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幻となってしまった!? 横浜の水を使った「地サイダー」オリツルサイダーについて教えて!

ココがキニナル!

折り鶴サイダーはどこに行ったの?横浜の地サイダーですが、中区の本店がいつの間にか駐車場になってました。(駅馬車さんのキニナル)   

はまれぽ調査結果!

駐車場は本社とは別の場所で、本社は変わらず営業中。昨年市内に工場を新設し、横浜の水を使って横浜で製造する、本当の横浜地サイダーになった。

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ライター:篠田 康弘

オリツルサイダーの新たな挑戦



新工場の開設に合わせて、横浜の水を使用した炭酸水、ジンジャーエール、トニックウォーターの製造も新たに開始した。
 


左から炭酸水、ジンジャーエール、トニックウォーター


横浜には多くのバーがあり、炭酸水、ジンジャーエール、トニックウォーターが大量に消費されているが、そのほとんどは関西の飲料メーカーが製造したものだそうだ。

バー発祥の地、横浜で、近代水道発祥の地横浜の水で作った炭酸水を使った、横浜ならではのカクテルを作ってほしい」
このような思いを胸に、坪井社長は試行錯誤を繰り返しながら、昨年11月に横浜の水で作った炭酸水を完成させた。

店舗への直売で小回りがきき、お客様のニーズに細かく対応できるという同社の特徴を生かし、オリツルサイダーの炭酸水、ジンジャーエール、トニックウォーターは、現在吉田町のバーズ・ストリートを中心とした約200のお店と取引しているそうだ。

なおこれらの商品は、世界カクテルコンペティションで優勝した経験を持つ、吉田町のバー「Noble」の山田高史さんが監修している。
 


吉田町のバー「Noble」


Nobleでは、オリツルサイダーの炭酸水を使ったカクテルを提供しているそうだ。
どんな味がするのだろう? 坪井食品の取材が終わったら、足を運んで飲んでみよう。



オリツルサイダーの新商品、恵方巻サイダー



話を坪井食品に戻そう。

坪井社長にお話を伺った後に、新工場のオリツルサイダー製造ラインを見学させてもらった。
 


こちらの機械でびんを洗浄し
 

洗浄したびんに、中央の筒型の機械でサイダーを充てん
 

こちらの機械でスクリューキャップを取り付け
 

こちらの機械を使って、ごみが入っていないか目で見て確認
 

こちらの機械で高温の蒸気を当てて中身を殺菌し
 

ラベルをつけ、箱に詰めて作業は終了


見事な製造ラインだが、何やら見たことのない商品が箱に入っている。気になって坪井社長に確認したところ、驚くような発言が飛び出した。

「あれ、うちの新商品なんですよ」

私たちが目にしていたのは、取材当日から生産を開始した新商品「恵方巻サイダー」だったのだ。はまれぽが全国初公開である。
 



オリツルサイダーの新商品、恵方巻サイダー
 

箱を開けると、恵方巻をプリントしたびんが並んでいる
 

取り出して手に持つと、ちょうど恵方巻を持っている格好になる


「恵方を向いて、かぶりつくように飲んでほしいですね」と坪井社長は話されていた。

ピーチ味の恵方巻サイダーは神奈川、東京、千葉、埼玉のスリーエフで1月23日から2月3日までの期間限定で販売されるそうだ。

また神奈川、東京、千葉、埼玉のスリーエフでは、先に紹介した炭酸水、ジンジャーエール、トニックウォーターが2月初旬から、通常のオリツルサイダーが2月下旬から発売されるそうだ。

どちらも見かけたら、ぜひ飲んでみてほしい。

最後に坪井社長に、今後の抱負を伺ってみたところ「吉田町、野毛、中華街、元町といった横浜の街で、横浜の炭酸水を使った、横浜ならではのカクテルを多くの人に飲んでもらいたいですね。例えば透明なジンジャーエールを使った透明なモスコミュール専用のグラスを作って、横浜に来ればほかには無いモスコミュールが飲めることをアピールするといったような活動をしていきたいです」と答えてくれた。

横浜を愛する坪井社長ならではの、何とも心強いお言葉だ。オリツルサイダーの今後に期待しよう。
 


坪井食品の皆さん、取材にご協力いただきありがとうございました




横浜の炭酸水で作ったカクテルの味



坪井食品への取材後、筆者はバー「Noble」にお邪魔して、オリツルサイダーの炭酸水を監修した山田高史さんにお話を伺ってきた。
 


吉田町のバー「Noble」のバーテンダー、山田高史さん


山田さんと坪井社長は以前から面識があり、新たに炭酸水を製造するにあたってバーテンダーの意見を伺いたいという坪井社長の依頼を受け、昨年6月から監修を担当することになったそうだ。

監修する際に注意した点について伺ったところ「まずはウイスキーとのなじみのよさですね。軟水の方がウイスキーとのなじみがいいんです。もうひとつは炭酸のガス圧ですね。高すぎるとウイスキーの味を殺してしまいますし、低すぎると泡がすぐ抜けて味が落ちてしまうので、高すぎず低すぎず、15分程度は発泡が続くようにお願いしました」と話してくれた。
 


筆者のインタビューに応える山田さん


これらの希望に応えるために、坪井社長は水をろ過する方法を変えたり、炭酸の配合割合を調整するなどの工夫を行ってくれたそうだ。半年間で10回以上の試飲を重ね、ついに2014(平成26)年11月に納得のいく炭酸水が完成し、お店での提供を開始したそうだ。
 


Nobleで提供されている、オリツルサイダーの炭酸水を使ったハイボール(900円)


オリツルサイダーを使ったハイボールを飲ませてもらったが、泡が細かく、口当たりが非常によかった。柔らかい飲みごごちで、一口飲むたびに味が広がっていくのを感じた。

世界中の人を受け入れてきた港町横浜には、どんな人でも受け止める柔らかさがある。オリツルサイダーを使ったハイボールを飲んだ時に感じた柔らかさこそが、ほかの街にはない「横浜ならではの味」なのだろう。



取材を終えて



最初にキニナルを見たときは不安を感じたが、坪井社長の話を聞いていくうちにそんな気持ちは吹き飛んでしまった。正真正銘の横浜地サイダーとなり、バリエーションも増えたオリツルサイダー、さまざななお店で楽しめるようなので、見かけたらぜひ飲んでみてほしい。


―終わり―
 

坪井食品株式会社HP
http://www.orituru-cider.jp/index.html
 

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コメントする
  • いま、WBSでやってます

  • 恵方巻きサイダーを探しているのですが、保土ヶ谷駅の2店舗には置いていないようです。残念だぁ。

  • ホームページTOPのアメリカンな感じとラベルがオシャレですね!ステッカーとかキーホルダーないのかな?

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