50年以上経つのに開通していない道路「横浜藤沢線」はどうなってるの?
ココがキニナル!
上永谷駅から丸山台にかけて、「横浜藤沢線」なる道路事業が行われていたようですが、どうなったのでしょう?道路になると思われる用地は現在、芝生になっているようですが・・・(MAKKIさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜藤沢線は環状2号線(港南区丸山台)から藤沢市(鵠沼海岸一丁目)に至る道路計画。上永谷駅から丸山台部分は一旦工事を終了し、暫定的に使用中
ライター:吉田 忍
現在の様子は?
上永谷駅付近から先へ進んでみる
両側が一方通行で、真ん中は広い芝生・・・というか草むら
環状2号線の始点から緩やかな坂道で、およそ1.5kmで終点になっていた。
まっすぐ行けるのはここまで。天谷大橋際交差点
舞岡上郷線にぶつかったところの天谷橋際交差点から先は一歩通行になり、直進できなくなっている。反対側を入ると、100メートルほど先があり、くるりと回ってこられるようになっている。
ここが現在の行き止まり
ここは現在、工事が行われている様子はない。この先に、道路はまだできていないが、前もって完成した歩道橋ができていて、既に使用されていると聞いている。下に道路がない歩道橋・・・、ぜひ見てみたい。
それは「ひまわり歩道橋」という名前だった
ひまわり歩道橋は、2009(平成21)年6月に完成した
歩道橋の下には現在このような細い道があるが、入れないようになっている
車いすでも通れるスロープ付
さらに少し先に進んでみると、工事が行われているらしき場所があった。
平成25年度都市計画道路横浜藤沢線(上永谷地区)ほか2地区管理工事との看板
覗いてみるとこんな感じで工事が進んでいる様子
取材を終えて
横浜藤沢線は、環状2号線の上永谷から、藤沢市の鵠沼海岸を結ぶ都市計画道路だった。50年以上も前に計画されたが、未だに全線が完成していないため、上永谷駅から丸山台にかけてのおよそ1.5km部分は、地区の住民の利便性などのため、暫定的に開通させているもの。
そして、現在の交通量などから維持管理の費用を抑えるために、最初から広い道路にはしないで中央部分を芝生にしていた。全線開通の目処はたっていないが、その時には、現在、芝生部分も道路になる予定。
天谷大橋際交差点から環状2号方面は1車線
― 終わり―
横浜市道路局 事業中の路線
http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/kensetsu/jigyochu/
神奈川県 道路交通 都市計画道路 横浜藤沢線
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4866/p374955.html
nabe-yokoさん
2013年09月17日 12時16分
丸山台の住民です。18年前に家を購入する際に、この道路のことが気になって不動産会社に質問したところ、「用地買収が難航しているので、あと20年はこのままだと思います」と言われましたが、実際にその通りになりそうですね。天谷大橋の先は、記事にある「ひまわり歩道橋」ができたり、わずかずつ工事は進められているようですが、このペースだとあと50年経っても全線開通は難しいだろうといった様子です。計画の見直しはしないのでしょうか。
Fuさん
2013年09月16日 23時04分
この道路は国道1号線の一般部のバイパスになりますから、早期に整備してほしいものです。もし開通する見込みがないのであれば、国道トップナンバーなのに片側1車線の国道1号一般部の本格的な改良が必要でしょう。
Nicksさん
2013年09月15日 23時32分
横浜市内は都市計画決定から50年60年と経過しても完成しない幹線道路が多いと思います。横浜が政令市のなかで道路整備については最低水準に停滞させている要因でしょう。交通量が少ないから不要不急というのも一論だが、1幹線道路が全線完成しない為に狭隘な現道や既存道路が大渋滞しているケースが多い。道路は開通させなくては計画用地の維持管理でいずれにしてもコストがかかる。横浜市の道路はバブル経済崩壊から今日に至るまでその事業予算は3分の1の水準まで減少してきたと思われるが、結果として渋滞は解消せず、南北の移動であったり、市中心部から郊外、郊外副都心から他の拠点といった移動が依然として困難である。防災観点からも道路網拡充が急がれるし、高齢化社会を踏まえ郊外に多い総合病院や介護施設への移動時間短縮も急務になっている。今の横浜市政の関心も低いように感じるが、東京五輪を踏まえ強い整備意欲を持つべきだと思います。