2018（平成30）年1月8日、成人式の当日に行方をくらました振り袖業者「はれのひ」。
6月20日、中区の横浜市開港記念会館にて債権者集会（債権者向けの説明会）が行われた。
　

集会当日は雨

　
会場内は関係者以外立ち入り禁止だったため、各社報道陣は会場前を通り過ぎる人々に声をかけていた。
　

会場前の様子
　

会場には被害者の母親と思われる女性の姿が多く見られた

　
債権者集会は午後1時30分から行われ、篠崎洋一郎（しのざき・よういちろう）社長が不在のまま終了した。各社報道によると、債権者74名が出席。破産管財人の説明などによると、篠崎氏とは3月以降連絡が取れておらず、現在は海外にいるという情報もある。

債権者集会は、裁判所の管理下のもとで債権者に破産手続に関する情報を開示し、破産手続に債権者の意見を反映させるために開催される集会。その債権者集会に責任者（社長）が欠席することは異例の事態だ。

1月26日に行われた謝罪会見では、篠崎氏がぎりぎりまで銀行からの融資を得ようと努力していたために利用者への説明を行えなかったこと、当日は自分一人で対応できる状況ではなく、知人宅に「退居」し、「逃げたと思われても仕方がない」と話していた。
　

いつまで雲隠れするつもりだろうか？（1月26日の様子）

　
参加した債権者からは「なぜ社長が出席しないのか」という批判が相次いでいるという。
足元の悪い中、交通費をかけて遠方から駆けつけた債権者もいるだろう。被害者に対して直接謝罪ができる機会を逃し、篠崎氏は今どこで何をしているのか。
　
　
　

取材を終えて

あの日からまだ半年しか経っていない

　
T.Sさん家族は、「はれのひ破産管財人より前撮りのアルバムが到着した時点で、我が家では、決着したと考えております。今回、今後とも、集会などの参加は考えておりません」とのこと。

最後に、「来年以降契約されている方々が、よりよい方向に向かっていけるよう、心から祈っております」と話してくれた。
　
　
ー終わりー