みなとみらいレポート・世界への玄関口、海沿いに作られる新施設とは!?
ココがキニナル!
完成に近づいていくみなとみらい21。どんな街になっていくのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
災害対応への意識も
そんなMICE施設の建設予定地を取材した際、山内ふ頭方面を振り返ると「余った土地」があることに気付いた。
海沿いにまだまだ土地がある!(臨港パーク北側)
どうやら観光バスなどが駐車するスペースになっているようだが、ここにも何か建設の予定があるのだろうか?
この場所について、横浜市都市整備局都心再生部の白井正和(しらい・まさかず)みなとみらい21推進課長に話を聞いた。
みなとみらいのまちづくりを進めるのが役割
「MICE施設予定地の北側の土地には、何か建設する予定はありません。21街区は『耐震バース』という施設で、いわば災害時の船着き場ですね」と白井課長。
確かに小型船が係留する場所もある
大規模災害が起きた際、鉄道や道路が使えなくなれば、みなとみらいが「陸の孤島」となってしまう。そんな時に、この船着き場が物資や人を運ぶための拠点になるのだ。
震災時も、耐震バースから船が出入りできる
実は、先ほどの「客船ターミナル」や「MICE施設」といった海沿いの施設でも、災害時の対応は重要なテーマになっている。
客船ターミナルでは、災害時に海から緊急物資の受け入れ、地域の災害対応拠点となる機能を持っている。
大型施設であるパシフィコ横浜も、全施設が津波からの避難施設になるほか、帰宅困難者の一時滞在施設(国立大ホール)、予備的物流拠点(展示ホール)などの機能を担う。大規模な貯水タンクを持つため、断水時の水供給を行うという協定も市と結んでいるのだ。
周辺に住む人、働く人にとっても重要な施設
今回紹介した(1)(2)周辺エリアには、高さよりも広さを意識した建物が多かった
取材を終えて
横浜・みなとみらいの海からの玄関口となる臨海部。海外に開けたこの場所は、多くの人を呼び寄せる拠点であるとともに、みなとみらいに住む人、訪れる人にとって重要な生命線でもあった。
次回はさらに陸側に足を進めてみよう。こちらでは海沿いに比べて、高さのある建物が建設中。けれど、同時に空き地のような場所も・・・? そんな「新高島駅」周辺の土地活用方針や今後の予定を探っていく。
―終わり-
幸人さん
2017年12月22日 00時38分
楽しみなシリーズです。さらに中心部側の開発紹介も期待しています! (コメントで指摘されている新高島駅周辺やKENのアリーナ開発は次回以降だと思いますよ。北仲の開発は別の機会でいいかなと思います)
Nicksさん
2017年12月21日 22時16分
新高島町駅を中心に今多くのオフィスビル建設、企業集積、大学校舎の進出が目白押しです。それらをわかりやすく丁寧に取り上げてもよかったと思います。みなとみらいは多くのドラマや映画の舞台にもなり、ここで働きたい、起業したい、といった夢やステータスを生み出しつつあります。企業の経営層でもみなとみらいに事業所を移したいと考える人達は多いことでしょう。企業の進出意欲やオフィス需要は1989年からの数年間のバブル期にも匹敵しています。東京都区部の再開発事業も出尽くし感があるので、魅了あるオフィス供給を進めれば、もっと企業の進出意欲は高まるでしょう。横浜市内の昼夜間人口比改善の要の場所ですから、魅力あるオフィス供給と企業誘致を官民一体ですすめてほしいものです。
INUさん
2017年12月20日 22時51分
人が増えるんだから道を広くしてほしい。そして暴走族を徹底的に取り締まれよ。