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山下公園の岸壁にある謎の階段は何に使われているの?

ココがキニナル!

山下公園の岸壁に、海に降りる階段が設置されており、普段は、門が閉じられており、降りることはできませんが、過去に、使われたことや、設置理由が、知りたいです。(おにぎりさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

開園時からあるが、設置された理由は記録が残っていないため不明。無用の長物というわけではなく、現在は水質調査や生物調査の際に役立っている

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ライター:田中 大輔

設置された理由は残念ながら・・・



果たしてどんな目的のために置かれた階段なのか。
核心に迫るが、「残念ながら、その理由というのは伝わってはいないんです」というのがおふたりからの回答。
 


氷川丸も望める階段。なぜ造られたかは謎のまま・・・

 
なにしろ80年以上前に造られた公園。今回はその長い歴史が仇になってしまう。
記録としても残っていないそうだし、当時の設計や工事に関わった人は若く見積もっても100歳くらいと聞き取り調査も難しい。

加えて、公園を造ったのは横浜市ではなく国の復興局だったという事情もある。
あの階段が設置された正確な目的というのは、今となっては闇の中だ。
 


海水を被る階段の下の方は貝殻がびっちり

 
「実は、こういうことはよくあることなんです」と北條さんは言う。なにか目的があって造られたであろうものが、歴史の中で使われなくなり“不思議な設備”として残るケースは珍しくないんだそうだ。

不自然な場所にある扉や、意味をなしていない柵など、ある種のトマソン的なものが公園内に残ってしまうこともあるというわけで、この階段もそういったもののひとつに数えられる。



在りし日を推測してみる



というわけで、正確なことは分からないというのが結論だ。
しかし、それで終わっちゃっても面白くない。そこで、「あくまで推測ですが」という注釈を付けた上で、おふたりに考えられる可能性について聞かせてもらった。

ひとつは、ボートなどを付けるための場所として使われた説。
設計図面を見ると、階段は海中に入ったあとバルコニーのアールに沿って続き、反対側の階段につながっている。
 


階段の先は海に潜っているが、ぐるりと反対側までつながっているようだ

一番下の部分は平たんになっていたようだから、桟橋のような役割を担っていたのだろう、という考え方だ。

ただし、ボートをつなぎ止めるロープを結ぶような突起が図面にも現在の階段にもない。階段完成後に追加され、さらに撤去された可能性もゼロではないが、可能性はさほど高くなさそうだ。

2つ目の説は、親水施設だったのでは、というもの。要するに、一般の公園利用者が水辺まで下りて海水に触ったりできたのでは、という話だ。

今だったら「危ないからダメ」となりそうだが、80年前である。その辺りの感覚も現在とはまるで違ったはず。臨海公園でありながら、海と直接接する空間のない山下公園にあっては、然もありなんという気もする。
 


言われてみると、海の近くなのに海水に触ることはできない

 
今回おふたりが聞かせてくれた最後の可能性は、単なるデザインという説。
つまり、どこかに下りるための階段ではなく、公園の一部分として見て美しいと思える階段を造ろうとしたという考え方だ。

当時、山下公園と同様に震災復興で造られた公園にはアールデコ調のデザインが多かったそうで、その一部として造られたのかもしれないというお話だった。



無用の長物・・・ではない!



もちろん、どの説が正しいか、あるいは全部違っているのか、それは分からない。あくまで推測である。ただ、確かなこととして、あの階段、現在では時折役に立っているんだそうだ。

「世界トライアスロンシリーズ」という世界最高峰のトライアスロン大会の会場にもなっている横浜。この大会では、山下公園前の海がスイムコースとして使われている。
そのため、大会前に選手が泳いでも問題がないか、水質調査が行われるのだが、その際に専門家があの階段で海まで下りていっているんだそうだ。
 


このフェンスを越える人もいるようだ

 
また、氷川丸側のバルコニー近辺のエリアでは、水質浄化能力の回復に向けた実験が行われている。このことは、フェンスに説明が書かれているのでご存知の人もいるかも。
この実験でも、あの階段を活用しているんだそうだ。
 


こちらがその説明書き。市とJFEスチールの共同研究とのこと

 
確かに、山下公園で海水に触れられるところは、あそこを除けばシーバスやマリーンルージュの桟橋だけになってしまう。稼働中の桟橋を調整して使うよりも、なんだか分からないけど簡単に海まで行けるあの階段の方が便利なようだ。

よもや当初からそういった利用を想定して造られたとは考えにくいが、意外なところであの階段も役に立っているというわけである。



取材を終えて



あの階段が設置された2つのバルコニー、実は大きさが違う。大桟橋側のものより、氷川丸のところのバルコニーの方が少し大きい。
 


こちらは大きい方のバルコニー。なぜサイズが違うかというと・・・

 
実は、開園当時はバルコニーがもうひとつあったんだそうだ。そちらもキッチリ階段付き。
海に向かって公園のいちばん右側、現在の山下ふ頭のある辺りにあったが、ふ頭の建設時に埋め立てられたようだ。
 


もう一つの「バルコニー」があった場所。左の丸印と同規模だったよう

 
こちらは大桟橋側のものと同じサイズで、公園両端の小さなバルコニーと中央の大きなバルコニーでシンメトリーになっていたというわけだ。

設置理由は分からなかったが、今でも使われていたり、幻のバルコニーがあったりと意外と奥の深かった例の階段。
ほとんどの人は使うことはないだろうが、山下公園の珍スポットとして、たまにフェンス越しに覗きこんでみるのもいいかもしれない。


―終わり―
 

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  • ヘドロと大腸菌だらけの横浜港でトライアスロンww 。TOKIOに頼んでDASH海岸みたいに浄化してもらえばええやん。

  • 昔、60年前ごろまでこの近くの場所から、千葉県金谷まで小さな船の渡し舟がありました、潮干狩りに良く出かけました。なつかしい・・・。もしかしたらその場所かも・・・。

  • 夏になると釣り餌採集してる人を見かける

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