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法政二中高の歴史あるシンボルマーク“白い時計台”は、何故取り壊されてしまったの?

ココがキニナル!

武蔵小杉にある法政二高。昔から白い時計台がシンボルマークですが、校舎建て替えに伴って時計台も建て替わるそうです。新旧2つの時計台が並んでいるレアな状態!ぜひ取材して下さい!!(ぴろさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

旧時計塔は老朽化のために2014年に取り壊された。新しい時計塔の時計は旧時計塔とほぼ同じデザインで、塔の中は雨水を溜められるようになっている

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ライター:橘 アリー

時計塔が解体された理由とは?


 
老朽化といえども、歴史ある時計塔はどうして解体されてしまったのか。
どうにか保存してほしいという声もあったが、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災を教訓とし、また、2016年に共学化するという学校改革を進めるにあたって、新校舎を建設して、そこにシンボルとして親しまれてきた時計塔をそのデザインを引き継いで作り、“この先長く安全な状態で親しんでいただきたい”との想いから、旧時計塔は解体され新校舎に新しい時計塔が作られた。

そして、時計は、忠実に同じデザインで作られている。
 


これが旧時計で・・・
 

こちらが新しいもの。シンプルだが愛らしいデザインである!

 
ちなみに、この時計自体のチャイムが鳴ることは無いそうである。
また、旧時計塔は3面の文字盤(東・西・南)で、北側には無かったが、新時計塔は東西南北の4面に文字盤があり、夜間はLEDライトで文字盤が点灯される。

おな、旧時計塔の中は空洞だったそう。梯子で上に登れることもできたようだ。
時計の時間調整などの操作は、塔の下の方で行えるようになっていた。

新しい時計塔は、塔の中に雨水を溜めておけるようになっていて、それをトイレなどの生活用水に使っているそうだ。
そして、時計の操作も、下で行うようになっているとのこと。


新旧とも、時計塔の高さは13メートルほど、校舎を入れると35メートルあるそうだ


旧時計塔は戦争の空襲で焼け残ったのは、上空から落とされた焼夷弾がたまたま爆発しなかったからのようである。
学校の木造の校舎はみんな焼けてしまったが、塔はコンクリート造りなので、焼夷弾が爆発しなかったことで倒壊を免れたのである。

そして、塔の内側に、戦争に行く前の“お国のために戦ってくる”と言った内容の書き込みのようなものがあったそうである。
戦後には、登山部が練習で塔の屋上からザイル(登山などで使用するロープ)を使って降りたなどのこともあったそうである。

また、部活動の記念撮影も時計塔を背景にして行われることもあり、時計塔は生徒にとっても学校のシンボルとして親しまれた存在であったようである。
 


 

昭和40年代~50年代の様子(『ありがとう時計塔』冊子より)

 
なお、昭和40年代の在学中に応援団に所属していたという法政二高同窓会の会長・早速清和(はやみ・きよかず)さんに旧時計塔校舎についてお話を伺うことができた。
 


昭和50年代の応援団の様子(『ありがとう時計塔』冊子より)

 
早速さんによると、当時、応援団の練習が校舎の屋上の時計塔の下でよく行われたそうである。
時計塔の下で多くの汗を流しながら、野球などの大会に出場する選手を応援するために厳しい練習が行われたとのこと。

旧時計塔校舎にはそんな努力の汗がしみ込んでいる。
早速さんは、そのように旧時計塔校舎に対する親しみの想いを語ってくださった。

また当時は、旧時計塔校舎の入口の上はバルコニーになっていたそうだ。
 


赤丸のところがバルコニー(『ありがとう時計塔』冊子より)

 
大会の出場する選手たちを、このバルコニーの上から応援して送り出したそうである。

そして、1960(昭和35)年8月に硬式野球部が甲子園の全国高校選手権大会で初優勝したときは、選手たちはこのバルコニーの上で祝福を受けたという。

なお、校舎の解体について早速さんは「日本は歴史のある建物を、老朽化を理由に壊してしまうことが多いのではないでしょうか。旧時計塔校舎も老朽化していて、耐震補強の工事をするのには膨大なお金がかかるようです。そのために解体されたのは仕方ないのかも知れない。しかし、そのような理由があるにしても、受け継がれ多くに人に親しまれてきた歴史ある時計塔が解体されたのは本当にとても残念です」と語ってくださった。

このように多くの人に惜しまれながらも、旧時計塔校舎は、安全のために解体された。
最後に、現在の時計塔の下へ案内していただいた。



旧時計塔に会えた!?


 


この天井の上に時計塔があるそうだ
 

そして、その下には旧時計塔の校舎の模型が置かれている
 

旧時計塔校舎の模型の様子

 
なお、この模型の後方(外)に、旧時計台校舎が建っていたそうである。
 


 

模型は、中学の美術部の生徒たちによって作られた
 

横から見た様子
 

後ろから見た様子
 

どこを見ても・・・
 

とても精密に大切に作られている




取材を終えて



本物の旧時計塔は解体されて見ることはできなかったが、想いを込めて正確に再現された模型を見ることができた。
 


模型の時計の針は、8時20分を指していた

 
この時間は、学校が始まる時間・・・この時刻から学校の全てが始まる。
 


“学校の全てが始まる時”を指して・・・

 
旧時計塔校舎はこれから先も親しまれていくことだろう
 


時計塔前から見た武蔵小杉駅方面の様子


新しい時計塔も、地域のシンボルとして、この先も多くの人々と共に時を刻んで行くことであろう。


―終わり―
 
 

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  • たまたまネットで検索したら、昔の担任大庭先生が出てて、ビックリ!変わんないなあ。

  •  現在仙台に住む二高OB(40期)です。すっかり様変わりした母校、寂しい気持ち半分、今後に期待する気持ち半分です。3.11から丸4年ですが、私を含め卒業生にとっては、いつでも振り返ることのできる故郷として、そして現役生にとっては心豊かに過ごせる学び舎として、存在し続けてほしいと思います。

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