検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 奥湯河原で過ごす特別な週末
  • 3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
  • 魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
  • 横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜

ココがキニナル!

横浜の名優、藤竜也さんを徹底解剖!

  • LINE
  • はてな

2016年01月22日

ライター:永田 ミナミ

YOKOHAMA MY SOUL TOWN

若いころの横浜といまの横浜とを見て、思うことって何かありますか?

いやあ、すごくきれい。もう、みなとみらい感動。あんな素晴らしいところがわれわれの街にできたんだ!って感じで本当に嬉しい。飛行機で羽田に帰ってくるときなんかさ、高度が下がってくると、窓からみなとみらいが見えるでしょ。もう、感動しちゃうよね。
 


おお、マイ・ソウル・タウン! って感じで(笑)

 
横浜の都心部は公園の配置など、都市のバランスがとてもいいですよね。

いいね。やっぱり港湾都市っていうかね、港から始まってますから。基本的に機能を中心として街ができているんですよね。つくりとしてのそういう一種の機能美があるから、だからひと味ちがうんだよね。

藤さんが思う、横浜の良さや魅力はどのあたりにあると思いますか?

僕にとっては、振り返って思い出す故郷じゃなくて、ずっと住み続けてる場所だからよく分からないけども、おそらく横浜のいいところっていうのは「東京の隣にある」っていうことじゃないかな。それがいろんな意味で、横浜をいくらか個性的な街にしているというか、それぞれ良さがあって、お互いに相乗し合ってるんだと思う。ぽつんとどこかにあっても、横浜にはならないと思うんだよね。

ああ、なるほど。たしかにそうかもしれないですね。いまの話を聞いて、これまで考えたり感じたりしていたことが、すうっと腑に落ちました。
 


あ、そう感じる? いいこと言ったでしょ(笑)

 
はい、とても(笑)。幼いころからずっと住み続けていらっしゃると、もはや「横浜に住み続ける理由」というようなものを考えることもないのでしょうか?

うん、ないね。それよりも、東京に住む理由が逆にないんです。道がよくなっちゃったからね。僕がこの仕事を始めたころは第三京浜もなくて、多摩川の土手道を上流に向かって調布まで行ったわけです。まあ、相対的に車が少なかったからそれも可能だった。

それから車が増えはじめて、モータリゼーションが本格的になってくると第三京浜ができて(1965<昭和40>年全線開通)、その少しあとに東名が次々とつながって、首都高も横浜につながって。そうなるともう、東京に住む理由は全然ない。今日もそうだけど、車で帰っていって多摩川を渡るときは「おお、マイタウン」みたいな感じがするよね。

ああ、みなさんおっしゃいますね「多摩川渡ると」って。
 


でしょ。だからね、それがむしろ素敵じゃない

 
それと、隣とはいってもちょっと離れてるから、酒飲むにしても遊ぶにしても、このごろはもう東京はちょっとね。酔っ払い運転するわけにもいかないし、横浜から出なくなって。そうしたら横浜に友達がたくさんできて、そうなるともう、やっぱり横浜なんだよね(笑)

なるほど。以前テレビ番組でお話しされていた、町内のお友達とウオーキングで行かれる中華街の食べ歩きファイルは最近もお店は増えていますか?

最近は新しい店に臆病になっちゃって、昔からあるところに行っちゃうね。大きなところにはあんまり行かないし。このごろは特に、新しい店と古い店の入れ替わりがどんどん激しくなってるでしょ。最初は全部の店を征服しようと思ったんだけど、もう無理だね。ファイルも最近は書かなくなっちゃった。もちろん食べには行くけどね。

藤さんは、中華街のお店でサインを頼まれたことはありますか?
 


ええとね、書いて、あとで破ったことある(笑)

 
え、破っちゃったんですか(笑)

まあ、今はそんなにテレビには出てないし、僕なんかにはみんな気づかないからほとんどないんだけど、昔はよく頼まれるような時期もちょっとあってさ。そのときある店で書いたの。そこはね、美味しいんだけど愛想の悪い店で有名なんだよ。もっのすごく態度が悪い。めちゃくちゃに態度が悪い(笑)

そんなにですか(笑)

例えば店の人が「早く注文して! ほかにないの?」って言うので「いや、もうこれで結構です」と答えるでしょ。すると「もうこれで最後よ! あとから注文だめね!」って怒鳴られて「はい、分かりました。よろしくお願いします」っていう感じ(笑)

最初に行ったときは、そんなふうじゃなかったから、頼まれて書いたんだよ。それで美味しかったから2回目に行ったらね、今言ったのが始まったわけ。
 


だからサインが貼ってあるとこに行って、剥がしてビリビリに破いたの(笑)

 
そしたら「何するんですか!」って言うから「これは俺が書いたんだ、俺が。この店には貼りたくない」って言って、それ以来その店には行ってない(笑)

そんなことがあったんですね(笑)。何が有名な店だったんですか?

ええとね、麺類が有名。昔からの店でさ。今はまあ、もうだめだろうな(笑)。でも、あとはそんなにひどい店はないよ。・・・あっ、そうだ。最っ高のラーメンが食べられる中華料理屋が、こないだつぶれちゃったんだよ。

どこにあったんですか?

ええと、ちょっと待ってね。あのね、路地に入ったところで、奇跡的にスープが澄んだラーメンなんだよ。
 


・・・あ、そうだそうだ、思い出した。「雲龍」だ

 
「澄んでる」っていわれるラーメンはよくあるけど「雲龍」のスープは格別でね。もちろん無色じゃないけども、本当にうっとりするような透明なラーメンで、それでいてほどよいコクもしっかりあって。麺の茹で加減も、チャーシューなんかのトッピングもシンプルで余計なものは載ってなくて、実に素晴らしいんだよ。

ピュアな中華蕎麦というか、いまどきのヘビーなラーメンとは一線を画す、いわゆる、僕らのいう「横浜ラーメン」でさ。その店がつい先日、2015(平成27)年の11月末に閉めてしまって。


つい最近なんですね。

閉店の話を僕に教えてくれた人がいて、最後に食べに行けたんだけどね。何だかその区画にホテルを建てる計画があって、それでまあ、立ち退くことになったらしい。

そこは女性だけでやっててさ。シェフ兼オーナーが80歳の女性。すごいでしょ? そして、フロアにいる女性たちは彼女の娘さんたちと、あとお孫さんたち。テーブル3つか4つのこぢんまりとした店で、本当にあのラーメンは素晴らしかった。たぶん、これからも語り継がれていくと思う。味も人柄もね。
 


というわけで雲龍跡に行ってみた。貼り紙の余白には愛されていた店の証拠があった
 

「たくさんのおいしい料理ありがとう!」「おばさん元気でね」などの書き込みである

 
最近は「横浜ラーメン」というと「家系ラーメン」と言われることが多くなってきていますよね。

そうだね。僕の友達で28~29歳の男の子がいるんだけど、ある日「雲龍」に連れてって「これが横浜ラーメンだよ」って言ったら「これは横浜ラーメンじゃありません! 横浜ラーメンは横浜家系です!」って言われて、へえ、そうなのか、と思ってさ。「まあ、いいんじゃない、君は家系で」って言って。

藤さんにとっての「横浜ラーメン」は、あっさりとした中華そばに近い感じですか?

うん。僕が昔から食べている「横浜ラーメン」ていうのはね、鶏ガラと、それと返しだけですよ。
 


1991(平成3)年のイセザキ・モール

 
では最後に、藤さんにとって横浜でいちばん印象に残ってる映画館というと、どこですか?

ええ、ちょっと懐かしいところでいうと、光音座かな。

あ、昔の邦画専門館だったころの光音座ですね。

そうそう。もちろんオデヲン座なんかも印象深いけどね。僕が初めて映画観たのは、父親の肩車に乗って観た、ワイズ・ミュラーの『ターザン』で、観たのは長者町のあの角にあった、オデヲン座だったと思う。

きょうは、藤さんが見てきた、さまざまな時代の横浜の話をお聞きすることができて、本当に面白かったです。時代や街の変化を柔軟に受け入れ、楽しむ藤さんの横浜観も感じるところが多かったです。2016年もすでに公開予定の映画があるとのことで、今後のご活躍も期待しています。本日はありがとうございました。
 


インタビュー後に読者プレゼントのサインを書いていただいた
 

藤さん著の『現在進行形の男』(宝島社)も発売中である
 

2016年秋にはタナダユキ監督の映画『お父さんと伊藤さん』も公開予定である

 
公式サイト http://father-mrito-movie.com/

  

―終わり―
  
藤竜也さんのサイン色紙を1名様にプレゼント!

ご希望の方はお問い合わせフォームから、以下の情報を明記の上、ご応募ください。
・お名前
・ご住所
・連絡先(電話番号)
・「はまれぽ.com」および「はまびとインタビュー」についてのご意見・ご感想
※当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。(応募締切:2016年2月5日<金>まで) 
 
撮影:山口敏尚<

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 藤竜也さんもいいですが、オレは奥さんの芦川いづみさんが好きでした。30年くらい前(高校生の頃)、よく彼女の映画を名画座に見に行きました。しかし、藤さんはどうやって彼女を口説いたんだろう?当時の藤さんは彼女より格下だったので、結婚後しばらくは干されていたけど、日活のスターが不足して、まもなく(1970年頃)主役の座についていました。その頃の藤竜也さんは、渡哲也さん、原田芳雄さん、地井武男さんらと日活ニューアクションを牽引していました。

  • つい最近、藤達也さんの大ファンになりました。昔、愛のコリーダから、あまりにも自分が幼過ぎて理解できず最近、拝見しこんなに色気のある俳優さんと同時代生きてきて、気が付かなくてもったいなかったなと後悔しました。

  • 大追跡とかも好きでしたが、何と言ってもベイシティ刑事。
    放送当時四輪の免許取立ての18のガキで彼女に頼み込んでMA1のオレンジ色に黒のフェルトでHONMOKUGANGって縫い付けて貰い中古車の430セドリック乗り回して山下公園辺りで遊んでました。
    今思えばコスプレでしたね。

もっと見る

おすすめ記事

横浜の伝説、白塗りのメリーさんとは!?

おしゃれな中に遊び心がある空間で素敵な時間を! 美味しさと楽しさにあふれる「Mid.Ru(ミドル)」

  • PR

関東大震災で焼失した山下町の「グランド・ホテル」の栄華を調査

中山を愛する名物社長に会える! 住民と入居者のマッチングを大切にする「丸進不動産」

  • PR

かつて伊勢佐木町と馬車道にあったマルイは忘れられてしまった?

牛肉はA5ランクは当たり前、さらに等級にもこだわる至極の味わい。牛鍋・しゃぶしゃぶの「じゃのめや」

  • PR

「熱闘!家系甲子園」

最先端の機器を使った治療と丁寧な説明。 地域の“目のかかりつけ医”をめざす「戸塚ヒロ眼科」

  • PR

新着記事

らぁ麺ランナーズ! 藤沢の「鴇(TOKI)」店主、第四走者・横山巧

    • 面白かった7
    • 面白くなかった1
    • コメント1
  • 2018年09月22日

磯子区杉田を自販機から見守る! 「ウメニー」っていったいなに?

    • 面白かった87
    • 面白くなかった6
    • コメント1
  • 2018年09月21日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー
3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜

はまれぽ編集部のイチオシ

杉田駅直結! ジム&スタジオで体を動かし、岩盤浴で至福のリラックスタイムを「ロコスポーツ杉田」

  • PR

誰もが必ず経験する相続問題。相談するなら、真摯に依頼者と向き合う「本牧司法書士行政書士事務所」

  • PR

車の修理、なんでそんな高いの?「ペイントブル横浜旭」ならディーラーよりも安く早く修理できるって本当?

  • PR

JAZZの生演奏を聴きながら、昔ながらの手作り南欧料理に舌鼓。横浜駅西口「エルスウェーニョ」

  • PR

患者さんの痛みと向き合い、快方へと導く確かな腕。泉区「白百合治療院」

  • PR

40年以上続く経験豊富で頼れる社会保険労務士事務所「社会保険労務士法人 横浜中央コンサルティング」

  • PR

目標を持って自ら中学受験へ!オリジナルテキストと徹底した過去問対策で必要な力を効果的に伸ばす

  • PR

職人の味を気軽に味わう! お祝いにも、いつもよりちょっと特別な時も、みんなで行きたい「松葉寿し」

  • PR

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

隅々までこだわったセンスの良い空間で絶品ナポリピザを味わう「Pizzeria PONTE ALTO」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 横浜市と川崎市の市境を挟んで整然と区画された二つの町があります。平安町(横浜)と京町(川崎)。両町の...

  • 京急が創業120周年を記念して、駅名変更を検討しているそうです。ひとまず、川崎市の産業道路駅の変更は...

  • 横浜市内に『筒香』さんというめずらしい名字の方は何人いるかな?やはりベイスターズファンかな?キニナル

あなたはどう思う?

横浜で紅葉を感じるならどこ?

最近のコメント