ジャンボチャーシュー麺を実食！（つづき）
　

いざ、スタート！
　

いただきます！

　
歯触りの良い細麺は勢い良くツルツルと入っていく。「細いのにたしかにコシがある！」と小島。
　

麺がしっかりしている
　

「スープも濃すぎず飲みやすい」

　
ラーメンに使っている鶏ガラの出汁は、臭みがなくスッキリ。透明度が高い。
　

出汁は澄んだ色
　

定食などにつくスープはちょうど良い塩加減とコク
　

まだ余裕の小島

　
細麺はスープの持ち上がりが良く、麺とバランス良く減っていく。10分経過で2玉くらい胃袋に入れただろうか。徐々に箸を運ぶスピードが落ちていく。
　

美味しいけど胃がパンパン
　

15分経過し、麺の残りはわずか

　
「どうですかぁ」と陳さんに声をかけられ、麺をすすりながら大きくうなずく小島。「美味しいので食べ切れるそうです！」と筆者が通訳。
　

地味にそして確実に減っていく。ラストスパート！

　
これは、制限時間内に食べ切れそうだ。ひと息大きく吐いてから、最後の麺をすくい上げ、飲み込む。
　

ごちそうさまでした！
　

18分8秒でフィニッシュ！

　
リアクションが薄く、何もおもしろいことは起きなかったが、18分でしっかり完食！

「美味しかったです。ごちそうさまでした」と涙目で陳さんにお礼をいう。
「量のパフォーマンスだけでなく、ちゃんと美味しいから食べられたのだと思います。最後の方も麺がほとんど伸びていなかったので、食べやすかった」と小島。

大盛りをウリにして営業しているわけでもなく、確かな味でボリュームがあるというサービスメニューなのでお得としかいいようがない。

サービス品のほかにもオリジナルメニューが豊富なのも特徴だ。
　

ごはんものもおすすめ

　
焼き餃子（6個450円）の皮も自家製で、店で手包みしている。
　

餃子専用のフライパンで焼く

　
ぎっしり詰まったあんは肉汁がたっぷりで、野菜はキャベツではなく白菜を使っている。「とくに冬場は白菜の甘味が強く、美味しいですよ」と陳さん。
あんの旨みを肉厚のもっちりとした皮が包んでいた。「タレがいらない餃子」とうたっているように、しっかりとした味付けでビールにも合いそうだ。
　

皮がパリパリ、もちもち
　

白菜の甘味と肉汁の黄金のコラボレーション

　
おつまみの一品料理も豊富。「ザーサイと砂肝（500円）」は、自家製ザーサイと砂肝をニンニクとあえた香り高いオリジナルメニュー。煮てから冷ました砂肝はプルンとした弾力があり、タンに近いような食感だった。絶妙な組み合わせに箸が止まらない。こちらは持ち帰りもできる。
　

ラー油とニンニクの風味がたまらない

　
ほかにも自家製みその「みそラーメン（650円）」や、創業当時から愛されている「五目焼きそば両面焼き（700円）」なども人気。「焼きそばはファンが多くて40年間ずっと食べ続けている常連さんもいます」

お父様の代からの常連さんが変わらずきてくれるのは、味とあたたかい店の雰囲気が変わらないからだろう。
上海亭はジャンボチャーシューメンだけではない、魅力の詰まった店であった。
　

一品料理も種類豊富

　

取材を終えて

「横須賀もチェーン店が増えた」と陳さんがいっていたが、オリジナルのメニューやサービスで個人店の強みを生かす努力が感じられた。

陳さんは「ヨコスカダウンタウンクラブ」という横須賀中央の若手グループが中心となり街を活性化させるプロジェクトの代表理事を務めている。「イベント活動や個人店ががんばって、横須賀の街を盛り上げたい」とのこと。興味を持った方は店に足を運んで、横須賀中央散策も楽しんでもらえればと思う。


―終わりー
　

上海亭　横須賀中央店
住所／横須賀市若松町1-4
電話／046-823-2316
営業時間／11時00分～21時00分
定休日／火曜日