変な名前のバス停「温室前」の前に温室がないのはなぜ?
ココがキニナル!
笹下釜利谷道路沿いのバス停、温室前のバス停の由来が気になります。いまは温室らしきものは見かけませんが、昔はどんな温室があったんでしょうか。(こっしーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
昭和10年代頃、バス停の近くにはカーネーションやスイートピーなどの花を栽培する温室があった。しかし1945(昭和20)年の横浜大空襲で焼失した。
ライター:橘 アリー
現地の様子は!?
筆者はこれまでも、「テラス」「兵金山」、「神隠」など、変わったバス停の名前の由来について調べてきた。
今回は「温室前」という名前のバス停についての調査。
これまでとは違い“温室”という言葉自体には不思議なイメージは無いのだが、問題はその“温室”が見当たらないということらしい。
“温室”にはほんわかと暖かいイメージがして、特に寒いこの季節には「バス停の前に植物園のような温室があったらいいのになぁ・・・」と、ふと考えてしまう。
温室のイメージ(フリー画像より)
そんなイメージを膨らませながら、まずは現地の様子を確認してみることに。
温室前バス停の位置はココ
磯子区栗木にある温室前のバス停
“前”と言うからには、バス停の目の前やすぐそばに温室がある、もしくはあったと考えるのが普通であろう。
まずはバス通りの笹下釜利谷道路を見てみると・・・
金沢区方面を見ても
上大岡方面を見ても
温室らしきものは見当たらず、道路沿いには小規模なビルやマンション、民家が建ち並んでいて、どこにも温室があったような雰囲気は感じられない。
では、少し離れたところに温室があるのか、もしくはあったのか?
まずは、上大岡方面を背にして道路から左の路地に入って行くと・・・
このあたりを探ってみます
多くの民家が建ち並んでいるほか・・・
竹藪や駐車場、空き地などがある
大岡川も流れていてのどかな様子であるが・・・
温室らしきものは見当たらない。
そして反対側、道路の右側は・・・
このあたりです
たくさんの民家があり、傾斜地になっていて見晴しが良いが・・・
こちらも温室らしいものはなかった。
まずは“現地には温室は無い”と分かった。
次に、運行しているバスの営業所に問い合わせてみることに。