9日まで行われる『スマートイルミネーション横浜』はどんなイベント?
ココがキニナル!
10月9日まで象の鼻テラスを中心に行われてる『スマートイルミネーション横浜』ってどんなイベントでしょうか?(小僧69さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
『スマートイルミネーション横浜』は、消費電力を抑えながら都市の景観を美しくするイベント。作品に込められた思いを知ることで、より一層楽しめます!
ライター:吉澤 由美子
アーティストによるライトアップ作品解説
(続き)
最後のアーティストは、横浜の写真家、森日出夫氏。
去年は高橋氏と組んでライトアップを撮影。それを基礎に今回のイベントは組まれた
『スマートイルミネーション横浜』のイルミネーションアートの撮影を行うほか、写真のワークショップも開催。
当日撮影された写真は、参加者のものも含め、16日(日)から象の鼻テラスで行われる写真展に展示される。
横浜で生まれ、長年横浜を撮り続けた森氏は、新旧入り混じった横浜の魅力に、このイベントでまた新しい色が加わると語った。
象の鼻テラスには、キラキラ光るドリンクもある
アートディレクターの岡田氏は、「元々美しい横浜を、いつもとはまた違うアートフルな光で彩って、横浜の元気を被災地に届けよう」と呼びかけ、手作り感満載で、いろいろな実験をやっているイベントだから、ぜひご覧になった意見をいただきたいと締めくくった。
カラフルに彩られた象の鼻パークに浮かぶクイーンの塔
横浜の夜景や、震災後に必要とされる灯りやライトアップについて示唆に富む意見が交わされたパネルディスカッションを終えて象の鼻テラスから出ると、夕暮れの中にイルミネーションが浮かび上がってくる。
残照が消えた頃、両端に光が点ったバトンや傘を持ったパフォーマーが象の鼻パークに現れる。
女性はバトンを、男性は傘を持って踊る
光跡を残しながらパフォーマーが踊る中、カウントダウンがはじまり、「0!」の声とともにクイーンの塔が淡い光をまとう。
夕暮れの中に浮かび上がるクイーンの塔
海岸通りには、ホイールにつけた鮮やかなライトを回しながら走るベロタクシーの姿も見える。
クイーンの塔を照らす光は、じわじわと生きているようにゆらぐ。
ふと県庁の方を見ると、そちらも同調した光で夜空に浮かび上がっている。
全身にLEDの電飾をつけたスーツ姿のアーティスト、日下淳一氏。いっしょに会場を回るツアーもあるとか
『スマートイルミネーション横浜』のはじまりだ。
取材を終えて
いつもと違う照明が、普段見慣れていて気付かない洗練された美しさや造形の面白さを浮かび上がらせる。
改めてみると、横浜の街は本当にきれいだ
夜の街がキラキラ美しいのは、震災の影響から横浜が確実に回復してきている兆しに見える。
横浜の夜景を眺めていたら、街が「もう大丈夫」と笑顔で言ってくれているようで、うれしくなってきた。
光がひとの心に及ぼす影響は大きい。
こういう時代だからこそ、消費エネルギーの少ないイルミネーションには価値があるのだと思った。
―終わり―
スマートイルミネーション横浜 公式ページ
http://www.zounohana.com/event/post_33.html
スマートイルミネーション横浜
期間:2011年10月7日(金)~9日(日)18:00~23:00
会場:象の鼻テラス、象の鼻パーク、山下公園(水の階段、世界の広場 ほか)、
横浜人形の家ミュージアムショップ、横浜マリンタワー、元町ショッピングストリート、
日本大通り(ZAIM ほか)、横浜海岸教会、シルクセンター国際貿易観光会館、
神奈川県庁本庁舎、横浜税関、横浜市開港記念会館、
スターバックス コーヒー 横浜元町店、スターバックス コーヒー 横浜公園店
ワークショップなどを除き、見学は無料
象の鼻テラス
〒231-0002 横浜市中区海岸通1丁目
TEL:045-661-0602 / FAX:045-661-0603
入場無料・年中無休(年末年始を除く)