横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムを買収! 「ハマスタ」は今後どうなる?
ココがキニナル!
DeNAが横浜スタジアム運営会社を買収する方向だそうです。買収の背景と背景後、どのようにベイスターズやファンサービスがかわるか取材してください(もまさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
TOBで横浜DeNAベイスターズの横浜スタジアムにたいする出資は76.87%に。池田純社長は「強いチームへの道筋が見えた」と手ごたえ。ファンサービスはこれから
ライター:はまれぽ編集部
「最大の補強」
インターネットサービス大手の株式会社ディー・エヌ・エーは2016(平成28)年1月21日、同社傘下のプロ野球「株式会社横浜DeNAベイスターズ」が本拠地である横浜スタジアムの運営会社を子会社化すると発表した。
2015(平成27)年11月24日から実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立したためで、2016年1月28日付で連結子会社になる。
横浜DeNAベイスターズの子会社となる横浜スタジアム
取得金額は74億2500万円で、これまで5.75%だった出資比率は76.87%になる。
同日、横浜市内で会見を行った株式会社「横浜DeNAベイスターズ」の池田純(いけだ・じゅん)球団社長は「『最大の補強』。強いチームを作る道筋が見えた」と自信をのぞかせた。
TOBの成功は「最大の補強」
会見で池田社長は野球の本場であるアメリカ・メジャーリーグを中心にした70以上の球場を視察していく中で、魅力的なボールパーク(球場)に必要な9つのキーワードを提言。
横浜DeNAベイスターズの提案する「魅力的なボールパーク」の条件
池田社長はキーワードの「9」は野球の打順になぞらえたと話す。その中でも「2016年シーズン中からやりたい」というのが“トップバッター”の「色」だ。
現在の横浜スタジアムの座席はほとんどがオレンジ。池田社長は横浜DeNAベイスターズ側の応援団の座席のほか、ビジターチームの応援団が座る3塁側までをチームカラーであるブルーにするとした。
シートを変えて統一感をアップさせる狙い
また、チームの主砲である4番に挙げた「歴史」については、「どれだけモダンなボールパークを作っても、その地で積み上げられた歴史はお金で買えない。かけがえのないものを手に入れたという思いと、横浜の象徴である横浜スタジアムの未来を任されたという重圧を感じながら経営にあたる」と表情を引き締めた。
球団の「夢」として将来のイメージ図も公開した。
球団が公開した横浜スタジアムの将来のイメージ
「ただ野球を見るというのでなく、『何もなくてもスタジアムに来てみたい』と思える球場にしたい」という将来像では、シートの色をチームカラーの青に統一。そのうえで、バックスクリーン横の壁を撤去し、日本大通りが見通せる構造にすることも検討しているという。
横浜スタジアムの将来像を説明する池田社長
球団の球場を一体的に運営することで得られる広告収入の増加や、迅速な改革を行うことで、球団の黒字化、ひいては「強いチームづくり」を目指す。
これについて池田社長は「強いチームを作るには、選手年俸まで含めた健全な経営が必須条件。収入が増加することで、補強に回せる金額に余裕ができたり、選手の流出も防げる」と説明。「構造変革ができることで『強いチーム』への道筋が見えた」と話した。
ファンサービスについては「経営に入って状況を見てから」とした。
取材を終えて
チームは監督も変わり、現場の選手たちはシーズンに向けてトレーニングの真っ最中だ。
横浜DeNAベイスターズ創設から5年。サポート体制は着実に整いつつある。あとは選手に1998(平成10)年以来の「日本一」という結果に向けて突き進んでほしいと思う。
―終わり―
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decembristさん
2016年01月22日 18時29分
表立ってはNGだろうが、DeNAと稲川会の利権のやりとりを、ほのめかすぐらいでもいいからちょっとは書いて欲しかったな(無い物ねだりだな)。でもDeNAはよくやったと思うぜ。横浜ドーム構想クソ食らえ!!
ふじふじさん
2016年01月22日 15時20分
ビジターチームを圧倒させるような雰囲気づくりをし、少しでも多くのアドバンテージが得られるといいですね。
ゆたかさん
2016年01月22日 10時38分
買収したのは運営会社で、スタジアムの施設自体は横浜市が所有しているのではないでしょうか?どこまで出来るのかわからないけど、お客さんが増えて活性化出来るのは良いですね。