ネタバレ注意! 生「タカ&ユージ」が登場する『さらば あぶない刑事』の舞台挨拶の様子と本作登場のロケ地を早速レポート!
ココがキニナル!
『さらば あぶない刑事』公開初日舞台挨拶で舘ひろしさんや柴田恭兵さんなど出演者たちと監督が30年間の思いを語った。本作のロケ地もレポート
ライター:永田 ミナミ
さらば、あぶない刑事
フォトセッションが終わり、いよいよ本当の最後の瞬間が近づいてきた。司会者に挨拶をとうながされマイクを手にした柴田恭兵さんがおもむろにサングラスをはずすと、会場はひと際大きな歓声に包まれた。
「30年前に映画を撮りました。その時もこんなふうにたくさんの人が観に来てくれました」
そう切り出した柴田さんの言葉に客席は耳を傾けた
「あらためて、きょうここに来てくれたみなさんと、全国の東映の映画館に駆けつけてくれた人たちに支えられて、30年間やってこられたと思っています。本当に感謝しています。長い間ありがとう。これで最後です。・・・でも、アンコールの声が聞こえたら」と柴田さんが微笑むと、客席に期待を帯びた歓声と笑い声が広がった。
「・・・ありがとう。夢で会いましょう。どうもありがとう」
続いて舘さんは、今作を制作するにあたっての思いを語った
「今回、作品のお話をいただいたとき、『あぶない刑事』の最初の監督である長谷川安春監督に対するオマージュとして、原点回帰というか、ハードボイルドでファッショナブルな、そしてスタイリッシュな『あぶない刑事』をもう1回やろうということで、みんなで一生懸命取り組んできました」
「ところが、蓋を開けてみると、浅野温子のパートだけ突然、真山薫がドコドコッと出てきて言いたいこと言ってダーッと帰っていくという。この映画で学んだのは、浅野温子は誰にも止められないということです(笑)」
と言うのと同時に背後から浅野温子さんが手刀でズンズンつっこむ
「でもそのおかげで、この作品がとても楽しいものになりました」と話す間もグイグイ
一段落したところで「この作品と出会えて本当によかったと思っております」
「支えてくれたみなさんにこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとう」と締めくくった。
そしてタカとユージを残し、出演者と監督は舞台を降りた
別れを惜しむ気持ちと30年間の感謝が綯い交ぜになった温かい拍手にこたえる2人は
ファンと握手をしながら、ゆっくりと通路を歩き
最後にタカが投げキッスをしてユージが大きく手を振り、会場をあとにした
外に出るとファンが港署の面々との本当の最後の別れを待っていた
その人いきれは反対側の歩道にも。とびきりハデなサラバだった
最後にプランタン前に展示されていた劇中使用車、日産GT-Rと記念撮影して帰浜
取材を終えて、またまたロケ地探訪
30年間、タカとユージが犯人を追い、駆けめぐった横浜に戻ると街はすっかり夜だった
この街にもう2人はいないのかと思うとたまらない気持ちがよぎったが、公務員である刑事にはもちろん定年があり、その最後の日まで「刑事」であることを選んだ2人であった。タカとユージが最後の刑事人生を過ごした港署や、カオルが所長を務めた重要物保管所、ナカさんのラーメン屋台が水面に次々と映った。
待てよ。まだ「さらば」には早い。明日、この別れがたい気持ちにまかせて『さらば あぶない刑事』のロケ地をめぐってみよう。
というわけで翌日、スタートはやはり港署から
もちろん通りをはさんで隣にある重要物保管所も忘れないが
横浜市とのコラボレーションによるロケ地マップもあるのでそこからはみ出す勢いで※クリックして拡大
こんなところも走ってきたので次回、地図とともに詳しく紹介します
と朝から晩までタカとユージの最後の5日間にひたった1日は翌日へ続くことになり、コルトパイソン357の残りの弾の数を確認するのだった。
ちなみに今作でユージが使用している拳銃はS&W(スミス&ウェッソン)である。
―終わり―
シナトラさん
2016年02月07日 00時27分
1月30日(土)の9:25の回、上映終了後にブルクで初日舞台挨拶やったじゃんwww
タッカーさん
2016年02月06日 15時17分
横浜が舞台なのだから、舞台挨拶もぜひ、横浜でそれも港署の目の前のブルクでやって欲しかったですね。