ベイスターズ新GM就任記者会見の様子は?
ココがキニナル!
高田繁さんがベイスターズのGMに就任したそうですが、就任会見の様子はどんなだったんでしょうか?
はまれぽ調査結果!
高田氏は来季から優勝争いできるチームを作ると発言。また、新監督候補の本命だった工藤氏との交渉打ち切りが発表されました。
ライター:田中 大輔
横浜DeNAベイスターズ誕生から5日。
今日、FA宣言した村田選手の去就と並んで注目の集まっている、ゼネラル・マネージャー(GM)と監督の人事に大きな動きがあった。
GMに就任が決まった前東京ヤクルト・スワローズ監督の高田繁氏が、球団事務所で就任会見を開き、その席で監督人事に関するビッグ・ニュースを投下した。
会見の模様とともにお伝えしよう。
球団事務所の入るビル。中には報道陣が多数集まっていた
高田GM登場!
会場には10台ほどのテレビカメラが集まるなど、かなりの混雑ぶり。
先日の尾花前監督の退任会見よりもはるかに多い報道陣が詰めかけた。
15時、定刻通りに春田オーナー、池田球団社長とともに会見場に入った高田氏。
冒頭のあいさつでは、「11月の初めごろ、初めてオーナーとお会いしたときに、GMをやってくれ、と(言われた)」と要請の経緯について述べた。
プロ野球の仕事はもうしない、と考えていた高田氏は当初は要請を断っていたそうだが、DeNA側の熱心なラブコールに応え、最終的には就任を受諾し今日の会見と相成ったわけだ。
席に着いた3人。左から、池田球団社長、高田GM、春田オーナー
注目の監督人事は……!?
ベイスターズでのプレー経験もある工藤公康氏が決定的と言われていた監督人事について話が及ぶと、「信頼関係がどうしても築けなかったということで、交渉を断念した」と発表。
まさかの内容に、この件に関する質問が集中して飛び交った。
終始穏やかな表情で会見に臨んだ高田新GM
高田氏は、具体的な理由については言及を避けたものの「監督とGMというのは一心同体で信頼関係があってスタートしてもうまくいかないこともある。スタートの時点で、違うなぁと思ってやるのは失礼なこと」と説明した。
監督人事についても、高田氏に一任していると語る春田オーナー
気になる次の監督候補について「候補者はもちろんいますよ」と言う高田氏。監督が決まらないと、ほかの人事や補強にも踏み出せないことから、「一分一秒でも早く決めたい」と話した。
監督人事もGMに一任するという春田会長の掲げた条件なども踏まえた上で、「明るく元気でやってくれる人」を監督に採用したいとのこと。
また、こだわらないとしながらも、可能であれば「横浜OBの中からやってもらえる人がいれば、お願いしたい」とも語った。
監督人事について「あせってる」と語った高田氏
「優勝を争えるチームを!」
ほぼ決まっていたと思われた工藤氏の線が消えたことで、監督人事は白紙になった。
ファンとしては再びヤキモキさせられることになりそうだが、「オーナーが5年で優勝と話したのは、私と新監督にプレッシャーを与えない配慮だと思う。
私自身はしっかり補強して、(来季に)優勝を争えるチームを新監督に渡したいと今も思ってます」と、なんとも心強いメッセージを聞かせてくれた。
会見後の風景。そういえば、このロゴも変わるのか?
大荒れの海に放り出された新生ベイスターズ。
しばらく船は揺れそうだが、今は春田会長や高田GMの前向きな姿勢を信じるしかない。
勝利の海、行くぞベイスターズ!
―終わり―
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