JR南武支線に新駅「小田栄駅」誕生? 周辺住民の反応は?
ココがキニナル!
JR南武支線の浜川崎~川崎新町間の川崎区小田栄に新駅ができるそうですが、小田栄とはどんなところ?(LQさん、yakisabazushiさん)
はまれぽ調査結果!
1日約1万8000人が利用する南武支線。川崎市とJR東日本は「戦略的新駅」として2016年3月の新駅整備に向けた検討を開始。近隣住民は歓迎と戸惑いの声
ライター:はまれぽ編集部
歓迎と疑問
中上担当課長が「川崎市の背骨」という南武線・南武支線での新駅設置計画。地元住民はどう受け止めるのか聞いた。
まずはJR浜川崎駅周辺から
駅周辺に11年住んでいるという70代女性は新駅設置計画をご存じのようで、おおよその場所も把握していた。その上で「この辺に住んでいるけど、よっぽどじゃないと使わないと思う」と話す。さらに「(予定地近くの)大きいマンションの人は便利だと思うけど」と付け加えた。
前述したが、女性の言う通り、現場近くには大型マンション、スーパーマーケット、SCなどが多く存在する。
予定地には多くのマンションが(航空写真提供:川崎市)
一方、在住1年という30代女性は、浜川崎駅は利用せずに自転車やバスで川崎駅まで行くそうだ。「近くに駅があって、本数が多ければ雨の日などは便利だと思うが、尻手で乗り換えて川崎まで出るなら自転車で行くかも」とあまり新駅の必要性を感じていない様子。
続いて、新駅が検討されている付近でバス利用者を中心に話を聞いた。
検討対象位置付近にある「小田踏切」
踏切を隔てるとマンション群とは対照的な住宅街が広がる
「バスに乗って川崎まで行くと思います。便利なようだけど、たぶん使わないと思います」というのは在住約50年という70代女性。
引っ越してきて約2年の30代会社員男性は「あんなに近くに駅があるのに必要なの?」と首をかしげていたり、約10年間住んでいる60代男性は「新駅よりも川崎駅へのアクセスをもっと便利にしてほしい」との声もあった。
バス停から川崎新町に停車している電車が肉眼で見える
最後に川崎新町駅で電車を待っている2人組の70代女性にも伺う。お二人はいずれも40年以上近くにお住まい。
「時間が正確だから、慣れたらバスより電車にするかも」と言いつつ「この距離(新駅と川崎新町)でまた踏切ができたら、待ち時間が大変。高架にするとか対応してほしいけど、足が悪いから階段というのも・・・」と困惑した表情だった。
さまざまな意見が
街で拾った声を中上担当課長にぶつけたところ「大変貴重なご意見。そういった要望に応えられるように検討を重ねたい」と話した。
今後のスケジュールについては「設計時期など含め、全く未定。2015年度の早い段階で調査まで終わることができれば」との見通しを述べた。
取材を終えて
鉄道駅を作って終わりというのでなく、駅を作ってから近隣のまちを発展させていこうという理念は賞賛すべきものだと思う。
ただ果たしてそれが、住民が真に望む施設であるのか、もしくはそこに住む住民の要望が真に反映された施設なのかが重要だろう。
さまざまな意見がある住民の声をどう反映した施設になるのか、川崎市とJRの手腕に期待したい。
―終わり―
唐澤貴洋さん
2016年03月26日 12時28分
八丁畷乗り換えで京急、尻手・武蔵小杉乗り換えで東急、横須賀線に乗り換えられるようになって便利になりそうですね川崎アクセスは従来通りでしょうけど
こぶしのはなさん
2016年03月25日 20時52分
小田栄の踏切を通過するバスを利用する者にとっては、朝夕の電車の便が増えることで踏切による時間ロスが憂鬱。朝は5分でも惜しい。この上、川崎駅周辺の渋滞緩和の為にバスの便が減ろうものなら立腹もの。南武線沿線の職場や学校に通う人にはメリットがあるかもしれが、川崎駅軽油で東京。横浜方面に出る人にとっては殆どメリットがないと思う。自宅から小田栄駅まで徒歩10分以上かかるので、新宿へのアクセス向上の件も個人的には関係ない。
かのさん
2016年03月15日 18時33分
駅のすぐそばに住んでいるので、憂鬱です。小学校に行くにも降りて来る人に紛れるようになってしまうのでしょうか?自転車、車、今度は人に気をつけて学校に行かなければならない。作る意味がわからない。