検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
  • はまれぽ.com無料掲載について

ココがキニナル!

横浜市にある文化財の宝庫三溪園、その三溪園を作った原三溪さんってどんな方だったんですか?キニナルので取材お願いします。(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

本名、原富太郎。生糸の製糸業,・輸出業で財を成した実業家だが、その私財を、文化・芸術の保護や震災復興などに充てた文化人でもある。

  • LINE
  • はてな

2012年12月23日

ライター:河野 哲弥

何はともあれ、三溪園へ

横浜市中区にある国指定名勝の三溪園は、JR根岸線の根岸駅からバスに乗り、本牧下車・徒歩約7分の位置にある。
日本庭園としての造形もさることながら、園内にある17棟のうち10棟が国の重要文化財に指定されていることでも有名な、「和」の空間である。
 


同園のランドマークともいえる、「旧燈明寺三重塔」


そんな同園の敷地は、もともと原家の私有地で、それを1906(明治39)年に一般開放したのが、原三溪という人物であったらしい。
一体どのような人物だったのだろうか、三溪園を訪ねてみることにした。



青木富太郎が原三渓を名乗るまでの経緯

お話を伺ったのは、財団法人三溪園保勝会広報担当の吉川さんと、学芸員の清水さん。
以前、別の記事でもお世話になったことがあり、「はまれぽ」についてもよくご存じとのことで、取材を受けてくださることになった。
 


保勝会の吉川さん(左)と清水さん(右)


まずは原三溪の生い立ちから説明していただくことにしよう。
同氏の生まれは岐阜県で、生まれたときの名前は青木富太郎とのこと。聡明であった富太郎青年は、18歳のときに上京し、東京専門学校(現・早稲田大学)で学ぶことになるが、同時に学生でありながら、跡見学校(現・跡見学園)の助教師を務めるほどであったという。
 


原三溪のポートレート(画像提供・三溪園保勝会)


そのころ、跡見学校に通っていたのが、後に原三溪の妻となる原屋寿(やす)である。屋寿の祖父、原善三郎氏は当時、横浜で屈指の生糸売込み業を営んでいたそうだ。

一説によると、鼻緒が切れて困っていた屋寿を偶然富太郎氏が助けたことが、二人のなれ初めと伝わっているらしい。しかし、「才覚のあった富太郎氏を、同校の創始者である跡見花蹊が見込み、原家との縁を取り持ったのではないか」と、吉川さんはいう。いずれにしても、富太郎氏が23歳のときに原家の婿養子となり、原富太郎を名乗ることになった。
 


取材当日の三溪園にはこんな姿も(ご両家承諾済み)


さて、善三郎氏は当時、本牧三之谷の地に広大な別荘の土地を所有していた。こういった場所に一種のサロンを作り、政治家や文化人と交流するのが、その時代のステータスとなっていたのである。

やがて富太郎氏が31歳になると、善三郎氏は死去し、この土地とともに原家の家業を継ぐことになった。富太郎氏が近代的な事業経営に乗り出すのは、このとき以降である。日本の伝統的な商習慣からの脱却を目指し、当時としては破格の退職金をもって番頭たちに退職を請い、1900(明治33)年には同店を原合名会社に改組した。

吉川さんによれば、「それまでの婿養子としての肩身の狭さもあって、新たな時代の事業を興したいという思いが強かったのでしょう」とのこと。

その一方、1902(明治35)年頃から、三之谷の別荘の地を本宅として造園を手がけていった。はっきりとした年代は分かっていないそうだが、この土地を三之谷の地名から「三溪園」と名付け、自らも原三溪を名乗ることになったそうだ。
 


1902(明治35)年、本宅として建てられた「鶴翔閣」
 

建物内には、かつての居住空間の雰囲気が残されている


では、どうしてこの三溪園に、重要文化財クラスの建築物が移築されるようになったのだろう。
引き続き、保勝会に話を伺ってみることにしよう。



原三溪氏の過去をひも解いていると、あの大物著名人の出会いがあった!次のページ≫
 

おすすめ記事

【横浜の名建築】三溪園 旧東慶寺仏殿と横笛庵

人間力を重視し将来に役立つ力を育てる年中~小学生のサッカースクール。仲間と楽しみながら基礎技術向上!

  • PR

本牧にある陶芸センターってどんなところ?

小学校の卒業式で袴という選択。家族の手で着付けをしてあげられる喜びを発信する呉服店

  • PR

365日24時間勉強している人がいる!? 横浜市内の「24時間自習室」事情を徹底調査!

ゲーム作りでやりきる力を養う。子ども向けプログラミング教室「Builder Kids Garage」

  • PR

編集部がチャレンジ!横浜市内の気軽に通える料理教室ってどこ?

型破りな教育スタイルで やる気と自信を育む「マツハシゼミナール」

  • PR

新着記事

本郷台にある「だいちゃん広場」の地下には何がある?

    • 面白かった10
    • 面白くなかった0
    • コメント0
  • 2018年07月17日

“街の宝”を守るため、50年の歴史に幕。横浜中華街「重慶飯店別館」で最後のおもてなし

    • 面白かった194
    • 面白くなかった6
    • コメント3
  • 2018年07月16日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー

はまれぽ編集部のイチオシ

企業のヒトにまつわる問題解決を担い、企業の長期発展とともに笑顔をもたらす「横山社会保険労務士事務所」

  • PR

杉田駅直結! ジム&スタジオで体を動かし、岩盤浴で至福のリラックスタイムを「ロコスポーツ杉田」

  • PR

柔軟な思考を育て、分かる喜びを実感! 学習意欲を高め、集中力を育む指導力に優れた「おがわ教育研究所」

  • PR

終電を逃しても安心! 温泉、サウナ、宿泊、朝食がついて3080円の湘南平塚「太古の湯」で極楽を

  • PR

店の縁、人の縁。関内駅前にある、行けば何かが待っている愛嬌酒場「えにし」

  • PR

ギター専門の整体師!?音楽の街横浜でギターやベースの修理・メンテナンスを行う、リペアマン常駐の楽器店

  • PR

居酒屋感覚で気軽に入れるおそば屋さん。バラエティに富んだ料理すべてを楽しめる昼呑みは特にオススメ!

  • PR

龍馬の妻、おりょうゆかりの老舗料亭! 1863(文久3)年から歴史を重ねる「田中家」

  • PR

【スタッフも募集中】「東宝タクシー」の新しい取り組みがすごすぎる!鶴見の名所巡りをしながら聞いてきた

  • PR

毎日食べても飽きない“健康中華”を提供する中華料理店「中華飯店 龍鳳(ロンホー)」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 都筑区の勝田橋付近に『バ〜ニラ♪』の高収入で有名なバスやトラックが停まっている駐車場があるのですが、...

  • 藤沢市川名にラーメンビックというお店がありますが子供不可、両替不可、撮影不可だそうです。はまれぽなら...

  • 逗子海岸にある「キン肉マン海の家」の取材をお願いします。限定メニューが食べれたり、限定アイテムなどが...

あなたはどう思う?

横浜市内を通るよく利用する鉄道路線は?

最近のコメント