横浜に個人で生放送などの情報発信ができる施設はあるの?
ココがキニナル!
ニコ生やUSTREAM等個人で情報発信する人が増えていますが、横浜にも機材やスタジオを気軽に借りられる「市民メデイアスタジオ」なる場所があると聞きました。取材をお願いします(濱のホタルさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
市民メディアスタジオは現在使用されていないが、個人や団体の映像活動を支援する「横浜市民放送局」では機材の貸し出しや講座などを行っている。
ライター:はまれぽ編集部
個人で生放送をするにはどうすればいい?
インターネット配信が手軽にできるといっても、具体的な手順はどうするのか。
最低限必要なのは、カメラ・インターネット環境・配信ソフト。「USTREAM」や「ニコニコ生放送」で放送を行う場合、配信ソフトが不要の機能もある(※「ニコニコ生放送」は有料会員登録が必要)。配信ソフトを使えば高品質の配信が可能であるため、「FME(Flash Media Encoder)」などのフリーソフトが人気だ。ソフトによっては静止画やテロップを組み合わせたり、複数のカメラを切り替えたりなどの機能を備えたものもあるので、工夫次第でさまざまな演出ができる。
パソコンを使って配信を行う場合は、カメラの映像をパソコンに取り込む必要がある。一般的なデジタルビデオカメラを利用する場合は、映像を取り込むために「ビデオキャプチャー(キャプチャーボード)」と呼ばれる周辺機器を使う。電器店で3000~4000円程度で入手可能だ。また、「WEBカメラ」を使用すれば、USBに差し込むだけで利用できる。
WEBカメラは1000円程度から、種類も豊富
カメラを搭載したスマートフォンなら、配信ソフト機能のあるアプリをインストールするだけで、すぐにでも配信できる。最近では、パソコンを介さずに「USTREAM」で配信ができるデジタルビデオカメラや、一般的なカメラを接続するだけで配信できるアダプタなども販売されている。携帯型のWiFiルーターを使ってインターネットに接続し、散歩やサイクリング、登山の様子を中継する人も増えた。
大切なのは「何を配信するか」
安く簡単に配信環境を整えられる今、大切なのは「何を配信するか」だと梅香家さんは語る。
「今は、自分が興味のあるものを自ら発信するのがあたりまえの時代。TwitterやFacebookで写真と文字をリアルタイムに更新するのが一般的になり、これからは映像を発信するようになっていくと思うんです。個人放送が一般化していく中で、多くの人に注目される放送というのは、『どう見られるか』を意識しているもの。『こんな楽しいことがあるからぜひ見てほしい』という思いが大切だと思います」
「手軽になってはいるけど、使っていないのはもったいない」と話す梅香家さん。「もし配信に興味を持ったら、ぜひ現場に遊びに来てください」と話す。「こちらは技術的なことを提供するので、どんなものに興味があって何を配信したいのかを、ぜひ教えて欲しいです。複数の人が話し合って、突き詰めていくことで、発信する内容も研ぎ澄まされて面白くなっていくと思います」
横浜市民放送局のスタッフは和気あいあいと意見交換
取材を終えて
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで、自分が発信したものに反応があると嬉しい。同じように、自分が興味のあることを映像で臨場感たっぷりに伝えられて、それに共感してくれる人がいるとわかったときの喜びは相当なものだろう。
ライブハウスや小劇場、カフェなどでは、有料でカメラなどの機材やスペースの貸し出しを受け付けている場合がある。配信の知識があり、本格的な配信をしてみたいという方は利用してみてほしい。
配信はできる環境だし興味はあるけど、何をしていいかわからない・・・なんていう方は、「横浜市民放送局」のスタッフを頼ったり、活動を参考にしてみるのもいいかもしれない。新しい情報発信の可能性を感じることができるだろう。
―終わり―
横浜市民放送局
オフィシャルホームページ<yokohama-tv.com>
Facebook「横浜市民放送局」
ushinさん
2012年11月19日 20時22分
ライブカメラと云えば、会津若松駅というくらい有名(その筋で)なんだが、この近所で調べたらなぜか「蕎麦屋ライブカメラ」が???というのが不思議だった。その人なんですね。ライブカメラという事であれば誰にでも出来るが、それを「番組」とは言えないだろうから、「放送局」と名乗るにはさらなるハードルがある。つまりは、創意工夫・演出・・・感情を表現した著作物になってないといけないよね。「何を配信するか」とはそういう意味でしょう。(とはいえ、何の変化もない垂れ流しも、著作物として保護対象ではあります)
濱のホタルさん
2012年11月19日 14時59分
採り上げていただきありがとうございました。あのスタジオはもう使われていないのですか・・・残念です。このキニナルを投稿したのは1月頃。さすがに1年も経てばいろいろな状況は変化します。最近「調査中」が増えて長期間保留状態になっている記事を多く見ます。編集部さんにも諸事情があるとは思いますが、あまり調査期間が長いと旬の話題や疑問を投稿しても”賞味期限”が切れてしまいます。”今”疑問に感じていることを”今”調査して解決してくれるのが【キニナル】だと思うのですが。。。「調査中」の付け方は今一度再考されてみてはいかがでしょうか。