オリジナルビールで商店街を活性化! 川崎商店街ビールリーグとは!?
ココがキニナル!
「川崎ビールリーグ」という、お酒で町おこしをしようというプランがあるそうです。具体的にはどんな活動をしているのか、とても気になります。(maniaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
川崎市内の商店街ごとにオリジナルビールを作り、空き店舗などを活用して提供するというプロジェクト。現在は準備段階で、今後の動きに要注目!
ライター:田中 大輔
ムーンライトにも直撃
このプロジェクトでもうひとつのカギを握るのが、ムーンライト。
お店にうかがい、オーナーの山中貞博さんにもお話を聞いた。
小田急線登戸駅、向ケ丘遊園駅から歩いて行けるムーンライト
平成6年に酒税法が改正されて大手企業以外の醸造が現実的になった際、先述のJMAを立ち上げ、自ら会長となった山中さん。
生産者へのコンサルタント業務なども手掛ける、ビール作りのプロ
ムーンライトがあるのは商店街の外れで、決して人通りの多い場所ではない。
「この場所も3年くらいシャッターが閉まっていた」そうだが、経営は順調で常連客も多いそうだ。
「うまいビールを安く出せれば、お客さんは来てくれる」と胸を張る山中さんは、「川崎をクラフトビール(小規模生産者の造るビール)の街にしたい」と意気込む。
山中さん自身、ビールリーグ構想とは別でシャッター商店街の活性化のための活動もしている。
菅谷さんのアイデアに「できるだけ協力したい」と話す山中さんだが、別のアイデアも持っている。
「ここの醸造設備だと造れる量に限度があるので、参加するところが増えるとパンクしてしまう。それよりも、各商店街に醸造所を造ってメーカーになる方がいい」。
お店のカウンター。奥の扉の向こうが醸造所になっている
そう言われるとハードルは高そうだが、実際にはそんなことはないと山中さん。
3坪ほどの場所と、500万円程度の初期投資があれば醸造は可能なんだそうだ。ビール造り自体も決して難しくないそうで、山中さんは「手を挙げてくれれば、やり方は教えます」。
5種類のビールを試飲させてもらった。口当たりの良いやわらかいビール
菅谷さんも、醸造できるところが増えるのが理想と言うから、プロジェクトを大きくしていくためには、そういったことも必要そうだ。
ビールの街・川崎へ
これまでも「音楽のまち」や「ITの街」として売り出してきた川崎市。
この「川崎商店街ビールリーグ」が本格的に動き出して浸透していけば、「ビールのまち・川崎」が出来上がるかもしれない。
今年度中にモデルケースとしていくつかの商店街でできれば、と話す菅谷さん。
「ドイツのように各商店街で醸造所ができて、ビアライゼ(ビール飲み歩き旅)ができるようなったらいいですね」と夢は広がる。
オリジナルビールがシャッター商店街の救世主となるか、今後の活動に注目だ。
―終わり―
◆商店街ビールリーグ準備室
URL/http://www.bleague.info/
TEL/03-6272-9582(エクスヘッド)
FAX/03-6893-5455
担当/菅谷
◆シャッター商店街活性化セミナー
テーマ/手軽に創業できるクラフトビール
講師/山中貞博(JMA会長)
http://www.nbjapan.co.jp/jma/
日時/2012年10月1日(月)
場所/川崎市多摩区役所 会議室(14時~16時)
ムーンライト(各種ビールの試飲 ~18時)
会費/6000円
問合せ/044-930-1016(JMA)
雲葉 @since1992さん
2012年09月02日 19時44分
「安く」は魅力的ですけど、飲み過ぎには注意したいもの。近ごろ酔っ払いによる事故や犯罪も増えてますし、そういう啓発も並行して行なってほしいと思います。それでもできたてが飲めるとあらばビール好きにはたまりません。