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横浜に「横浜」と名前のつく植物は何種類ある?

ココがキニナル!

横浜公園で見つけた「ヨコハマ(チューリップ)」。横浜緋桜もそうだけど、横浜を冠した名前の花はどの位有るの? またそれぞれの由来は?(yamaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

名前に横浜がつく植物はほかに、ヨコハマダケ、ヨコハマイノデ、ヨコハママンネングサ、ローズヨコハマ、の計6種類。ほかにはまみらいがあり

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ライター:ほしば あずみ

その名はヨコハマ



取材日は4月、桜の季節を終えた横浜公園はチューリップの花盛り。69種16万本のチューリップが園内に咲き誇る。

 

大勢の人がチューリップにシャッターを切っていた
 

投稿者が見つけた「ヨコハマ」という名前のチューリップは、小ぶりで黄色い花をつける品種で、花弁の先がやや尖っているのが特徴的だ。

 

チューリップ「ヨコハマ」(画像提供:はなどんや)
 

このチューリップはオランダで作出されたもので、品種として売り出す際に日本の都市の名前をつけたシリーズのひとつ。ほかにも「サッポロ」「アキタ」といった品種があり、それぞれ由来やエピソードといったものは特にない。

ほかにどんな植物に「横浜」の名がつけられているのだろうか。
横浜で一番美味しい道草はどこの道草?!」などで何度もお世話になっている横浜市こども植物園にうかがったところ、「詳しい人がいる」と紹介していただいたのが職員の石橋さん。出張を翌日に控えていたため電話での取材となったが、丁寧に教えてくれた。

「良く知られているのはやはり横浜緋桜です。あとヨコハマダケという植物もあります」と石橋さん。バラやチューリップなどの園芸種は特に由来なくヨコハマとつけられることもあるため把握していないものもあるかもしれないが、ヨコハマがつく植物は、少なくとも現在は6種類が確認されており、ほかに由来となっている植物が1種類あるようだ。

横浜緋桜は過去に「横浜市民もあまり知らない横浜寒緋桜、作ったのは誰?」で紹介したように、港北区在住の白井勲(しらいいさお)さんが、長年の研究で兼六園熊谷(けんろくえんくまがい)と緋桜(ひざくら)を交配し作出した品種。横浜で誕生したので、名前に横浜を冠している。

 

横浜緋桜の花(過去記事より)
 

ソメイヨシノより濃い大振りの花が下向きに咲くのが特徴だ。桜は作出した地名を名前につける慣習があるため、横浜を冠している。

ではヨコハマダケとは? 横浜茸? 横浜竹?
「ヨコハマダケは、関東・東北地方に多く生えているアズマネザサという笹の仲間が変異したものです。1909(明治42)年に県立第一中学校(現在の県立希望ヶ丘高等学校)の教師だった松野重太郎という人が発見しました。植物学者の牧野富太郎に見せ、新種であることがわかり、ヨコハマダケと名付けられたそうです」

その後、1934(昭和9)年になって後進の研究者たちによる専門誌への学術的記載によって合法名となったといわれる。

 

独学で植物を研究した松野重太郎(提供:都筑をガイドする会)
 

ササは身近で種類も豊富だ
 

「アズマネザサに比べて葉が厚いのが特徴です。発見した場所は西区戸部町字池の坂という地で、そこは昔処刑場だった場所なんです。その血を土が吸って鉄分を含んでいたため、変異したのではないかと考えたようですね」と石橋さん。

戸部に処刑場があったことは以前「くらやみ坂」の名前の由来は? でもふれたとおり。処刑場の血を吸って変異したとは、なんとも陰惨な印象だ。
今では発見地は住宅地になってしまっているが、ヨコハマダケはこども植物園で見ることができる。