検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • お得な【特典】付き♪お店特集!期間限定特典を今すぐGET!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

みなとみらい2丁目はどこにどんな人が住んでいるの?【後編】

ココがキニナル!

ランドマークのあるみなとみらい2丁目の人口が、今年の6月、0人から11人になったけど、どこにどんな人が住んでるの?マンション群があるのは4-5丁目だし…(まつどんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

居住施設はないので、実際には人は住んでいない“はず”。だが、住民票を置ける可能性を探ると日本丸メモリアルパークが浮上!

  • LINE
  • はてな

ライター:吉岡 まちこ

時間が止まったようなタワー棟 (つづき)

これらのビルを所有しているのは港湾局だ。
C棟の1階はトイレ。D棟の1階はシーカヤック関係の事務所兼物置のような感じ。
展望棟だから、2階から上は、遠足で小学生がお弁当を食べる場所に使われたりなどしている。
誰でも階段で中に入れる。警備員はいるがなんと夜中でも入れるらしい。

 

D棟の中は全部らせん階段、C棟はただの階段になっている。かなり寂しい空間


それに対して、橋を渡って陸側のタワー。A、B棟は別々の棟だが、どちらも中は入れなくなっている。
所有は港湾局だが、日本丸メモリアルパークとその関連事業体が指定管理者になっている。
 


これが陸側のA・B棟。中には入れない


写真手前、インターコンチネンタル寄りのB棟は、横浜博当時は飲食店で、今は日本丸メモリアルパークが主催する子ども向けの海のイベント「海洋教室」の着替えの場になっているという。
 


B棟の1階、ガラス張りの中はこんな感じに殺風景
 

A棟も立ち入り禁止。6階建てに見えるビルの入口はここだけ


A棟の1階は開かず、使われている気配はない。
中にある「給水管理適合施設 横浜市」というステッカーは、単に水道施設があるという意味らしい。

中をのぞくと中二階にエレベーターホールが。フロアー表示に目を凝らして見ると4階までしかない。しかも地下への階段もあるようだ。
 


A棟の外観は6階建てだが、エレベーターは4階まで。中の構造は意外と複雑そうだ


実は古い地図で、とあるNPOと2つの事務所がこのA棟にあったことを知った。
港湾局によると、そのうち1事務所が今もA棟の4、5階部分を期限付きで借りているそうだ。
「3階がトイレなので3階もとなりますが…。実質的には利用されたことはありません」
賃料を払っているのに、名前だけ置くだけで一度も使ったことはない団体ということか。
 


今はカラっぽのビルだが、2006年の地図では利用者がいる


2つの事務所は、ネットで検索しても何も情報は出てこなかった。
が、NPO団体は、主に子どもを対象にシーカヤックやレスキューの指導をしていたことがわかった。
今、日本丸の関係が開いているシーカヤック教室とはまったく別のものだ。

平成22年(2010年)3月まで書類上は借りられていたらしいが、指定管理者の日本丸は、何も知らないと電話口で突っぱねる。
今、このNPOのHPを見ると、自動的に化粧品販売のサイトに飛んでしまう。
 


今は無人のA、B棟にはテレビのアンテナがある。それが住んでいた証明にはならないが…


このNPOの活動が色々なサイトに盛んに載っているのは2003年(平成15年)~2008年(平成20年)。一時期は会員数が300名。運営スタッフだけでも100名を超えていたようだ。
郵便局の配達担当の方が不思議なことを言っていた。「数年前、ある日突然カラになっていました。転送届けもなかったのでしばらくは配達していましたけれど…」

前編で調べた平成10年からの人口の推移と重なる点はないだろうか。
 


みなとみらい2丁目の人口(「横浜市統計ポータルサイト 西区町別世帯と人口」より作成)


住所がありながら6階まで空間だけの建物、一夜で抜け殻になった部屋、そして今も借りられていながらカラっぽの事務所。
何も断定はできないが、どこにでも住所を置け、それが誰にもとがめられないなら、こんなひっそりとしたかっこうの場所は他にないかもしれない。



取材を終えて

今回の取材はいきなり、住民票がいかに形骸化したものかを思い知らされ、それなら最初から住人がゴーストだろうと予想がついてしまった。
でもそれでは取材にならないし、一時期の狂乱的な人口の伸びには何か理由があるだろうと想像したが、個人情報の壁に阻まれ、本当のことは結局聞き出せなかった。

ただ、わかったことは、実際に住んでいない場所を住所にしている人がこれだけいるという事実。そしてそれは生きていく上でそれほど支障がないのだという現実。
「人口」というものはもっと確固なものだと思っていたが、住民票のからくりが生んだ幻の住人が、どうやらそこには含まれているものだと知った。


― 終わり ―
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする

おすすめ記事

桜木町から信号なしでどこまでいける?

老舗不動産店ならではの実績と信頼。相続した物件、管理に迷ったら、ぜひ相談したい「クローバーライフ」

  • PR

クイーンズスクエア横浜のパブリックアートが造られた理由とは?

相続問題に悩むはまれぽ編集部が、新横浜の「税理士法人小林会計事務所」で相談に乗ってもらった

  • PR

鎌倉の市境にある大船駅笠間口の再開発事業の進捗は?

マークされたら言い逃れはほぼ不可能! 全国屈指の総合探偵社「ガルエージェンシー横浜駅前」

  • PR

【編集部厳選】70回目の終戦記念日。今、忘れてはいけない戦争の記憶

企業のヒトにまつわる問題解決を担い、企業の長期発展とともに笑顔をもたらす「横山社会保険労務士事務所」

  • PR

こんな記事も読まれてます

パーソナルカラー診断で美女の顔が七変化! 仮病やデートに使える色を徹底検証!

中区花咲町、西区花咲町。なぜ分かれているの?

みなとみらいのクイーンズタワーAの屋上から出ている煙の正体は?

グリーンラインの流れる照明はなぜ使われないの?

羽沢横浜国大駅開業、相鉄・JR直通運転開始記念イベント「ハザコクフェスタ」をレポート

いまだに取り壊されない横浜~桜木町間旧東横線跡、旧高島町駅周辺に生い茂る謎の植物の正体は?

ブルーラインとグリーンライン、駅名の文字表記が違う理由は?

鎌倉の市境にある大船駅笠間口の再開発事業の進捗は?

新着記事