お店の味を再現するタレやスープ

富士食品工業は、一般向けにはオイスターソースや豆板醤、甜麺醤（てんめんじゃん）、中華スープの素など中華系の調味料を多く出しているが、業務用は和食、洋食で使う調味料までと幅広く、すべて合わせると2400アイテムにも上るとのこと。
　

製品の形状も、粉末、顆粒、ペースト、液体とさまざま　※画像：富士食品工業株式会社

そしてこの業務用調味料には、食品製造メーカー向けの加工原料調味料のほかにも、外食産業で使われるタレや出汁、スープといったラインナップも豊富にそろっている。カタログを見ると、冷やし担担麺のスープ、関東・関西・九州など地域ごとに分かれたそばやうどん用のつゆ、トマト味の野菜ラーメンスープ、油そばのタレ、つけ麺ダレなど面白い商品がたくさんある。

「高速道路のサービスエリアや空港などでも、ウチの商品を使っているレストランが多いんですよ」と西川さん。知らないうちにかなりお世話になっているのかもしれない。

さらに、富士食品工業の研究開発部門では、たとえば有名店のラーメンスープを分析し、オーダーメイドのタレと専用スープを作ることでその味を完全に再現できるらしい！
　

再現を行うのはこの富士テストキッチン

外食産業でもチェーン店は特に、味の均一性が求められる。料理長や開発者が作り上げた味を、オーダーメイドの専用ダレやスープ、ダシとして再現することで、どの店でも同じ味をコンスタントに提供できるようになる。実際に人気のラーメンチェーンでも富士食品工業で再現したタレやダシを使って味の均一化を図っているところがあるそう。
　

メーカーの開発担当者も加わって、完全な再現を目指す　※画像：富士食品工業株式会社

こうした再現は、本社の富士テストキッチンで行われる。
　

富士キッチンプラザは、テストキッチンのほか、会議室などがある

ここで指揮を執るのは、富士食品工業株式会社の料理長、本橋住夫さん。本橋さんは中華料理店の老舗「アスター」で長年料理長を勤めてきた方。プロ中のプロがしっかり味のチェックをすることで、味の再現性がより高まっているのだ。
　

料理長の本橋さん

市販用カップ麺なども、ここで作られた再現レシピを元に作られたものが多いとか。横浜の会社がこんな風に見えないところで大活躍していると思うと、なんだか誇らしい。

取材を終えて

日本初の固形コンソメ開発の経緯はドラマチック！　さらに身近なインスタントラーメンの別添スープもここで開発され、今では有名店の味を再現しているとは！

横浜市港北区にある富士食品工業株式会社の製品は、実はいろいろな場所で知らずに食べていたこともわかった。

西川さんに「自社商品で特にオススメはなんですか？」と伺うと、先に紹介した「オイスターソース　極」、生唐辛子を使った香りのいい「0Ｈｏｔ　粗挽きトウガラシ」、豚の背油と胡麻油の芳醇な香りと金華ハムの熟成された濃厚な風味を香辛料でひきしめて整えた「香龍（シャンロン） 中華味付けの素」だそう。
　

生唐辛子の高い香りが決めての「ＯＨｏｔ　粗挽きトウガラシ」
　

顆粒タイプの「香龍シャンロン中華味付けの素」

そして、富士食品工業株式会社から、読者の方20名様に中華調味料セットをプレゼントしてくださることに！　
　
中華調味料セット（7アイテムとレシピ各種）
1. オイスターソース
2. オイスターソース極
3. 横濱オイスターソース
4. 香龍シャンロン・中華味付けの素
5. 鶏がらスープの素・がらあじ
6. 豆板醤
7. 甜麺醤
　
ご希望の方は、お問い合わせフォームより、以下の情報を明記のうえ、ご応募ください。
・お名前
・ご住所
・連絡先（電話番号）

※当選の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。予めご了承ください。
※応募締切／2013年9月13日（金）まで
※こちらのプレゼントキャンペーンは現在終了しています。
　
　
― 終わり―
　
　
富士食品工業株式会社
http://www.fuji-foods.co.jp/