横浜駅南口の通路にひっそりとある小さな謎のマンホールの正体は? 一般市民が立ち入り禁止の「消防隊進入口」に突撃!
ココがキニナル!
横浜駅南口の市営地下鉄から相鉄ジョイナスのクイーンズ伊勢丹に抜ける通路の途中に「消防隊進入口」と書かれたマンホールのようなものがある。ここから消防隊が進入するの?(nobaxさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「消防隊進入口」は消火活動やテロなどの毒物災害の除染作業に使用すべく、昭和47年に駅の創業と同時に設置された! 実際に使用されたことはない!
ライター:松宮 史佳
「消防隊進入口」の中を特別公開!
通常、「消防隊進入口」は“職員以外立ち入り禁止”。今回は特別にホーム側から、中を見せていたくことに!
ドアには“職員以外立ち入り禁止”の看板が!
副駅長の宮崎さんに鍵を開けていただき・・・
いよいよ中へ!
進入口内は“数人が入るといっぱいになる”ほどの大きさ。体感温度は「ホームとほぼ同じ」。はしごがあり、上(横浜駅南口の「消防隊進入口」)に続いている。ちなみにはしごは進入口内に「3メートルのものが2つある」そうだ。
慣れた足取りではしごを上る山内さん
「上はどうなってるんだろう・・・」と呟く松宮。すると、安西さんが「(携帯で)撮影しますよ」と言ってくれる。本当にありがたい!
はしごを上り、進入口内を撮影して戻る安西さん。渡された携帯を見てみると・・・
「おお~!」
上の様子が映ってる!!!
このように進入口内には「もう1つはしごがある」のだ!
・・・なんだか“秘密基地”みたい。
安西さん、山内さん、宮崎さんにお礼を言い、ホームから外へ。帰りながら歩いていると、「非常口のサインは床にもあるんですよ」と安西さんが教えてくれる。「え?」と松宮。
ふと床を見ると・・・
「ホントだ!」
今まで非常口のサインが床にあるのを知らなかった! でもなぜ床にあるんだろう・・・?
火災発生時、煙は空気よりも軽くなり、上昇する。そのため、「空気は下に溜まる」そうだ。なので、避難をする際に「腰をかがめても見えるように、床にも非常口のサインがある」と丁寧に説明してくれる安西さん。
床にも非常口のサインがあるとは! 常日頃ぼんやりしている松宮は気づかなかった!
サインにある矢印は「そちらに逃げろ」という意味を示している。ちなみに安西さんはホテルなどに滞在する場合でも「仕事柄、非常口がどこにあるのかいつも確認している」そうだ。
ふと上を見上げると・・・非常口のサインが!
こんなところにもある!
普段は気づかないが、見慣れた風景の中に「消防隊進入口」や床に“非常口のサイン”など、意味のある、大切なものがあると知った。
取材を終えて
横浜駅周辺に行くことが多いが、「消防隊進入口」があるとは知らなかった。また、床に設置された“非常口のサイン”があるというのも今回初めて知った。取材で「消防隊進入口」の中を見せていただき、とても貴重な体験ができたと思う。「もし有事の際は・・・」と考えるきっかけにもなった。
「消防隊進入口」が使用されることがないよう、切に祈る
―終わり―
福三さん
2014年08月20日 20時39分
http://hamarepo.com/story.php?story_id=905自分で書かれた記事を思い出してください!南口はなく、みなみ西口とみなみ東口です。
はまっこさん
2014年08月20日 18時18分
横浜駅に南口なんてあったっけと思ってしまいました.
素人さん
2014年08月20日 11時52分
床に設置された消防隊進入口の裏側までの写真が見たかった!松宮さんの顔も出してほしかった!でも面白かったです。