一見さんお断り!?中華街にある輸入商品を扱うあのお店に潜入!
ココがキニナル!
中華街にある「永光物産」というお店。地下の店内に本場から輸入した食品や雑貨などを売っているそうですが、いかんせん一見さんには入り辛い雰囲気です。ぜひ潜入取材して欲しいです!(MRハニーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
華僑向けに、中華圏のDVDやCD、本場の輸入食材が並ぶお店!華僑の情報交換・コミュニケーションの場にもなっていた!
ライター:若松 真美
キニナル取扱い商品は?
扱っている商品は、中国・香港・台湾のCD、DVDやVHS類、冷凍食品や調味料、乾物、酒、菓子類など。ちなみに食品は、本場から輸入しているだけあり、水餃子は1kgで550円など低価格! また、中国の田舎から輸入している食品などもあり、押し湯葉、タロイモもちなど、ちょっと珍しいモノも結構ある。
そのほかにはPCの周辺機器の販売や、メモリの増設、PC修理なども行っているそうだ。また、華僑向けの新聞や雑誌の閲覧、インターネットでの国際電話使用のサービスなどもあり、華僑のための情報のやりとりやコミュニケーションの場にもなっているとのこと。
物産品売り場。冷凍食品が豊富だった!生鮮食品以外はほとんど何でも揃っている
やっぱり倉庫っぽいが・・・。左手の菓子コーナーで筆者の好物パイナップルケーキも発見
そんな永光物産は、中国や香港のドラマビデオのレンタル・販売店としてオープンして10年以上が経過。もともとは、日本に留学したころ日本語がままならない陳さん自身が「中国のドラマが見たいのにどこにもない! 華僑たちも同じように思っているに違いない」と思ったのがきっかけだったそう。
また中華街で働く華僑向けの娯楽が周辺に見当たらなかったこともあり「働くこと以外にも楽しみを」と、陳さん自身で香港のテレビ局などと交渉・契約をし、商品を並べ始めたそうだ。
当初はマンションの1室からのスタートだったが、商品数を増やすとともに口コミなどで客足も伸び、手狭になったタイミングで現在の地下物件が見つかり、移転。
その際に、その頃、中華街の物産店といえば、観光客向けの店舗ばかりだったこともあり、華僑向けに手頃な価格で食品も置くようになったそうだ。
酒類のコーナー。紹興酒は350円からと激安だった!
しかしインターネットの普及により、一時はその数が1000を超えていたDVD、VHS、CD類の売上は激減。今ではドラマや音楽目的のお客は、年配の方がほとんどだそう。
失礼ながら想像通りの状況だと思うとともに、余計なお世話だが「店の経営は成り立っているのだろうか」という疑問が湧いていたのだが・・・。
メディアでも取り上げられてる店を経営していた!?
実は、同じく長安通りの永光物産から目と鼻の先に、中華レストラン「天香楼」とカラオケ店を運営しているとのことで、売上はそちらがメインらしい。
オープンして10周年を迎える中華レストラン「天香楼」は、中華の4大料理である四川・広東・北京・上海の料理がリーズナブルな価格で楽しめると定評のある店。今ではメディアに取り上げられることもあり、姉妹店も2店舗あるのだが、実は永光物産に集まった中華料理店でキャリアを持つ、チーフたちの協力やツテでオープンしたとのこと。
また、その天香楼と同じビルにある「カラオケ天」、中華街では珍しいカラオケだが、ただ珍しいだけではない。実は、本格的に中国語の歌を導入しており、こちらも華僑たちの娯楽の場としての役割も兼ねている。
「天香楼」と「カラオケ天」。利用したことはないが、見覚えがある!
レストランは姉妹店もオープンするほど、繁盛していることを考えると、永光物産はどうやら利益のためではなく、華僑のために存続させているという印象だ。
現に1時間弱の取材の間に数人の来客があったが、全員中国人で雑談なのか、何かの相談か、またはビジネスの話なのか、会話の内容は全く分からなかったが、ただ単に“モノを買って帰る”という人はほとんどいなかった。
永光物産は、陳さんの言うとおり、単なる“物販店”ではなく、一部の華僑にとってコミュニケーションや情報収集の場、また“ちょっと頼りになる便利屋”のような役割も、もっているのかもしれない。
ちなみに、陳さんに日本に来たきっかけを伺うと「たまたま日本に知り合いがいて・・・」とのこと。さらにドラマビデオのレンタルや販売を始めたのも、会社を起こしたのも“たまたま”で「会社をつくろう」「日本で何かやってやろう」などの野心などがあったわけではなく、ちょっとしたことがきっかけだったと話してくれた。
取材を終えて
中華街に行くたびに気になっていた青い看板の「永光物産」の正体が判明し、晴れ晴れとした気分になった。また「天香楼」「カラオケ天」していたのは意外でちょっとした発見であった。
天香楼は落ち着いた空間ながら、リーズナルな価格で本格中華が楽しめるを運営とインターネットでも評判だったのでぜひ利用してみたい。
―終わり―
◆永光物産
住所/横浜市中区山下町202-1-B1
◆天香楼・カラオケ天
住所/横浜市中区山下町220
niboshiさん
2015年01月15日 13時20分
「カラオケ天」は、数年前に利用したことがあります。 いきなり中国語で話しかけられたので焦りましたが、日本語も十分通じます。
カニさん
2013年05月27日 19時20分
物産店が物産展になってる?(1ページ目最後のリンク)
雲葉 @since1992さん
2013年05月27日 15時31分
私も↓同じことを考えましたけど(汗笑)問題が出ていればとっくに廃業か営業停止していると思います。むしろ仕入れ先がハッキリしているなら安心では。安く買い叩こうとして怪しげなところと取引きするから問題が起こるように思います。