介護や募金など地域貢献活動を積極的に行う川崎市認定アイドルって?
ココがキニナル!
川崎の「アイドル事業」について、詳しく知りたいと思いました/川崎のご当地アイドル「川崎純情小町」の調査をぜひともお願いします(maniaさん/恋はタマネギさん/しんじさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
6名のメンバーが、ライブやイベントのほか、介護ボランティアやチャリティー活動、地元企業の取材などで地域活性化と魅力発信を目指している。
ライター:はまれぽ編集部
川崎の魅力を伝えたい・・・メンバーの思い(つづき)
リーダーの前田沙耶香さんは、休日に川崎の街を散策したり、担当する宮前区の区役所を訪れたりと、街を知るための日頃の苦労を惜しまない努力家だ。
「地元ファンの方の温かさを感じます」と前田さん
アニメや映画などの声優としての活動も行っている前田さんは、誤ったイントネーションが出てしまわないよう、時間を見つけては発音機能付きの電子辞書で発音と発声の練習をしている。
「(正しいと)思い込んでいる単語が一番あぶない」という
「人とのつながりはとても大切。ファンの方はもちろん、スタッフの方や現場の方、地元の方との輪が広がっていければいいなと思っています」
世界を目指す仕掛け人。プロデューサーの狙いとは
プロデュースするのは、株式会社ホワイトウルフの代表取締役社長・前畑剛さん。
高津区に事務所を構えるレコード会社・芸能プロダクションとして、「音楽のまち・川崎」から、地元の魅力を広く伝えたいという思いで「ご当地アイドル」の事業に踏み切った。
プロデュースを手掛ける前畑さん
前畑さん自身も川崎市民。
市外の人には「川崎」という地域のことが知られていないことを実感していたという。
「『川崎』という名前は知っていても、名産品とか、どんな観光スポットや施設やイベントがある、っていうところまで答えられる方は少ないと思うんです。この事業をはじめようとしていた当時、音楽業界ではアイドルブームの真っただ中で、このブームと川崎市の魅力発信をうまく結び付けられないか、と考えて生まれたのが『川崎純情小町☆』でした」
「さまざまな分野で川崎の魅力を伝えたい」
キャラクターやコラボ商品によるPR事業にも力を入れている。
「きまぐれオレンジ☆ロード」などの作品で知られる漫画家・まつもと泉さん監修で、メンバーのキャラクターを作成し、川崎市内の店や企業に限り無料で貸し出している。
「カラオケの鉄人」川崎銀柳街店では、オリジナルドリンクメニューの「小町☆カルピス(500円)」と「小町☆サワー(500円)」を販売。川崎大師近くにある「蕎麦膳はやま」では、2月24日(日)から、豆乳を使った「小町そば~純情風味~(価格未定)」を売り出す。
商品は、メンバーがイベントやSNSを通じてPR。川崎にある企業の活性化につなげる狙いだ。
コラボを通じて企業の活性化を目指す
(C)2012 White Wolf/Hivelinx/Ayako
川崎市も期待を寄せる事業へ
2012(平成24)年、この取り組みは川崎市のイメージアップ事業に認定された。
川崎市市民・こども局の担当者は当初、彼女たちがどういったライブをするのか肌で感じるため、東京・渋谷で行われたイベントに足を運んだ。そこで、「川崎をPRする」という使命感に燃えるメンバーたちの「腹をくくった姿に感動した」という。
「“アイドル”という活動を通じて “音楽の街”としての川崎をPRしてくれているのはもちろん、地元企業の取材を通じて “産業の街”としての川崎のイメージアップにも貢献してくれています。メンバーのみなさんは一人一人がとっても前向きで、社長さんもアイデアマンですから、『次はどんなことをしてくれるんだろう』と、いつも楽しみにしています」と担当者。
公式ホームページには、阿部孝夫市長からのメッセージも掲載されている。実は、メンバーの「担当区」を決めたのは阿部市長。本事業に対する期待の大きさがうかがえる。
取材を終えて
「川崎市内でようやく浸透してきたかな、という実感はあります。基盤ができてきて、これからはさらに全国、そして世界に広めていきたい。『世界の川崎』をテーマに、地元の魅力を伝えていきたいですね」と、前畑さんの野望は広がっていく。
2012年12月に行われたご当地アイドルNo.1決定戦「U.M.U AWARD 2012」では、神奈川県代表として決勝に進出した。その模様は近くDVDで発売される予定だ。前畑さんやスタッフたち、そしてメンバーたちの地道な取り組みが、徐々に花開こうとしている。
川崎の未来は彼女たちにかかっている・・・?
川崎純情小町☆
前田沙耶香(まえだ・さやか):宮前区担当
前田薫里(まえだ・かおり):中原区担当
伊東裕扶子(いとう・ゆうこ):川崎区・幸区担当
伊藤みのり(いとう・みのり):多摩区担当
淺井雅(あさい・みやび):麻生区担当
田中麗子(たなか・れいこ):高津区担当
公式サイト<http://www.kjk-official.com/>
公式ブログ<http://ameblo.jp/kjk-official/>
公式Twitter<https://twitter.com/kjkofficial>
―終わり―
川崎純情小町☆今後のスケジュール
(※時間等は変更になる場合があります)
2月14日(木)「川崎純情バレンタイン」@川崎セルビアンナイト
18:00開場 18:30開演(川崎純情小町☆の出演は20:15頃を予定)
2月16日(土)「ミュージック・ユース・フェスタ」@サンピアンかわさき
13:50開場 14:10開演(川崎純情小町☆の出演は17:45頃を予定)
2月17日(日)「てくのまつり2013」@てくのかわさき
10:00開演(川崎純情小町☆の出演は14:30頃を予定)
sentenさん
2013年02月12日 19時32分
ここまで行政を巻き込んで活動しているご当地アイドルは珍しい。活動内容も介護ボランティアやチャリティまでちゃんと地域貢献しているところが共感出来る。ただ彼女たちの活動によって実際にどれだけの効果や反響があったのかも知りたいところだ。あとはこういった活動は一時的なものではあまり意味がないと思うので、今後も地域の為の貢献活動を継続して欲しい。これからの展開期待しています。
ushinさん
2013年02月12日 01時09分
公式ウェブサイトも見てみた。堀之内商店街(仮称)のお店の宣伝サイトにも負けてない。まあ一応ノーチェンジ(いや悪口じゃないです)ただ「なにそれ?!」とは思わないけど「ナニナニ!」とまで身を乗り出す程でもない。直接見てないんで、良さがまだ解ってません。これが24年度ミス・準ミス川崎とかならば、一年間存分に広報活動に携わって任期満了解散の後腐れは無いだろうけれど、グループだからその後の継続した話題が必要だ。(もしかすると公共団体主催のミスコンへの批判から、形を変えたソレなのかもしれないが)それぞれの区の広報やら福祉活動への参加など、活動にも非の打ちどころなどない・・・けれども、本来それは本職の公務員がきちんとやらないといけないことで、なんか中途半端にキレイどころに嘱託しちゃうのはどうなんだろう?やるなら3年くらい抱え込んで協働する位でないと、公認アイドルなのかイメージガールなのかよくわからない。
恋はタマネギさん
2013年02月11日 23時10分
取材ありがとうございました。前田沙耶香さんは「さあやん」、前田薫里さんは「かおりん」、伊東裕扶子さんは「ゆうちゃん」、伊藤みのりさんは「みーも」、淺井雅さんは「みーにゃん」、田中麗子さんは「れいちぇる」という愛称があるようです。幸区を担当していたメンバーの1人が卒業したために、伊東裕扶子さんが川崎区と幸区を兼任しているようですが、メンバーの追加予定はあるのでしょうか。ひと昔前の川崎は、公害のイメージが強かったですが、そのイメージが全く無くなるように川崎のイメージアップに貢献してください。