みなとみらい線キャラクター「えむえむさん」本人に直撃インタビュー!
ココがキニナル!
先日誕生したみなとみらい線のえむえむさん。このキャラクターがキニナリます。誕生秘話や、今後全国区になるように横浜から盛り上げていきたいので、取材をお願い致します(RICKY-ONEさん)
はまれぽ調査結果!
「えむえむさん」は、世界中に幸せを運ぶ海鳥。みなとみらい線開通15周年を記念し、社員全員の「これからもお客さまから愛される路線になりたい」という想いから生まれたキャラクターだった。
ライター:サイトウ フユノ
2年前からスタートしていたプロジェクト
そもそもなぜキャラクターを起用することになったのか。
話を伺ったのは、横浜高速鉄道株式会社経営管理部の本間衡(ほんま・ひとし)係長、松本牧子(まつもと・まきこ)主査、白井梨沙(しらい・りさ)さん。
打ち合わせ中のえむえむさんと白井さん(画像提供:横浜高速鉄道株式会社)
みなとみらい線15周年という節目にあたり、2018(平成30)年4月頃からプロジェクトが立ち上がった。その際に併せてキャラクター開発を検討していたそう。
「みなとみらい線がこれからもよりお客様から親しみをもってもらうこと。今まで以上に愛される路線になることを目的として開発しました」と白井さんは話す。
キャラクターを活用し、オリジナリティを持たせることにより「横浜高速鉄道みなとみらい線」を想起してもらいやすく、同社線の知名度向上が期待できること。社員をはじめ誰もがいろいろな思いを込められるということもあり、キャラクターを起用することにしたそうだ。
発案、制作者は社員全員
キャラクターを起用するにあたり、どういったデザインにするのか。
まず行ったのは社員にアンケートをとり、希望を聞くことからスタートした。
当初は社員で絵を描いてみたりしたが思うようにいかず、最終的にアンケートをとり、テーマなどベースになる情報を集めたそうだ。そうして社員全員からの発案が始まった。
横浜高速鉄道本社入口のフィギュア
最終的に残ったのは10案
その後デザイナーに協力をしてもらい、さまざまなモチーフの可愛らしいキャラクター案が集まった。
「みなとみらい線に相応しく、さまざまな人から愛着をもってもらえる子を」という想いを反映するため、決定するにあたり社内アンケートを再び行った。
そして、どの世代からも平均的に票を獲得していたのがこの海鳥モチーフのデザインだった。
えむえむさん全体図
誰からも愛され、受け入れられるキャラクターに
「可愛い、優しそう。などの声が上がり、特に反対意見はありませんでした」と松本さんは当時の社内の様子を振り返る。
決定基準は票だけが理由ではなく、横浜臨海都市部を走るみなとみらい線を連想しやすくするため、港に生息する海鳥を起用したようだ。
クチバシの先にある赤い点は、ウミネコがモデルになっているそう。
実際のウミネコ(フリー画像より)
名前の由来については、みなとみらい線をイメージしやすく覚えやすい「MM(えむえむ)」、そして「さん」付けにした理由には深い意味があった。
みなとみらい線各駅に飾られているパネル(画像提供:横浜高速鉄道株式会社)
「世界、宇宙規模で受け入れられるキャラクターになって欲しい」。そんな想いが込められたえむえむさんには、性別の設定が無い。
プロフィールにある「なんでも聞いてくれる、優しい」という性格の通り、全てを受け入れてくれるキャラクターだ。
そのため、性別は設定せず、フラットに受け入れてもらえるように「くん」や「ちゃん」ではなく「さん」付けをするに至った。
時代の流れに合わせて、多様性を反映させたのだ。
「キャラクターデザイン作成の際に、平和や国際的などといったキーワードをあげていました。だから世界のひとびとに幸せを運ぶ、といったキーワードがプロフィールに反映されています。一見何を考えているのかわからないかもしれないんですけど(笑)」と、松本さんが語る。
ふんわりした白いボディ、優しい表情からはその背景を感じとることができないが、結果としてそのシンプルさが今さまざまな人に受け入れられ始めている。
全てのものを受け入れ、全ての人に受け入れて欲しい。そんな広く大きな展望のもと生まれたえむえむさんは、とても優しいキャラクターだった。
取材を終えて
今後えむえむさんは、鉄道各社のイベントに積極的に参加をしていくようだ。
ゆるキャラグランプリにも参加を予定しているので、読者の力で是非とも上位入賞させてあげて欲しい。
お見送りもしてくれた
ちなみに、現在販売しているえむえむさんグッズはメモ帳とクリアファイル、ミニタオルの3点。
左からメモ帳(300円)、ミニタオルセット(500円)、クリアファイル(300円)
今後は、3月よりぬいぐるみの販売が予定されている。また、これらのグッズは、鉄道各社のイベントにて不定期で販売されるそうで、今後川崎市宮前区にある「電車とバスの博物館」などでも販売も予定しているとのこと。
SNSでも随時活動予定や風景を更新してくそうなので、みなとみらい線沿線の情景とともにえむえむさんの写真を楽しめそうだ。
-終わり-
取材協力
横浜高速鉄道株式会社
住所/横浜市中区元町一丁目11番池
電話/045−664−0625
※グッズについてのお問い合わせはこちら
Twitter(みなとみらい線)
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Facebook(みなとみらい線)
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えむえむさん公式プロフィール
https://www.mm21railway.co.jp/mmsan/index.html
Instagram(えむえむさん本人のアカウント)
https://www.instagram.com/mmsan_official/