街の花から天然ハチミツを。横浜市内のビル屋上で行われている「都市養蜂」に密着レポート!
ココがキニナル!
「Hama Boom Boom!」という団体さんが、関内のオフィスビル屋上でハチミツ作りをしているそうです。活動現場の様子や横浜産のハチミツの味などを知りたいです。(takedaiwaさん/だいさん)
はまれぽ調査結果!
都市養蜂で街づくりを推進する「Hama Boom Boom!プロジェクト」と協働し、横浜市内の企業・大学などで養蜂活動を展開している。
ライター:菱沼 真理奈
大学生が中心となって活動する「万葉エコBeeプロジェクト」
この日の取材から数日後、岡田さんのご厚意で、青葉区たまプラーザの国学院大学で行われている養蜂活動の様子も見学させていただいた。
国学院大学創立130周年記念事業として、2012(平成24)年4月に
スタートした「万葉エコBeeプロジェクト」。同大学の学生さんが中心となり、養蜂活動を通じて地域の皆さんとのつながりを広げながら「花と緑に囲まれた活気ある街づくり」に取り組んでいる。
プロジェクトに参加する元気いっぱいな学生の皆さん
養蜂はキャンパス内のレストラン棟「若木21」の屋上で行われている
うわっ、いっぱいいますね~
真剣な表情で「内検」を行う学生の皆さん
「大学周辺は閑静な住宅街なので、ミツバチは一軒一軒の家に咲く花々から蜜を集めてきます。ここでたくさんのハチミツが採れるのも、花を大切にする地元の皆さんの協力があってこそです」と4年生の猪野郁也(いの・いくや)さんは話す。
蜜がいっぱい詰まった巣枠を手に「かなり重いです」と猪野さん
キラキラと光っているのが蜜
蜜の詰まった巣枠を遠心分離機に入れて採蜜
この日は4枚の巣枠から3kgのハチミツが採れました
ハチミツの糖度は79%と合格(75%以下だと保存がきかない)
ハチミツを詰めたミニボトルに、オリジナルのラベルを貼って完成
採れたハチミツは大学関係者への手土産や、最寄駅のショッピングモール「たまプラーザテラス」の景品、学内のレストランや街のスイーツショップのハチミツメニューなど、さまざまな形で地元の活性化に生かされている。
採れたてのハチミツは、華やかな花の香りが際立つ、まさに天然の味
また、同大学では地域の皆さんや子どもたちを招いて、養蜂活動の見学会や体験イベントも開催しているそうだ。
「多くの方に私たちの活動を知ってもらうことで、街や家庭に咲く花から作られたハチミツが、自分の元へ姿を変えて帰ってくる喜びや感動、そして、たまプラーザという街の魅力に気づいてもらえたら嬉しいですね」と猪野さん。
イベントに参加したキッズと記念撮影
こちらの体験イベントは誰でも気軽に参加OK。もちろん、採れたハチミツのプレゼントもあるので、興味のある方は参加してみてはいかが?
体験イベントの日時や詳細は「万葉エコBeeプロジェクト」のホームページを参照。
取材を終えて
ミツバチって本当に驚きがいっぱいの生き物だ。独自の群社会を築く不思議な生態もそうだが、街中を飛び回りながら、蜜だけでなく「いろいろなつながり」も運んでくる。そして、美味しいハチミツを提供してくれることで、私たち人間も花・緑の大切さや、街の中に隠れた貴重な自然に気づかされる。
そんな愛すべき存在のミツバチちゃん、これまで必要以上に怖がっていてゴメンナサイ。これから街の中で見かけたら「お疲れさま、ありがとね!」と声をかけてあげたい。
よーく見ると、なかなかキュートね!
-終わり-
取材協力
「Hama Boom Boom! プロジェクト」ホームページ
http://www.hamaboomboom.com/
「万葉エコBeeプロジェクト」ホームページ
http://www.manyo-ecobee.jp/
sakuragichoさん
2015年05月18日 21時22分
街中で蜂を放して養蜂ということで、街を歩く人が刺されてアナフィラキシーショックを起こす事が心配だったのですが、ちょっと調べた所、ミツバチの場合、アナフィラキシーショックは起こりにくくて重症化もしにくいそうですね(ただし、ゼロではないです)。ただ、不安に思う方もいるかもしれないので、その辺りの対策も少しは取材していただきたかったです。