季節を感じながら大岡川沿いを巡る旅。はま旅Vol.55「南太田編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第55回は、桜とともにやってきた新しい出会いが待ち構える「南太田駅」。
ライター:石元 優
横浜で最も古いあられ・煎餅専門店
そろそろランチタイム。小腹がすいて来た筆者は駅前でオススメだと聞いた場所へ向かうことに。
敷島あられ嵯峨乃家本店
ここは横浜で最も古く、明治35年に創業した110年の歴史を持つあられ・煎餅専門店。突然の訪問にも関わらず喜んで歓迎して下さった小野田さんに話を伺った。
家族で経営されており、先代はお父様で現社長は息子さん
添加物を使用せず、昔ながらの味を守り続けているという小野田さん。お醤油と米には特にこだわっており、オーソドックスな無添加のものを求めるお客様に大変喜ばれている。
幅広い年齢層に人気がある通称“ごま短冊”(315円)
マヨネーズ味の洋風煎餅“嵯峨小笛”(525円)も人気
「横浜から外に持って行くお土産って少ないじゃない?お客様から横浜という名前を使ったお土産を作って欲しいという要望があって生まれた商品がこれで、皆さんよく買って行かれるのよ」と見せて頂いたのは、その名も“よこはま三渓”(630円)。
気軽に持って行きやすいようパッケージしてある
今回、小野田さんのご好意により「食べて感想聞かせてね」と“よこはま三渓”をお土産に頂いた。変わらない味を守るというこだわり、常連さんに愛されるという親しみ、リーズナブルな価格設定、親切な心遣い。これからもずっと変わらずここにあって欲しいと願う、そんな温かい下町人情溢れるお店に出会った。
桜を求めて公園へ
再び大岡川沿いに戻り、桜並木を辿って行くと多くの人々が集う蒔田公園へ到着。花見を楽しむ人が多いと聞いて、私も一緒に花見を楽しもうという魂胆だ!
平日にも関わらず多くの賑わいを見せる
大きなアスレチック遊具“どんぐりとりで”
広い公園の中にはゆっくりとくつろげる芝生やベンチも充実。天気のいいこの日は花見を楽しむ人、散歩を楽しむ人、サイクリングを楽しむ人、水彩画を楽しむ人など色々なタイプの人が見られた。
遊びに来ていたこころちゃんとぼたんちゃん
ワンちゃん連れも多く見られ、飼い主さんに話を聞くとワンちゃんを通しての出会いも多くあり、蒔田公園は良く利用する場所なのだとか。地域住民の憩いの場として広く利用されているようだ。
満開の桜の下で春を楽しむ人々
最後に、私も今回の出会いを振り返りながらここで花見を楽しむことにしよう。
つまみだすと止まらない懐かしい味“しきしまあられ”
ベンチに広げて南太田の味を楽しむ
旅を終えて
大岡川沿いに咲き誇る多くの桜とともに過ごして来た街、南太田。そこには桜を楽しむ人たちのために広がる空間、食べ物が多く見られ、この季節を大満喫できる地域だった。
しかし今回の旅は食べ物編になってしまったので、次は違う季節に違う角度で訪れてみたい。下町ならではの人の温かさにもう一度出会いたいから。
■今回のはま旅 「南太田」周辺
・ 「cassele café」横浜市南区南太田1−26−7
・ 「フォーラム南太田 めぐカフェ」横浜市南区南太田1−7−20
・ 「敷島あられ 嵯峨乃家本店」横浜市南区南吉田町5−45
― 終わり ―
hamanofuraiboさん
2012年11月17日 22時40分
ぱーらー泉さんも永いですね。何年前から営業しているんだろう… 駅裏の常照寺さんも散歩するとイイですね。
ushinさん
2012年09月23日 01時12分
「フォーラム南太田」男女共同参画センターと言っているが、前は確か「なんとか女性会館」だったのね。男女同権のはずなのに逆差別的な事に気づいて呼び方変えたらしい。ところでこの土地、日ノ出町から走っている京急が速度制限の急カーブで南太田駅に曲がらず、こちらに走ってたらそのまま蒔田方面に延長・・・関東大震災がなかったら、もしかすると今はJRが走ってたかもしれなかった地面です。
彩雲さん
2012年04月14日 21時13分
ぱーらー泉のポラタも取材してほしかったです。