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大通り公園沿い阪東橋駅近く、謎の会員制「釣女の店」に突撃!

ココがキニナル!

釣女の店「魚快縁」というお店が大通公園沿い阪東橋駅近くにオープンしていました。どんなお店なのか気になるのですが、会員制とのことなので代わりに取材をお願いします。(羽後人さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「魚快縁」は釣女(つりじょ)である店主が釣ってきた魚を振舞う居酒屋さん。3000円~5000円の予算で新鮮な魚介料理がおまかせで卓に並ぶ!

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ライター:はまれぽ編集部


魚快縁の在り方



魚快縁という店名は「魚」と、それを釣り上げたときの「快」感、そして「縁(ゆかり)」にちなんだもの。釣りが好きなお客さんとの縁を大切にしたいという想いから「魚快縁」という店名をつけたという。

ではどういった経緯でここにお店を出したのか伺った。

実はもともと、同じ場所にあった居酒屋さん「ちん亭」の常連であったゆかりさん。時々釣った魚を持ちこんだり、お店の手伝いをしていたそう。その後、ちん亭のマスターが体調を崩し引退することになり、マスターからこの場所を受け継いで「魚快縁」をオープンさせたそうだ。
 


いろいろな人と「縁」があるのよね


魚快縁はゆかりさんとシェフのあっちゃん(写真はNG)が2人で切り盛りしている。
 


カウンターに7席、テーブル席は3卓

 
開店直後にうかがった際は写真のように空いていた。しかし平日でありながら、この日もお客さんが次々に来店しにぎわっていく。その中には予約していたお客さんだけでなく、ぶらりと立ち寄ったお客さんもいる。

「会員制としているけど、実際はそこまで厳密なものじゃないの。看板を見て入ってこられるお客さんもたくさんいるし」
 


取材の合間も大忙しだった

 
「でも突然いらっしゃっても望まれる料理は出せないのよ。その日、用意できている魚を使っておまかせで料理を出しているから。そういった理由もあって一応会員制ということにしているだけ。用意してある魚で食べたい料理を言ってくれれば、あっちゃんは大体の料理ができるから希望にはこたえられるわよ」

客層は常連の方がメイン。すでに常連の方がいるのかと驚いていると「クラブママ時代の常連さんがそのまま流れてきているからね。ゆかりちゃん自身がお客さんをもってるんだよ」とあっちゃんの弁。
 


おまかせ料理のみ、というシンプルなスタイル!

 
「魚快縁」には特に決まったメニューというものはない。事前にゆかりさんが釣ってきた魚、そして予約時に「何か食べたいものはあるか」を聞いて用意した魚を、刺身や焼き物、煮物などお客さんの希望に沿ってあっちゃんが調理する。

料理はおまかせで3000円~5000円ほど。ドリンクは1杯500円からという分かりやすさ。あれこれ悩むことなく、ただ料理とお酒、ゆかりさんとのトークを楽しめばそれでいいのだ。
 


オリジナルラベルの鹿児島焼酎やワインも用意している

 
営業時間は午後6時~午後10時までと比較的早めに店じまいをする。これはあっちゃんが午後10時には帰るためだ。ただ、手の込んだ料理は出せないが「お店を閉めたあとも中で簡単なつまみを片手にお客さんがお酒を呑んでいる」こともあるそう。

釣りが好きな常連さんはもちろん、飛び込みで入ってきたお客さんも楽しめる。それが「魚快縁」だ。会員制という看板に尻込みする必要はまったくない。

ただ、ゆかりさんが釣り遠征に行く日は定休日となるので、やはり事前に予約しておくのが間違いないだろう。
 


店内にはゆかりさんが釣り遠征に出るスケジュールも!




新鮮な魚料理が登場!



お客さんも入ってきて、店内が盛り上がってきた。ここで実際にあっちゃんが調理し、お客さんに出していた「魚快縁」自慢の料理の一部を拝見した。

この日は「マダイ」「アジ」「モロコ(クエ)」などがメイン。「昨日だったら調理前のマダイを見せてあげられたんだけどね」と取材日が1日遅かったことを悔やむ場面も。
 


まずはお刺身から、ひとつひとつが分厚い!

 
「好みはあると思うけど薄いと食べ応えがないから個人的にあんまり好きじゃないんだよね」とあっちゃん。肉厚に切り分けたお刺身を手際よく並べていく。
 


左からモロコ(クエ)、アジ、マダイのお刺身

 
高級魚として料亭などでも扱われるクエも惜しみなく出してくれる。「正直、5000円以上の価値、ボリュームのある料理をだしているからね」とのことだ。

新鮮な魚を確かな技術で調理する。これほどの贅沢があるだろうか。

筆者がよだれをたらしそうになりながら見ていると、それに気づいたゆかりさんとあっちゃんから「なんか食べる?」とのご提案が!

「いえいえ、大丈夫です」と言いながらそっと手を出すと、お通しと人気の「肉じゃが」、この日のメイン食材のひとつアジを使った「南蛮揚げ」が目の前に並べられた。
 


しっかりと味のしみこんだ肉じゃが。ほくほくで美味!!
 

アジの南蛮揚げ

 
「揚げたてをタレに絡めてああ美味い!」
ホクホクという音が聞こえそうなアジを骨ごといただく。思わず一句詠みたくなる美味さだった。

ちなみに、このときカウンター席には「ゆかりさんとの付き合いは10年以上」というクラブ時代からの常連Kさんが。Kさんは「前から呼ばれていたけど忙しくてなかなか来られなくてね」と、この日初めて「魚快縁」を訪れたそうだ。

お話を聞きながら一緒にアジの南蛮揚げをつついていたのだが「なにこれ、うまっ!」と大絶賛していた。大の男2人が絶賛するしかない料理なのだ。

Kさんとゆかりさんの思い出など聞いていると「そろそろメインだよ」というあっちゃんの声。そちらを見ると・・・
 


この日のメインはタイしゃぶだった!!
 

肉厚なマダイ

 
このマダイを昆布でとったダシでしゃぶしゃぶっといただく。お客さんがうらやましい!

ちなみにこのマダイは3.5kgの大物。残っていた頭の部分を見せていただくと・・・
 


こんな感じ

 
そして・・・
 


かぶと煮としてお客さんに!

 
この日用意していた料理は「クエ、マダイ、アジの刺身」「アジの南蛮揚げ」「アジのナメロウ」「マダイのしゃぶしゃぶ」「マダイのかぶと煮」。

もしこれで足りなければしゃぶしゃぶの土鍋にご飯を入れておじやにするなど、お客さんがお腹いっぱいで満足して帰れるように追加するそうだ。
 


次はワラサを釣りにいくわ

 
「冬になればいろいろな鍋をしようと思ってるの。クエ鍋や寄せ鍋、石鯛鍋や牡蠣鍋、ちゃんこ鍋なんかも用意するつもり。ハゼの天ぷらとかもいいわね」

旬の魚を、季節感のある食べ方で食べる。それが「魚快縁」の、ゆかりさんのこだわりだ。おいしくて新鮮な魚料理を食べたいと思ったら、大通り公園で季節を感じながら「魚快縁」にぜひ、足を運んでほしい。

ただ「2人でやっているお店だから、あまりいっぱいお客さんが来ても困る」そうなので、まずはご予約を忘れずに!



取材を終えて



筆者は特に釣りに興味があったわけではないが「一口にイカ釣りといっても、それぞれのイカで釣り方、釣竿が違うのよ」といった釣りあるあるなど、ゆかりさんが語る釣りのお話はとても面白く興味深い時間をすごせた。
 


お店においてあるゆかりさんの釣竿。自宅にはあと20本くらいあるそうだ

 
また、乗り合わせた釣り船に偶然雑誌の取材スタッフがいて、取材を受けたそうだ。
「釣り業界って女性が珍しいからね」とゆかりさんは謙遜するが・・・
 


沖釣りの専門誌『つり丸』の表紙も飾るほど魅力的な女性なのだ!

 
「私、読モ(読者モデル)なのよ」と笑うゆかりさんの魅力に、筆者の心も一本釣りされた気がした。



―終わりー
 

取材協力

釣女の店 魚快縁
住所/横浜市中区弥生町4-39-1 ライオンズマンション1F
電話/045-243-0302
営業時間/18:00 ~ 22:00
定休日/不定休
 
 

この記事どうだった?

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  • 男性は弱いですからね、こういうタイプの人・・・・・・

  • 肉厚ですよねー。鯵(アジ)。アジの南蛮揚げに箸(はし)をサクッと入れて思わず口元に運びたくなりました。「釣女」とは艶(なま)めかしい思いに駆られて読み進めましたけど、かなり勘違いでしたぁ。笑

  • やっぱり平塚新港から沖釣りですか。

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