横浜駅の中央通路と西口地下街をつなぐ「新地下連絡通路」が開通! 「馬の背」解消しどう変わった?
ココがキニナル!
横浜駅の中央通路と西口地下街をつなぐ地下通路は2mの高低差があり、エスカレータやエレベータを使って段差解消するとのことですが、開通初日に調査をお願いします。(zumiwo/パッチョさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
JR横浜駅の中央通路と西口地下街通路をつなぐ「新地下連絡通路」が開通し、人の流れがスムーズになった。エスカレーターやエレベーターの新設でバリアフリー化もされ、利便性が高まった。
ライター:はまれぽ編集部
「はまれぽ」は、これまで横浜周辺の“開発情報”を追いかけ続けている。
その一部で「神奈川のサグラダ・ファミリア」と称されている横浜駅だが、中央通路と西口地下街通路をつなぐ「仮地下連絡通路」が2019(令和元)年7月21日に一旦閉鎖となり、「新地下連絡通路」として12月7日に開通した。
仮地下連絡通路が封鎖されている時の様子
また横浜駅は以前から、階段やエスカレーターを上り下りしなければならない「馬の背」と呼ばれる構造で利便性においては優れていると言えなかったが、今回の開通に伴い、この「馬の背」の構造も解消し、バリアフリー化が前進した。
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今回はどのように利便性が高まったのか、開通初日の「新地下連絡通路」をレポートする。
新地下連絡通路
開通初日未明、横浜では平年より6日早い“初雪”が観測されるほど凍てつく日となった。
早速、横浜駅に降り立ち西口方面に目を向けた。
横浜駅。中央通路
いつものように人通りが多い
西口方面に向かい歩いていくと、温かみのあるオレンジ色でひと際明るく口を開けている新地下連絡通路が見えてきた。
新地下連絡通路!
次々と新地下連絡通路を利用する人たち
新地下連絡通路を正面にした右側にエスカレーターが上下1台ずつ新設
エスカレーターの右隣にエレベーターが1台新設
これまで1度地上に出ていた構造だったが、地上に出ることなく、西口地下街通路まで30メートルほどで繋がっていた。階段が数段あるが、エスカレーターやエレベーターが新設されることでバリアフリー化されている。さらに中央通路から点字ブロックが敷かれており、視覚障害者にも優しい造りになっている。
新地下連絡通路を通ってみると、通路内はオープン告知がされた、いまだ準備中の施設のシャッターが閉まっていた。
横浜ではお馴染みの「CIAL横浜」
「CIAL横浜」は、2020年の東京五輪の開催までに完成する予定の「JR横浜タワー」にテナントとして入居する。「JR横浜タワー」には他「NEWoMan(ニュウマン)横浜」や「T・ジョイ横浜」が入居した複合施設になる。
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新地下通路から中央通路方向を向くとこんな感じ
筆者の印象として、人の流れがスムーズになっている様子だった。横浜駅では普段、中央改札口から西口の地上に出るエスカレーターが、行列になっているが、取材日の朝10時の段階ではその行列が目立っていないように思えた。
所々にレンガの装飾がされていてお洒落になった
「新地下連絡通路」内には「マツモトキヨシ」が入居
ジョイナス側から「新地下連絡通路」方面を見ると、かなり開放的だ