「極悪同盟」も登場! 地域密着型プロレス「三浦プロレス」が立ち上がった経緯とは?
ココがキニナル!
地域密着型のプロレス団体「三浦プロレス」が近々旗揚げされます。密着取材お願いします。(山下公園のカモメさん)
はまれぽ調査結果!
三浦プロレスは、三浦市の歴史や特産品をモチーフにしたキャラクターのプロレスラーが大活躍する地域密着型の楽しいプロレスだった
ライター:やまだ ひさえ
三浦プロレスを堪能
三浦プロレスは、2017(平成29)年8月15日、三崎・城ヶ島夏まつり当日に、三崎の花暮(はなぐれ)岸壁で開催された。

釣りスポットとしても人気の花暮岸壁
普段は太公望でにぎわう花暮岸壁に、プロレスの特設リングが設けられた。

まつり2日目となる試合当日はあいにくの天候だった
午後2時の開始予定を1時間繰り下げ、天候の回復を期待したのだが・・・

開始前に雨が降り出した

リングも水浸しだ

雨の中でも客足は衰えない

受付では三浦プロレスのグッズも販売
三浦プロレスの母体である沼津プロレスは「プロレスと音楽の融合」を目指して旗揚げした団体。2回目となる今回の三浦プロレスでも試合前にミニコンサートが行われた。

「THE HONMAGUROCK」によるコンサート

雨の中で熱演
コンサートが終わり、いよいよ試合開始だ。まず、出場するレスラーたちが全員登場、紹介が行われた。

全選手登場

熱い声援を送るファン
いよいよ第1試合の開始。「ユーシン・サンダー・ミウラー」に対するのは、三浦プロレス2017で初登場した「アブラBOSE KID」。

現代に甦った三浦一族のヒーロー「ユーシン・サンダー・ミウラー」

カサゴ目ギンダラ科の高級魚、アブラボウズの化身「アブラBOSE KID」
ちなみに、アブラボウズ自体は三浦半島近海の水深400メートル辺りの岩場に生息しているそう。

ユーシン・サンダー・ミウラー優勢で試合が進むが

アブラBOSE KIDも反撃

最後は「ユーシントルネード」で決まった
第2試合はミックスドタッグマッチ。「ファミマ・ドラゴン」・「ウミウミーン」組と「みうらどん」・「プリンセス小桜」組の対決。

左からプリンセス小桜、ファミマ・ドラゴン、みうらどん、ウミウミーン
ウミウミーンも第2回から登場した女子レスラー。県指定天候記念物であり三浦市の鳥に指定されている「海鵜(ウミウ)」の化身。城ヶ島にある「ウミウ展望台」からやってきた。

みうらどんの大技が決まるか

プリンセス小桜、苦戦

最後は「縁結びアタック」でプリンセス小桜が試合を決めた

全身で勝利の喜び
第3試合はセミファイナル、第2回大会の目玉のひとつ、1980年代に全日本女子プロレスで活躍した「極悪同盟」のダンプ松本が登場するスペシャルシングルマッチだ。

熱狂的なファンがリングサイド席を占めていた

迫力満点のダンプ松本

対するは、こちらも初登場のミカンガリアン
ミカンガリアンは、温暖な三浦半島で太陽の光りをたっぷり浴びて育ったミカンの化身。元気ハツラツが取り柄の女子レスラーだけあって、強敵相手に闘志をみなぎらせている。

竹刀を持ってのリングイン。当時の迫力そのまま

大ベテランに技が決められないミカンガリアン

竹刀が十二分に威力を発揮
最後は用意していた一斗缶で勝利を決めた。
第4試合は今回のメインイベント、「ザ・本マグロック」・「遊ヶ崎マッスル」vs「メバチ金太郎」・「スイカーマンX」のタッグマッチだ。

三浦プロレス初登場の「メバチ金太郎」
メバチ金太郎はメバチマグロの化身で力持ち。三浦市内の水産会社がスポンサーだ。

三浦プロレスのヒーロー登場に会場も盛り上がる

ファイティングポーズも決まった

左から遊ヶ崎マッスル、ザ・本マグロック、スイカーマンX、メバチ金太郎

初対戦の組み合わせだ

危うしザ・本マグロック
しかし、最後はザ・本マグロックが「カマトロボンバー」で決めた。

お見事、ザ・本マグロック
最後の試合は、三浦プロレス全選手、9名が参加してのバトルロイヤル。

技と作戦が勝利のカギとなるバトルロイヤル

負けた選手から退場していく
バトルロイヤル、見事、優勝したのは「マグロチョークスラム」を決めたメバチ金太郎。三浦プロレスでの初勝利だ。

メインイベントの雪辱を果たしての勝利に歓喜
三浦プロレス2017は、雨の影響を受け当日券の売れ行きが伸び悩んだとのことだ。「観客動員数を増やすことが今後の課題です」と矢口さん。
それでも時折、雨が激しさを増す中で、2時間近くにわたって繰り広げられた熱戦。闘った選手のファイトもだが、何より観客の楽しそうな顔が印象的だった。

誰もが熱戦を楽しんでいた
三浦プロレスは三崎・城ヶ島夏まつりのメインイベントだが、祭り自体は試合終了後も続く。雨のため打ち上げが危ぶまれていた花火だが、見事に大輪の花を夜空に咲かせた。

夏まつりを締めくくる花火
取材を終えて
正直、三崎でプロレスをやっても人が集まらないのではないかという懸念があった。しかし、会場には多くの人がつめかけ、熱気に満ちていた。
三浦プロレスが確固たる地位を築き、街のさらなる発展の起爆剤になってくれることを願ってやまない。
―終わりー
三浦プロレス
HP:http://miurapro.com/
沼津プロレス
HP:http://numapro.com/





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