秘境を越えて横浜から鎌倉へ、オススメのハイキングスポットを大仏が調査! 中編
ココがキニナル!
行楽シーズン到来! オススメのハイキング、ピクニック スポットを教えて♪(yakisabazushiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
大丸山から鎌倉までの道行きは分け入っても分け入っても青い山で幻のとうもろこしも美味。となれば来るべき紅葉シーズンにも山の日にもうってつけ
ライター:永田 ミナミ
前回のあらすじ
初夏の眩しい太陽を浴びていたら昨年のGWに鎌倉と横浜を散歩したことを思い出した大仏は、横浜へ向かう車窓越しに会った大船観音に鎌倉に至るハイキングコースの存在を教えてもらい、1年ぶりに街で楽しい休暇を過ごした翌朝、そのコースを歩いて帰ることにした。
遥かなる思い出たどる天竺の思い出かすむウキウキ通り 大仏
そしてJR大船駅からバスに乗って終点「本郷車庫」で下車すると、瀬上沢小川アメニティ、瀬上市民の森、金沢市民の森へと自然のなかを楽しく歩いた。そして横浜最高峰の「大丸山」で手製のおにぎりを頬張ると、鎌倉へと再び歩き出すのだった。
夏が来れば空の花火を海が映して世界を一瞬明るく照らすんだろうねえ
鎌倉よなぜ
さて、薬師丸ひろ子のようなことを呟いたかと思えば「鎌倉物語」を口ずさむご機嫌な大仏は、再び森のなかを歩いていく。
横浜でいちばん高い山を制覇した大仏は意気揚々と南へ
すると5分ほどで分かれ道が登場。右の道のほうが明るく道幅も広いが
「鎌倉天園」の標識は左の道を指しているので
まつすぐな道でもさみしくない 種大仏山頭火
などと言って歩いていくとまたすぐに分かれ道
ここも左に向かう道は手すりと階段が整備されているので、つい「こっちかな」と思いそうになるが、ここも右の飾り気のない山道を進む。
ちなみに階段の先は「関谷奥見晴台」でやがて同じ尾根道へと戻るルート
大丸山までは整備された道を歩いていけばよい安心な旅路だったが、鎌倉に近づくにつれ、自然との距離も近くなってきているような気もする。
分け入っても分け入っても青い山を越え僕たちは歩く、と妙な歌を口遊む大仏
そして森はいつしか金沢市民の森から横浜自然観察の森へ
とはいえどちらの森も森であって森でしかないのだ
などと言いながら尾根道を15分ほど歩いていくと道が小さな広場に出た
お、ここは「市境広場」というんだね。ということはそういうことかな
右が横浜市で左が鎌倉市ということかしらん
と思って案内地図をよく見てみたら、これから歩く道はしばらく右側が横浜市、左側は鎌倉市というはるかにエキサイティングな市境だということが判明。
鎌倉へ入ると様子が一変≫