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石川町の車橋はどうして車橋なのか?

ココがキニナル!

中村川にかかる「車橋」はなんで車橋って言うんですか?ネットで調べても中々出てこないので、ちょっとお願いしたく思います!(mamofuru1さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

史料がないので、正確な由来は分かっていないが、吉田新田から荷物を運ぶ大八車が通れるように造ったという仮説が有力のようだ

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ライター:田中 大輔

市電? いえいえ、もっと前の話



少なくとも、関東大震災よりは前にあったということにはなるから、地元の人たちが知らないのも無理はない。と思っていたら、松本さんはさらに古い資料を見せてくれた。
 


なんと明治時代にはすでに車橋はあった!


こちらはなんと1877(明治10)年の地図。
この地図の中に、車橋という名前がハッキリと書かれている。松本さんによれば、「メタルの橋が出てくるのは明治の後半からですから、このころは恐らく木造の橋でしょう」とのこと。

この松本さんへの取材後、中区役所にも問い合わせてみたところ、中央図書館を介して1873(明治6)年11月の新聞に車橋という表記あったようだ、ということを教えてくれた。
いずれにせよ、明治の初期にはあったようなので、もしかしたら江戸時代に造られた橋なのかもしれない。



有力? な仮説を立ててみる



今回の取材で出会うことのできた史料の中では、1873(明治6)年が最古のものだったのだが、実はもっと遡ることができる。

というのも、橋の片側である長者町側はもともと入海だった場所だったからだ。
1667(寛文7)年に完成した吉田新田を造る過程で埋め立てられた土地だから、これ以降に橋ができたと考えるのが自然なのだ。
 


現在の地図と吉田新田以前の地形を重ねた図。青い部分は全部海だった
(参照:横浜」の由来って何?


松本さんも「その時期にできたのかもね」。
となると、ひとつ仮説を立てることができる。吉田新田の収穫物を運ぶ際に、大八車が通れるように頑丈で幅の広い橋を造ったから車橋になったのではないか、というものだ。

冒頭で出てきた大分県由布市の車橋は、1848(嘉永元)年に造られたもの。由布市役所に聞いてみたところ、根拠となる史料はないものの、年貢米を運ぶための大八車が通れるように造ったのが由来と地元には伝わっているそうだ。

松本さんは、横浜の車橋についても、一般的な考え方として「それがいちばん有力でしょうね」と考えを聞かせてくれた。



取材を終えて



最近では橋を新たに造る場合、名前の由来も記録に残すように指導しているそうだ。

しかし今回は、車橋の建設が想像以上に古かったこともあって、確定的な史料を見つけることができなかった。それでも、車が通れるように造ったから、という説が有力な印象。

ほかの可能性として松本さんは、「近くに荷車を造る職人や、それを引く人が住んでいたのかもしれない」という説も挙げてくれた。

 


車橋の親柱。戦中には金属部分は徴発されたそうだ


もし、みなさんの中で車橋に関する史料や言い伝えを知っている方がいれば、ぜひ編集部までご一報を!


―終わり―
 

この記事どうだった?

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コメントする
  • 一つ上流側には「東橋」があるんですよね。字面が似てて、少しややこしい。

  • 車橋のたもとにある「車橋もつ肉店」のもつ焼きは旨いです。以前は塩ユッケなどもありましたが、今はあるんでしょうかねぇ

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