチンへの扉を開くと、目の前に巨大な鉄鍋が置かれている。
皿の代わりに使用する鉄鍋
左のフライパンが通常サイズ用、大鍋が鉄鍋ナポリタン用のソースと具材
最初に約8人前と聞き、正直ちょっと舐めていた。約8人前、乾麺800グラムは茹で上がりだとおよそ1600グラム。今までのチャレンジメニューと比べて重量は少なく感じる。また関本は1食に2人前は余裕で食べるし、飲んだ後に味奈登庵で富士山盛りをペロリとイケるそれなりの大食いだ。しかもこの日はタイミングを逸して昼食抜き。空腹状態なら8人前ぐらい余裕だろうと構えていたが、出来上がり前のこの時点でひるんでしまった。
キッチンからフロアに戻り、無口になった関本。ガタン、とキッチンの扉が開く音がして振り返る・・・。
なんだアレは
おいおい・・・
マジか・・・(右が通常サイズ、1280円)
ジャンケンに勝ったせいで、とんでもないチャレンジをすることになった。負ければよかったのか? いや、負けてもチャレンジすることになっていた気がする。
持ってきてくださったのは凄腕シェフの渡辺さん
近くで見るとおいしそうなナポリタンだが
離れてみると威圧感のあるサイズ
立川さんが「チャレンジした皆さん、最初は完食する気満々なんですが、10分したら動きが止まるんですよ。10分の壁がありますね」と不敵な笑みを浮かべている。サイズに及び腰だが、ここまで言われたら腹を決めるしかない。いざ、チャレンジ!