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横浜に旧日本軍の軍事施設跡は残っているの?

ココがキニナル!

横浜の旧日本軍の軍事施設跡残っているの?東京湾にはいっぱい要塞があった様ですが。(nagatoshiさん/浅田真央子さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市にも旧日本軍の施設がいくつか残っていた。戦争遺跡は地域の歴史や平和について考えるきっかけとなることから、保護活動が行われている。

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ライター:吉澤 由美子

あまり多くはないが、旧日本軍の軍事施設は、地域住民や土地管理者による保存活動、立地条件などによりいくつかが横浜市に残っている。

横浜市に現存する旧日本軍の施設にはどんなものがあるのだろう。



第二次世界大戦の飛行機格納トンネル 掩体(えんたい)壕



金沢区にある野島公園は、横浜市唯一の自然海岸が残る場所。
 


野島公園マップ。展望台の真下にトンネルがある


中心には小さな山があって、そのふもとにフェンスで囲まれた不思議なトンネルがある。
 


公園の中心にある山をつらぬいて掘られている


これは、第二次世界大戦中、横須賀市夏島町にあった旧横須賀海軍航空隊基地の戦闘機を空襲から守るために建設された掩体(えんたい)壕。
 


野島掩体壕について記された解説の案内板


通常の掩体壕は、戦闘機1機を格納する程度の大きさが一般的。同時に掘削されていた夏島掩体壕とあわせて、海軍の小型機約100機を格納可能な野島掩体壕は、現存する中でも国内最大規模。
 


海側の出入口は上部がアーチを描いている


標高約55メートルの野島山の東西をトンネル状に貫通し、長さは約260メートル。壁や天井にコンクリートが打たれた出入り口に比べ、内部は幅が狭く素掘りの状態。
 


建設中の掩体壕内部 ※画像:防衛研究所図書館所蔵


作業に当たった横須賀海軍の「第三〇〇設営隊戦時日誌」には、第二次世界大戦末期の1945(昭和20)年3月15日から6月30日まで掘削工事が進められていたと記録されている。
 


トロッコなどが見える ※画像:防衛研究所図書館所蔵


日誌には、「体力保持上時々嗜好品(酒、煙草、菓子)等ノ増配希望ス」といった記載もみつかり、当時の状況が具体的に伝わってくる。
 


天井を支えるアーチ状の木材。その下で作業を行っている ※画像:防衛研究所図書館所蔵


この掩体壕は、完成後すぐ終戦となり実際に使用されることはなかった。
 


陸側の出入口は四角い形状


詳しいお話を教えてくださった横浜市環境創造局公園緑地部公園緑地整備課の仁井泰之(にいやすゆき)さんによると、昔は中に入れたそうだが、現在は痛みが激しく、中央部は崩落した土砂で埋まっているとのこと。

とても危険なため入口はしっかり閉鎖されている。
 


出入口付近は天井もコンクリートだが、奥は土がむき出し


ここを作った部隊は日吉台(横浜市港北区)の旧日本海軍連合艦隊総司令部地下壕や松代大本営地下壕(長野市松代町)などの建設にも加わっていたことがわかっている。