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ただ者ではない気配のWeb制作会社「面白法人カヤック」の面白さを検証!

ココがキニナル!

横浜と鎌倉にオフィスがある「面白法人カヤック」はどれだけ面白い?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「面白法人カヤック」は、どんな場所でも常に面白い事を見つけ出しアイデアを発揮する人たちの集団だった!

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ライター:ほしば あずみ

ハイテクビルでも面白いのか

眩しすぎるオフィスエントランスで手渡されたICカードを、改札のようなゲートにかざすと、透明のアクリルゲートがメロディ音と共に開く。100%人工物の空間で筆者は心底鎌倉が恋しかった。
だが、そんな無機質な高層30階に「面白法人」は実在したのである。

木目を生かし、和のおもてなし空間をイメージさせるエントランスには、なぜかマイクと望遠鏡がしつらえてある。
面談を待つ我々の目の前で、1人の男性が突然マイクを取った。彼が担当したと思われる新サービス(スマートフォン用ゲームアプリ)が先ほど公開されたことをアナウンスしている。
フロアから拍手があがった。
 


受付横のマイクで唐突に新製品の発表がはじまる


“ヨコハマ展望台”支社を案内してくれた演出部(広報)の松原さん(写真は残念ながらNG)によると、このマイクアナウンスは新サービスが出るたびに行うと決められたイベントではなく、社員の自発的な行動なのだそう。
社員に知ってもらいたいことや、教えたいことがあれば、いつでも誰でもこのマイクを使うという。

ではその隣の望遠鏡は?

「あれは、フロア全体を見回せるように設置されているので、訪ねて来た人がのぞいて面談相手を探し、マイクで呼び出すんです」と松原さん。
普通に内線でアポの約束を告げてしまった我々が、なんだかつまらなかったのではという気すらしてきた。

 

取り急ぎのぞいて、フロア中見回しておこう・・・
 

あ、サイコロ発見。これはもしかして「サイコロ給」の?


カヤックのユニークな社内制度として取り上げられる事も多い「サイコロ給」は、「基本給+(サイコロの出目)×0.1%」が+αで支給される。
たとえば基本給30万円でサイコロの6が出れば、1800円が+αとなり、給料すべてがサイコロで決まるわけではない。

一時期、予想通りの目が出れば2倍になり、外れたら半分という給与システムを任意で選べることもあったが、ギャンブル性が高くなるため廃止されたそう。

「カヤックは、“やなさん”が友人と3人で立ち上げた会社です(友人=取締役の貝畑/かいはたさん、取締役の久場/くばさん。社名は3人の苗字の最初の一文字を取って名付けられた)。立ち上げるにあたり、周りから“友人同士でつくる会社はモメる”とアドバイスを受けたそうです。そこでサイコロをふることで、“お金がすべてじゃない”、 反対されたけれど一緒にやろうと決めた初心を再確認できるよう、設立当初からサイコロ給が取り入れられているんです」と松原さん。
 


これがカヤックの「サイコロ給」で使われるサイコロの実物!
 

サイコロはアクリル製の特注品。カヤックのロゴ入りである
せっかくなのでサイコロ給に挑戦してみた。

 

何がでるかな・・・
 
 

いただきました星、3つです!(原稿料に+αつくかなあ)


社員の方にもお話を伺ってみた。まずは人事部(カヤック内ではギブ&ギ部、と呼ばれている)の坂上さん。
  


「最近あった面白いこと」を伺うと、「とても言えないことしか思いつかない」


大学の研究室秘書からの転職。
「サイコロ給はあくまで+αの手当てなので、まあ6が出ればやったあ、みたいなのはありますけど、そんなに気にしてないです」
入社して6年目になるが、「仕事は楽しいかどうかはともかく、他所(よそ)で働くことは考えられないです」とのこと。

 

執行役員 ギブ&ギ部の藤川さん


中学生から柳澤さんと知り合いだった藤川さん。当時は学生アルバイトの塾講師と生徒の間柄だったそう。塾講師時代の柳澤さんの印象は「勉強とまったく関係ない話をしていた人」だという。
「金融業界からベンチャー企業への転職でした。ベンチャーって、社長を信頼できるかどうかだと思うんです」

「ギブ&ギ部」とは管理部門全般。役員を務める藤川さんは「会社の中をつくっていく部門だと思っている」と語る。
役員であっても「つくる人」。社内には役員室も社長室もない。肩書きで呼ぶこともない。皆、「つくる人を増やす」という理念に基づいた、「つくる人」たちだった。


“「展望台」支社”の名前どおりの眺望。横浜の海と、晴れたら富士山も眺められる

 

ミーティングスペースの一角には漫画が並ぶ

 


取材を終えて

「“何をするか”より“誰とするか”」、「仲間を助ける力をもて。仲間に助けられる勇気をもて」など、カヤックが掲げる言葉は、どれも仲間を大事にするマインドを持っている。
ITという仮想世界をつなぐのは、リアルな人と人とのつながりなのだろう。

「面白法人」が増やしたい「つくる人」は、自然豊かな鎌倉、最先端の高層ビル、どんな場所でも常に面白い事を見つけ出しアイデアを発揮する人たちのことだった。
 

―終わり―
 

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  • 「はまれぽ編集部のキニナル」って宣伝の枠ですか?

  • カヤックが何をやってるのかもう少し説明しないと、ただのヘンな会社にしか感じないんじゃないか?取材した社員も、人事部じゃなく現場のディレクターやプランナー(独創的な企画で有名)じゃないと面白い記事にはならないと思う。

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