映画「コクリコ坂から」の高校生限定試写会の様子は?
ココがキニナル!
映画「コクリコ坂から」の横浜の高校生限定試写会はどうだったの?
はまれぽ調査結果!
宮崎吾朗監督の本音トークあり、高校生からのぶっちゃけトークありと試写会会場は大いに盛り上がっていました!!
ライター:桐生 由美子
トークショーで盛り上がったのは、ぶっちゃけトーク炸裂の高校生の感想&質問コーナー
宮崎吾朗さんとドワンゴ会長兼スタジオジブリプロデューサー見習いの川上量生さんのトークショーは、200人の高校生に加え数社の記者も同席した。盛り上がったのは、やはり試写会後の高校生の感想だ。
高校生の感想や質問に、真剣に耳を傾ける吾朗監督と川上さん
高校生の質問コーナーでは、大爆笑する場面も多々
作品を観た感想と監督への質問は?
<女子高生A>
感想:私はファンタジーが好きなんですが、今回は現実的な内容と聞いていてどうなんだろう?と思いながら観ました。でも観終わったときにはとにかく感動!人間味があってリアルな内容がおもしろかったです。また私も妹がいるので、海ちゃんにも共感しました。
質問:今後は入り込みやすいファンタジーにも期待していますが?
監督:震災のような現実を目の前にすると、生半可なファンタジーは作れないかも。またしばらくしたら作りたいですね。
今後の作品について質問されると、表情は真剣に
<男子高生A>
感想:僕の高校は男子が少なくて活気がないんですが、中学の頃は校内が汚くて男子がうるさくて、でも女子が優しい学校だったのを思い出しました。
質問:なんで海っていう名前にしたのですか?
監督:原作が海だったんです。ただ僕の解釈では、海ちゃんは長女なので深さのある人。空ちゃんは二女なので能天気で上を向いて開いているイメージ。陸くんは弟なので、海と空にさらされて削られていく(笑)、というイメージではないかと…。
トークショー終了後は、200人の高校生と一緒に記念撮影
トークショー終了後、監督にサインをもらった高校生の感想
東條歩美さん(左)「今の高校生にはあまりいない、肉食系の男子がいいなと思いました」
佐藤優衣さん(右)「ジブリ作品が大好き。日常の音もリアルに表現されていてよかった」
川中 美侑さん(左)「自分も映画の中に入った気分。水沼くんにエスコートしてほしい!」
中島 まどかさん(右)「ふたりの恋の行方にドキドキ。海ちゃんのように料理もできるようになりたい」
取材を終えて
『コクリコ坂から』は、年代によって見どころが違う。そんな映画だ。
しかし今回の取材で一番印象に残ったのは、トークショー最後に監督がポツリと言った言葉だ。
「何よりも嬉しかったのは、多くの高校生が手を上げて発言してくれたこと。
時代は違っても、映画の中に登場する高校生と同じ気持ちを持っているんだと感じました」。
さぁ、週末は家族そろって映画館へGO!
―終わり―