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栄区桂町の迷路みたいな歩道橋! どうしてこんなにクネクネしてるの?

栄区桂町の迷路みたいな歩道橋! どうしてこんなにクネクネしてるの?

ココがキニナル!

環状4号線の栄区桂町交差点にかかる横断歩道橋へ登り降りするためのスロープのうち、南側だけが迷路のよう。なんでこんな事になっちゃったのか気になります(ビビンバさん/ゆーのさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

スロープの勾配はバリアフリー法で基準が決まっていること、歩道橋の南側が急傾斜になっていることから何度も折り返した形状となった。

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ライター:はまれぽ編集部

横断歩道橋(以下、歩道橋)は、交通量の多い場所や横断歩道がない場所などに設置される交通安全施設。
今回投稿に寄せられたのは、横浜市栄区桂町(かつらちょう)にある「迷路のような歩道橋」。よくわからない曲がり角が何重にもあり、利用者もほとんどいないのだとか。

早速、現場へ行ってどんな歩道橋なのか確認してみることに。
 


投稿に寄せられた「桂町歩道橋」


北側はいたって普通のスロープ


南側は・・・

 
めっちゃくねくねしてる!
 


頂上から南側へ降りるまで、曲がり角は11回


普通の歩幅で123歩、1分10秒かかった


北側のスロープは曲がり角が5回、87歩で地上へ到達

 
階段で渡れば50秒もかからない距離だが、北側のスロープから南側のスロープで反対側の歩道へ渡るのに、約2分30秒かかった。
 


ちょうどクネクネし始める所から足元の素材が変わっている

 
取材日の前日は雨が降っており、
 


コケのようなものでツルっと滑ってしまった

 
ベビーカーや階段の昇降ができない方には、少々長く険しい道のりかもしれない。
 


しかも、かなり野生的な道のり

 
なぜこのような形状となったのか?
横浜市道路局建設課によると、「バリアフリー法でスロープの勾配が決まっているため、クネクネと曲がりくねった形状となりました。北側に比べて用地取得が少なく、急勾配になっているため折り返しが多くなっています」とのこと。
 


急勾配の崖がスロープに面している

 
バリアフリー法で定められている勾配の基準は「勾配が1/12を超えていないか(高さが16cm以下のものについては1/8を越えていないか)」と定められている。

また、桂町歩道橋の真横には「上郷公田線」の「桂町トンネル(仮称)」が開通する予定。上郷公田線は、栄区南部の一般道路として1995(平成7)年に都市計画で決定した路線だ。
 


上郷公田線概要(画像:横浜市道路局)クリックして拡大


南側スロープの隣には、桂町トンネル(仮称)が開通予定の空き地

 
桂町歩道橋が竣工したのは2007(平成19)年。上郷公田線は1995(平成7)年に都市計画で決定し、上郷公田線ができる前提で、トンネルにぶつからないよう桂町歩道橋は作られているという。
 


南側のスロープ付近には柵が立っている

 
取材日は桂町歩道橋を利用する方は見当たらず、この歩道橋が地元に根付いているのかどうか判断することはできなかった。
 


なぜなら歩道橋の真隣に横断歩道があるから・・・

 
上郷公田線の交通規格協議が行われていないので、道路構造はまだ決まっていないが、もしこの横断歩道が工事の過程でなくなることがあれば、桂町歩道橋は反対側へ渡る交通安全施設として活躍するかもしれない。

現在、上郷公田線は用地取得を行っている段階で工事は2018(平成30)年度着手するという。
歩道橋は現状のまま残される予定だが、まだ明言はできない状況とのこと。この曲がりくねった歩道橋が後世に残されるかどうか、上郷公田線の工事進捗と共に見守っていきたい。
 
 
ー終わりー
 
 

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  • 上郷公田線の桂町トンネル開通を想定した構造だと思う。トンネルができれば交差点をぐるっと囲む形状になるような気がする。いわば狭隘で用地確保が困難な場所で高齢者や児童にも安全に通行できるように、規格に沿ってなだらかなスロープにした結果でしょう。いずれにしても栄区、金沢区は人口減や高齢化といった事が言われ始めている。はやく本郷台駅まで至便にして、環状4号の渋滞を緩和させ、マンションやロジスティック機能の進出を促し、若者の新たな流入と雇用確保を促すうえでも、トンネルは早く開通させたほうがいいと思う。それから横浜市郊外の道路全体に言えるが雑草やコケの除去は定期的に行ってほしい。雑草だらけの道路は美観上よくないし、視界を遮ぎり、虻や蚊などが集って来る要因になると思う。綺麗に剪定されゴミが無い道路は美観がよく衛生的なので、若年人口維持にもつながってくると思う。

  • 航空写真やストリートビューでこの歩道橋を見ると、橋上に市道や(開通後の)上郷公田線を渡る方向へ拡張するための接続部(凸部)が既に用意されてますね。多分上郷公田線開通に前後して追加工事が行われ、交差点全体が歩道橋化されるのだと思います。現状はその前の、いわば部分供用の状態だと思います。全体が完成した際にはこの歩道橋も使われる(というか使わざるを得ない)ようになるのではないでしょうか。

  • この歩道橋の存在は知ってましたが、スロープの形は知りませんでした。なのでこんな形なのかとビックリしました!つまり全く使ってないしちゃんと見たこともないです(汗)

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