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あの戦場カメラマン御用達? 横浜橋ミリタリーショップ「マツザキ商店」

ココがキニナル!

横浜橋のマツザキ商店をみてきてください。戦場カメラマンさんもご愛用と聞いたことがあります。(Ichiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

マツザキ商店はテレビでおなじみの「あの人」以外にもプロの戦場カメラマンやミリタリーファッション好きが集まる素敵なお店だった

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ライター:秋山 千花

「5万円」と「1ヶ月」で海外に!



片山さんいわく「店番を始めたころの自分は、パン屋さんに例えるなら“メロンパンってどれ?”というくらいのレベルだった」

しかし、肩肘張らずに来店する客に教えを請うなどして少しずつ知識を習得。ご自身にもそういう経緯があるからこそ「知識のない人にも商品の良さが伝わるように」と、あの「ゆる~いアイテム紹介」を書いているのだそう。

5年が経つころには客から「マツザキ商店」の顔として受け入れられるまでに成長。今では年に数回アメリカに買い付けに行くほど、どっぷりとはまっている。
 


自分で選び、自分で買い付けた商品だからこそ、思い入れもたっぷり
 

「海外買い付け」と聞くと、英語音痴の筆者にとっては神様のごとき行いのようにすら感じるのだが「いやいや、僕もTOEIC200〜300点くらいでしたよ」と「普通の人間」だったそう。

その英語力でいきなり海外買い付けに挑むとは、驚きの行動力だが、「まあ、僕も仕事が浅かったんで、こういう商売をしている人はアメリカに買い付けに行った方いいのかなぁと思って」と、本人は飄々(ひょうひょう)としたもの。

「ひと月先のアメリカ行きのチケットを購入して、5万円持ってNO●Aに行ったんですよ。『ペラペラにしてください』って」。しかし、さすがに「5万円でペラペラ」は無理だったらしく、結局17万円ほどになったそうだが、その暴走っぷりは半端ない。
 


海外買い付けだから見つかるものも多い

 
「僕の買い付けの傾向からなのか、最近ではアメカジ寄りのお客様も増えました」と片山さん。「サバゲー」っぽい、コテコテの迷彩服ばかりではなく、トレーニングで使うTシャツや士官学校の運動部が使うようなスエットなど、カジュアルに着こなせるものも多く買い付けているという。
 


筆者のイメージにはなかった「ミリタリーウェア」
 

ワンポイントアイテムとしてキャップなどを購入する女性客も
 

軍もの故、しっかりとした素材で丈夫にできているのも魅力

 
とにかく、仕入れた本人も正確な数を把握できないほど品数豊富な「マツザキ商店」。軍関係のものなら「なんでも!」あるんじゃないかという品ぞろえ。でも、最初は買い付け先のあてすらなく、ロスで仕事をしていた友人とその上司が見つけてくれたミリタリーショップだけが唯一の足がかりだったという。

そこから、ショップで出会った人に話を聞き、電話帳でショップを探し、少しずつその範囲を広げて商品を仕入れていった結果が今の「マツザキ商店」なのだ。

一度の買い付けで持ち帰る荷物の量はパレット(輸送用の荷台)2つ分ほど。重さにして400kgにもなるというから驚きだ。
 


マニア必見! その世界では有名なフィギュア作家さんの作品(4万5000円)
 

男くさいアイテムだけでなく、かわいいヤツもいます

 


お客さんの反応は?



キニナルお客さんの反応もちょこっと知りたいところ。
 


いましたよ、男前!

 
ウェブ関係の仕事をしているという三好さん。この日は、冬に着回せるアウターを探して来店。「夏くらいから探していた」理想のゴアテックスのアウター(写真・1万4000円)を見つけて大満足といった笑顔。

「マツザキ商店」の魅力について聞くと「何があるか分からないくらいの品ぞろえ」とのコメント。近くに住んでいることもあって「何かあるんじゃないかなぁという感じでふらっときちゃう」と、頻繁に訪れているそう。

価格についても「モノ的にすごくいいから、安い方だと思います」と納得のお買い物。

しかし、いい男のミリタリー姿は様になる。
 


松山氏のミリタリー姿は・・・まあまあだな

 
「マツザキ商店」には、三好さんのようにファッションとしてミリタリーアイテムを取り入れる若い世代だけでなく、年代物のアイテムに懐かしさを覚えるお父さん世代も訪れる。
 


現役時代は大手重工メーカーにお勤めだったという北條さん
 

この日の探し物は、革ジャンに付けるワッペン(1枚500円)

 
商品を見ながら北條さんの口から語られるのは、座間基地の話や自衛隊訓練の話。「ホンモノ」を知る北條さんにとっても、「彼(片山さん)も、ときどき新しいアイテムを仕入れてくるからね」と野毛の自宅から足しげく通うキニナル店のよう。

「ホンモノ」と言えば・・・!?
片山さんに夢中ですっかり忘れていた今回の「キニナル」。
 


戦場カメラマンさんはホントに来てるんですか?

 
すると「“あの方”に限らず、そういう仕事をしているという方は数名いらっしゃいますよ」と片山さん。そのわけは、戦場カメラマンさんたちは、戦車に乗る際にヘルメットやベストを自前で用意するからなんだとか。

「ホンモノ」を扱う「マツザキ商店」だからこそ、実際に戦場を訪れる戦場カメラマンさんにも親しまれているのだろう。
 


ケブラー繊維を使用しているというベストはかなり重い!

 
「マツザキ商店」を訪れ、実際に商品に触れて筆者が感じたのは、その確かな品質とレプリカでないホンモノだからこその風合い。
鋼鉄の5倍の強度を持つとされるケブラー繊維のベストはなかなか使う機会がなさそうだが、Tシャツやポーチなどは、男女を問わずオシャレアイテムとして活躍しそう。

「マニアック」?
いやいや、まったくそんなことはなし!

親しみやすさと個性があふれる、魅力的な「マツザキ商店」。
宝の山を発掘すれば、きっとお気に入りの一品が見つかるに違いない。
 


女性のお客さんもぜひ!

 


取材を終えて



広さ12坪ほどの「マツザキ商店」。目下の悩みは「仕入れた商品が店頭に並べきれない」ことで、置ききれない商品は倉庫で保管されているのだとか。
それでも、次回の買付け予定を聞くと「すでに1月のアメリカ行きのチケットを購入済み」と買い付けの手を緩める予定はなし。

「ほかの店にはないものが『マツザキ商店』に行けば見つかるとお客様に喜んでもらえるのが嬉しい」と語る片山さん。「できれば、もう少し店舗を広げたい」というのが今後の抱負。

「ミリタリー雑貨を置いて、カフェスペースみたいなものも作りたい」と、新たな展開も視野にあるよう。

「カフェをオープンした時にお店で出そうと、パン教室に通い始めるんですよ!」と楽しそうに笑う片山さん。
気負わず、マイペースに、楽しみながら・・・。

NO●Aから海外に挑んだあの日のように、きっとパン教室から癒しのミリタリーカフェスペースを実現するに違いない。

筆者、キニナル片山さんの今後の活躍に大いに期待したい。


―終わり―
 
マツザキ商店
所在地/横浜市南区浦舟町1-1
電話/045-231-8382
営業時間/10:30~19:30(平日)、13:30~18:30(日・祝)
定休日/不定休(HPで随時更新)
 

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  • マツザキ商店 片山良太郎と申します。暖かな記事ありがとうございます。読んで下さったみなさまも本当にありがとうございます。店舗を本牧方面へ引っ越ししてしまいましたので記事の住所にお店はなくなりました。ご迷惑を掛けてはいけないと思いまして記載させて頂きました。取り急ぎの報告でした。今後ともよろしくお願いいたします。

  • 横濱にミリタリーショップあったとは? 昔はアメ横、横須賀どぶ板、に行きましたが? あとは米軍基地解放の日に基地内で。 

  • 全部古着なのかな?新品なのかな?

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