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まるで動物園? 車内がぬいぐるみでいっぱいのバスが走ってるって本当?

ココがキニナル!

通勤帰りに臨港バスに乗車しましたが、乗ってびっくり、つり革の上や座席のすきま、至るところに動物のぬいぐるみがいっぱい。バスの中が動物園でした。ぜひ取材をお願いします。(マルタさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

創立80周年を記念し、夢見ヶ崎動物公園を応援するためにバスにぬいぐるみを飾った。2018年11月まで運行するが、期間延長の可能性もある。

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ライター:はまれぽ編集部

80周年記念と動物園の応援


 
車内が動物のぬいぐるみでいっぱいの特別な臨港バス。1台しかないというこのバスについて、さらに担当者にお話を伺った。

誕生のきっかけは、臨港バスが2017(平成29)年11月18日に創業80周年を迎えたことだった。
 


記念マスコットの「りんたん」。かつて社紋に用いられていたツルをモチーフに生まれた

 

80周年を記念した企画を社内で検討し、特別塗装のラッピングバスを走らせることが決定。神明町営業所でも1台を特別塗装にしようということになり、そこでバス沿線の川崎市立夢見ヶ崎動物公園を応援するアイデアが浮上した。

臨港バスでは、2017年に夢見ヶ崎動物公園サポーターとして同園に寄付も行っていたこともあり、車内に動物のぬいぐるみを飾ることが決まった。ぬいぐるみの動物は、夢見ヶ崎動物公園で飼育されている種類にちなんでおり、鳥類や小型哺乳類、大型草食動物が多い。
 


車内には飼育している動物の写真も貼ってある

 
取材に対応いただいた担当者の方によると「ラッピングバスのコンセプトは『乗って楽しいバス』『地域と連携したバス』で、お客様に感動をあたえられるようなバスにしてみようと考えました」とのことだ。

同社では神明町営業所のほかに塩浜(川崎市川崎区)、浜川崎(川崎市川崎区)、鶴見(横浜市鶴見区)の3つの営業所があり、4か所の営業所が1台ずつ、計4台の80周年記念のラッピングバスを走らせている。

営業所ごとにオリジナルのデザインとなっているが、神明町営業所のこのバスはぬいぐるみを飾って内装も大幅にアレンジしているのが大きな特徴だ。「夢見ヶ崎動物公園応援バス」として、通常のバスと一緒にお客さんを乗せて走っている。
 


りんたんのぬいぐるみも車内に
 

バスは運行開始から間もない2017年11月28日に、地元の子どもたちを乗せて川崎市役所を訪問。夢見ヶ崎動物公園の魅力アップへの貢献に対し、川崎市から感謝状をもらっている。

この応援バスは神明町営業所の管轄路線で乗れるチャンスがある。具体的には川崎駅西口を始点とする全ての系統のほか、武蔵小杉駅や元住吉駅、鶴見駅を発着する系統でも神明町営業所の担当であれば乗れる可能性がある。夢見ヶ崎動物公園の最寄りバス停「夢見ヶ崎動物公園」も同営業所の担当エリア内だ。
 


神明町営業所には約90台のバスが在籍する。90分の1の確率で応援バスに出会えるか?

 

キニナル運行期間は、2018年11月までの期間限定の予定だが、臨港バスでは運行期間の延長も考えているという。お客さんからは、「乗ってみて驚いた、得した気分になった」といった声も。4台のラッピングバスやりんたんの活躍で「臨港バスのイメージがずいぶん変わった」という感想もあるとのことで、一連の80周年記念の施策の効果は上々のようだ。

京急グループでもある臨港バス。京急電鉄創立120周年の2018年は、臨港バスも例年以上に積極的にイベントに出展していく計画だそうだ。早速2018年3月25日(日)に夢見ヶ崎動物公園で開催される「春の動物園まつり」に夢見ヶ崎動物公園応援バスとりんたんも参加予定で、バス車内の見学やりんたんとの記念撮影ができるそうだ。
 


りんたんも動物園を訪問予定だが、雨天時はお休みとのこと(提供:川崎鶴見臨港バス)

 
80周年を節目に、これまで以上に地域に親しまれる存在を目指す臨港バス。かわいい夢見ヶ崎動物公園応援バスも、同社の看板役者として活躍してくれるだろう。
 
 
 

取材を終えて



乗る人を楽しませ、動物園を応援するこのラッピングバス。もし見かけたり乗れたりしたら、幸せな気分になれそう。車内のかわいい動物たちが待っている夢見ヶ崎動物公園にも行ってみたくなった。
 
 
―終わり―
 
 

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  • 沿線は工業地帯が主で質実剛健といった印象の臨港バスですが、移動に楽しさのエッセンスを加えてくれるようで嬉しい取り組みですね。車内に子供の笑顔が溢れるならなおのこと良いのではないでしょうか。

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