横浜の老舗「勝烈庵」、店の歴史やソースを販売しない理由とは?
ココがキニナル!
横浜の老舗、勝烈庵。このお店のトンカツの歴史と人気のあるソースを販売しない理由を教えて。(トンメルンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
勝烈庵のカツレツは、1927年創業当時のレシピをそのまま守っている。ソースは、手作りで量産できないことなどの理由で販売されていないとのこと!
ライター:吉澤 由美子
棟方志功と勝烈庵
勝烈庵、特に馬車道総本店は、棟方志功の作品が多数飾られていることも魅力のひとつ。美術館以外でこれだけまとまった棟方作品を見ることができる場所は貴重だ。
さりげなく飾られている
棟方志功は版画が有名だが、勝烈庵のコレクションは肉筆作品が多いのも見どころ。
筆の勢いや色の重なりなど、肉筆作品には見ごたえがある
さらに人間国宝の陶芸家、濱田庄司が作り、棟方志功が絵付けした大皿といった作品もあるのでお見逃しなく。
馬車道総本店2Fに濱田庄司と棟方志功がコラボした大皿がある
このコレクションを集めたのは、戦後になって勝烈庵の経営を創業者の小澤竹蔵さんから引き継がれた本多正道さん・マサオさんご夫妻。現在の代表取締役である本多さんの祖父母にあたる。
「創業者と祖父母は遠い親戚です。祖母はハイカラで商才のある人だったので、そこを見込まれたのだと思います。祖父は骨董好きで典型的な髪結いの亭主タイプだったんですよ」と本多さんが教えてくれた。
「ある時、祖父が泊まった旅館に棟方先生の『赤不動』が飾られていて、とても感銘を受けたそうです。それで、親交のあった陶芸家の濱田庄司先生に紹介していただいて、棟方先生と祖父のお付き合いがはじまったそうです」と本多さん。
馬車道総本店の壁にあった、勝烈庵ロゴの原版も棟方志功の作品
棟方志功は、勝烈庵に何度も来店し、カツレツを食べていたとのこと。
好きな絵の近くに座れば、料理が出てくるまでの待ち時間もあっという間
昔通りの味を引き継いている勝烈庵。同じ味を棟方志功も楽しんだのだと思うとなんだか感慨深い。
この迫力! 隅々までじっくり見たい
階段には、棟方志功の書もあった
取材を終えて
独特のカツレツは、海外経験の長かった創業者が独自に工夫したものだった。
お店で出てくるソースが販売されないのには、手作りで量産できないこと、無添加で日持ちしないこと、そして工場のような設備を作らないと許可が出ないことなどの理由があった。
和風モダンでレトロな灯り
ソースも含め、勝烈庵のカツレツはオリジナリティある老舗の味。創業者の味覚センスが現在に通じるものだったことに加え、「変えない」というこだわりが勝烈庵の伝統を守っている。
持ち帰って使える「吉野熊野古道の箸」は間伐材。エコロジーにも配慮
棟方志功の作品に囲まれて、棟方志功が味わったのと同じカツレツを食べていると、時代を超えて棟方志功と触れ合うような、不思議な気持ちになる。他ではできない贅沢な作品の楽しみ方だった。
― 終わり―
◆勝烈庵 馬車道総本店
所在地:〒231-0014 横浜市中区常盤町5-58-2
営業時間:11:00~21:00 (ラストオーダー)
※年末年始の営業日はホームページの「耳より情報」をご確認ください。
電話:045-681-4411
FAX :045-681-5272
勝烈庵公式ページ
http://www.katsuretsuan.co.jp/index.html
お正月には毎年恒例の三角くじが予定されています。
また、年末~来年3月くらいまで、五角形の合格箸などで受験生を応援するキャンペーンも。
bimotaさん
2017年10月13日 16時30分
その昔、横浜駅地下街のお店で食していたら、カツに紛れて白いプラスチックの破片を発見。お店の人に知らせると、キッチンで使っていた道具の一部である事が判明。料理責任者の方に謝罪されました。プラスチックを口に入れたわけではないので、私にはそれで充分だったのですが、少し支払が安くなっていたのを覚えています。私はそれよりも、安全な物を提供して頂きたいと願っています。
フトットリンさん
2016年06月04日 19時08分
本店は間違いないが、支店、特に横浜駅地下の店などでは、美味しくない事もある。まずいとまではいかないが。東京の友達に期待をさせて招待して恥をかいた事がある。横浜人はこの店に誇りを持つのは良いが厳しい目で見続ける事も大事。お店は胡坐をかかないできちんと精進を継続してください。
ゴローさん
2013年11月28日 19時27分
今はソース売ってないんですか、随分前ですがビン入りのソースを売ってたんですけどね。