のどかな相鉄いずみ野線沿線が「食のテーマパーク」になるってホント? 「アノ名店」にも突撃!
ココがキニナル!
「相鉄いずみ野線沿線を食のテーマパークにする」との記事が。第一弾は弥生台にミクニのシェフがフレンチを開店するそうです。フレンチ以降も続々と予定しているようです。(takechanさん)
はまれぽ調査結果!
相鉄沿線名店プロジェクト第1号店「pétale de Sakura」が2014年12月相鉄いずみ野線弥生台駅前にオープン、今後の出店は交渉中
ライター:大和田 敏子
本格フレンチ「pétale de Sakura(ペタル ドゥ サクラ)」
「pétale de Sakura」がある相鉄線いずみ野線弥生台駅に着くと・・・
ホームからも・・・
改札の向かいにある窓からも桜を眺めることができた!
南口を出て、右に曲がるとすぐ・・・
「pétale de Sakura」が見える
シンプルだが、センスのいい外観
南青山にでもありそうなお店なのだが、周囲の風景に違和感なく溶け込んでいるような気もして不思議だ。
店先に飾られた野菜や食材の花
本格的フレンチの店とあって、ちょっと緊張して取材にのぞんだのだが、店先の温かみのある雰囲気に和み、店内へ。
落ち着いて広々とした店内。窓からは桜が見える
わ~、素敵! この空間にいるだけで、優雅で幸せな気分になってくる。
この「pétale de Sakura」のオーナーシェフは・・・
難波秀行(なんば・ひでゆき)さん
難波さんの経歴を伺い、正直、驚いた。
難波さんは広島、東京、フランスのさまざまな有名レストランで経験を積んできた。TV番組「料理の鉄人」にフレンチの鉄人として出演したことでも知られる、坂井宏行氏がオーナーシェフを務める「ラ・ロシェル南青山」で石井義昭シェフに師事。その後再び渡仏。
パリの3つ星レストランで部門シェフを務めている時、三國清三(みくに・きよみ)シェフに認められ、2009(平成21)年に帰国し「ミクニヨコハマ」の支配人兼料理長を4年間務めていらしたという。
本格フレンチレストランの気品がある
華々しい経歴を持つ難波さんが、失礼ながらなぜ相鉄線弥生台で店を持つことに? と疑問がわいてくるのだが・・・。
実は、難波さんは「ミクニヨコハマ」時代から「実際に畑で野菜を見て仕込みをしたい」という思いがあり、近隣の農家の方とお付き合いをしていたという。
「料理のインスピレーションは畑。豊かな自然や作物、農家の方とのコミュニケーションが、創作のヒントになります」と難波さん。
難波さんと農家の方との2ショット
生産者としての熱意に触れ、自分の店を持つことを考えた時、彼らの作った食材を使って料理をしたいと考えるようになった。相鉄沿線の農家さんも多かったそうで「相鉄沿線名店プロジェクト」の話があった時は、縁を感じたという。
店内には、美味しそうなトマトや・・・
ダイコンやルッコラなどの野菜の花もさりげなく飾られる
難波さんは「横浜市を全国に誇れる『地産地消』の代表都市に」と掲げる、食にこだわりを持つ料理人や地元の生産者から成る団体「濱の料理人」の副代表でもあり、講演・料理教室などで食育の活動も行っているという。
メニューには食材の生産者も明記されている
地元食材への難波さんの思いと、料理に対する深い愛情が伝わってくる。
続いて店のコンセプトについて、もう少し詳しく話を伺った。