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「初モノ」づくしの第13回廃車作業立会いツアーをレポート!

ココがキニナル!

今度、横浜市営バスの滝頭営業所で廃車作業立ち会いツアーをやるそうです。私は、中学生なので参加できません…。なので、是非、取材してください!お願いいたします!(浅間町9-4532さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

今回は、初の滝頭営業所、初のバイオディーゼル車と初モノづくし! 2倍近い倍率から選ばれた26人のバスファンが、イベントを大いに満喫した!

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ライター:田中 大輔

「滝頭3703号」ついに引退へ



方向幕のお披露目が終わると、いよいよ「滝頭3703号」は登録抹消へ。このツアーのハイライト、廃車作業が始まっていく。
まずは職員さんたちが方向幕や局紋、釣り銭機を取り外していく様子を見学。
 


 

少しずつ、普段見る市営バスとは違う姿になっていく


続いては、参加者たちが自らの手で廃車作業を進めていく。
作業内容は、車体に書かれた車両の整理番号「0-3703」や、「横浜市営」の文字を背景色のペンキで塗りつぶすというもの。
 


 

実際に作業を体験できる、というのがこのイベントのキモ


作業を終えた参加者には立会い証明書が発行され、これまたファンにとっては一生の記念になるというわけ。
 


これもうれしい計らい。一枚一枚に違う番号が振られている


この廃車作業と並行して行われたのが、車内表示器の実演会だ。
車内表示器は、バス車内の前方に取り付けられた設備で、時計になったり次のバス停を表示したりといった働きをする。市営バスに乗ったことのある人なら誰でも目にしたことのあるアレである。
 


ここまで来ると、だいぶマニアックな話題


実は、市営バスの車内表示器は順次新しいものと取り換えられている。
新型のものはもっと大きなモニターで、このタイプの表示器は近い将来に姿を消すことになる。というわけで、旧型表示器にさまざまな停留所名を表示させ、撮影するというこの実演会が実施された。これは13回目を数えるこのツアーでも初めての試みだったそうだ。
 


旧タイプの表示器


もちろんここでも森泉さんが大活躍。
時には参加者がついてこられないほどマニアックな解説を披露し、車内を沸かせていた。



白熱のお宝争奪戦!



無事に廃車作業を終え「滝頭3703号」を送り出した26人の次なるお目当ては、“お宝”の販売会だ。
 


机に置かれた“お宝”を品定め中


バス好きでないとスゴさが理解できない品々に、うっとりと見入る参加者たち。
ここから“お宝”をかけた熾烈なジャンケン大会が開催されるのである。

出品されたのは、局紋やシート、降車ブザー、運転席のパーツなどのバス車体系から、ダイヤやバス停関連のものまで多彩。その中でも、毎回高い人気を誇るのが方向幕だ。
特に今回の目玉は、先ほど外したばかりの「滝頭3703号」の方向幕。外したものをそのまま持ち帰ることが素敵なことだそうで、参加者の熱は高まっていく。
 


これが今日の目玉商品。取れたてほやほやの方向幕


目玉商品は後に回して、100円や500円といったお手軽な値段のグッズからスタートだ。
オークション形式ではなく、提示された値段で買いたい人が挙手し、希望者が複数いればジャンケンで購入者を決めるというルール。
 


人気商品にはこぞって手が挙がる


ほとんどの商品に手が挙がり、販売会は着々と進んでいく。
注目の“取れたて方向幕”だけでなく、多くの商品でジャンケンによる争奪戦が繰り広げられる展開が続いた。ちなみに、方向幕は前後横の3点セットで1万円程度の値が付けられていた。
 


白熱するジャンケン大会


今回の販売会では全部で16万円を超える売り上げがあり、過去最高を記録したそうだ。
この日はレアなグッズが多くそろい、単価が高めだったことが理由とのことで、売れた品数としてはいつも通りほぼ完売の盛況ぶりだった。



大満足の参加者たち



市内から参加の大西さんは、販売会では注目の的。
驚異的なジャンケンの勝率でたくさんの“お宝”をゲットした。
 


「車庫などの見学もしてみたい」と話してくれた大西さん


「前半に勝ち過ぎて、後半の方向幕を買う予算がなくなってしまった」と本人も驚くほどの勝ちっぷり。
過去にもツアーに参加した経験があるそうだが、幼いころから乗っていた市営バスへの愛は深まるばかりのようで「次回もぜひ参加したい」と意欲的だった。

26人の参加者の中で唯一の女性だった西田さんは、大人になってからバスファンになったそうで「バス初心者です」。
 


勝ち取った方向幕をしっかり抱いて笑顔


「廃車作業に参加できたのが楽しかった」と話す西田さんは、ツアー初参加。しっかりジャンケンにも勝ち抜き、方向幕と局紋のお土産もゲットし「局紋は部屋に飾りたい」と笑顔で話してくれた。

今回は奈良県からの参加者を含め、市外・県外からもファンが足を運んだ。
中には、バス雑誌で紹介されたことのある職員に話しかけ、スタッフをビックリさせるほどのファンもいたそうだ。
 


お帰りももちろんバスで、滝頭営業所を後にする


すべてのメニューを終えたころには雨も上がり、参加者はそれぞれの思い出や“お宝”とともに帰りのバスへと乗り込んでいった。



取材を終えて



次回のツアーは未定だそうだが、交通局の担当者は「できる限り続けたい」と話す。
しかし、ツアーでも人気の方向幕が消えつつある事情もある。LED表示への切り替えが進んでいて、アナログ方向幕を使っているバスが数10台しか残っていないんだそうだ。
 


言われてみると、方向幕は見かけなくなっている


「方向幕の撮影も人気があるので、今後どうしていくか」検討しているそうで、今後も今の形でツアーが続いていくかは未知数。とはいえ、現時点では「来年度、再来年度くらいまでは続けていきたい」と考えているそうなので、まだチャンスはありそうだ。
 


「ご乗車ありがとうございました」


参加希望者にとっては気が気じゃない話かもしれないが、その辺りは交通局のサイトやTwitterをチェックしていくのが良さそうだ。
もしかしたら、残り少ないツアーになるかもしれない。参加したい人はチャンスを逃さないようにお気を付けて!?


―終わり―


取材協力
横浜市交通局(市営バス)
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/bus/
Twitterアカウント名/@yokohama_koutuu
 
  

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  • 解体ショーって書いて有ったから、てっきり(鉄道ではおなじみの)「重機の餌」になるかとw。 今後はたぶん中古車両としてどこかへドナドナドーナされ第二の人生を歩むのかな?

  • 愛知県のセントレアの空港内で使用するバスで横浜市営のカラーのバスが1台在籍してます。今ではカラーも変更されていますが、横浜市営のカラーの面影は残っています。

  • 西田さん、笑顔じゃないじゃん。。。

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