みなとみらいレポート・世界への玄関口、海沿いに作られる新施設とは!?
ココがキニナル!
完成に近づいていくみなとみらい21。どんな街になっていくのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
パシフィコ横に「未来型」ホテル!
続いて、客船ターミナルの予定地から視界を巡らせると、パシフィコ横浜の独特の形を見ることができる。
なかなか珍しい角度
今度はこのパシフィコ横浜の裏手を目指していこう。まずは先程の「サークルウォーク」まで戻り、臨港パーク方面に曲がる。
JICA横浜国際センターを右折し
カップヌードルミュージアムの前を通過
国際橋を渡れば・・・
パシフィコ横浜に到着
その裏手の(2)に建設予定地がある
この場所に建設予定の施設は、「20街区MICE(マイス)施設」。2020年に完成する予定で、2017(平成29)年8月から工事が始まっている。
この場所にできるのは・・・
国内最大級、6337平方メートルの多目的ホール!
MICEとは、国際会議や展示会などで、海外から多くの人が訪れる「ビジネスイベント」の通称。多くの出店者・参加者が訪れることから、周辺の施設や観光地への波及効果が大きく、国も積極的にMICE誘致を進めているのだ。
パシフィコ横浜の機能を拡大する大ホールや展示場にも注目が集まるが、この施設のもう一つの目玉が併設するホテル。これがなんともゴージャスな作り!
未来の建物!?
このホテルは、一般向けのラグジュアリーホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」と、会員制ホテル「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」に分かれている。
「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」はハワイの名門ホテルで、今回日本へ初進出。一番安い部屋で一泊10万円程度の料金になるというから、なんともラグジュアリー。
一方、会員制ホテルは全室スイートで、会員権価格は、1000万円(ベイスイート年間 12 泊タイプ・消費税別)から。まさに「超高級ホテル」だ。
独特の形の建物が作られる
建物完成後は、この交通標識も書き足される
こうした高級ホテルは、世界中で誘致合戦が起きているMICEを呼び込むための強力な武器にもなる。
また、MICEと切っても切れない関係にあるのが、国内外の会場と差別化を図るための「ユニークベニュー(unique venue)」という考え方。これは歴史的な建造物、文化施設や公的空間などで会議・レセプションを開催し、特別感や地域特性を演出すること。
多様な文化が横浜の魅力
シンガポールなどでは、高級ホテルやカジノ施設を誘致の材料にして世界で一位のMICE都市になっているという。
横浜中華街や、日本丸・氷川丸などの船舶のほか、歴史的な観光スポットも近いみなとみらいは、そんな海外に負けない多くのアピールポイントを持っている。国際会議場などにできる超高級ホテルも、みなとみらいで会議を呼び寄せるための材料になりえるのだ。
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