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三溪園で行われている観月会の様子はどんな感じ?

はまれぽ調査結果!

闇に浮かぶ三重塔と名月。重要文化財の臨春閣で行われる幽玄な演奏。秋の虫たちの声。そしてお団子に月餅と秋の風情を満喫できる内容でした。

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2011年09月10日

ライター:吉澤 由美子

闇の中に浮かぶ舞台で風雅な演奏

秋の気配は日が落ちる早さにも感じる。
18時頃には蝉の声が収まり、秋の虫たちの鳴き声が主役となる。

旧燈明寺三重塔と本堂、涵花亭(かんかてい)、和船、鶴翔閣(かくしょうかく)がライトアップされ、道にポツポツと置かれた灯りがともる。
 


大池のほとりから眺めるライトアップされた塔と和船


今年は蓄光材の照明を使った節電も行われているため、ぼんやりとした光が一段と情緒を増している。
黄がかったあたたかい灯りをたどって舞台前の芝生に戻ると、琵琶の演奏が始まった。
 


200人程度の聴衆が、芝生の上に散らばって演奏に聞き入っている
 

坂麗水(ばんれいすい)さんの演奏。琵琶の音が情感豊かに迫ってくる


日本の伝統芸能の知識はまったくないが、思ったよりすんなり音や語りが耳に入ってくる。

闇に柔らかく浮かび上がる舞台、背景の松、虫の声といった中で演奏される琵琶は幽玄の世界。
場所も時も越えて、古の都にいるような心地になる。

舞台に大きな琴が登場すると、荒井美帆さんと森澤碧音さんが登場。
今日の演目は、初演でオリジナルの『朧と一閃』。前衛的で美しいパフォーマンスだった。
 


光と影をテーマに、ぼんやりした中にさっと突き刺す光を現した内容とのこと


観月会の期間中、臨春閣では毎日違う内容で演奏や舞踊が披露される。



名月につきもののお団子や月餅も

園内にある三溪園茶寮では、お団子が販売されている。

みたらしやあんこといった定番から、ずんだや味噌といった味もあり、150~200円。
来場者が多くなると、お店の前で焼き立ての販売も行われる。
 


海苔がどっさりかかった海苔醤油のお団子と三溪園茶寮のえりちゃん


土曜日からは、入口近くに埼玉県神川町の観光物産展ブースも登場する。
神川町は原三溪ゆかりの土地で、去年は梨や唐辛子といったものを販売したとのこと。

内苑入口にある三溪園記念館前では、中華街の重慶飯店が月餅の販売ブースを出している。
 


三溪園観月会オリジナルの大月餅と、中秋節ならではの蛋黄(たんふぁん)月餅セットを持った重慶飯店のおふたり


中秋節はもともと中国に伝わるならわし。唐の時代の皇帝が、善行を施した人々を中秋節の祝宴に招き、褒美として月餅を供したことから中秋節と月餅は切り離せない関係になった。

また、中秋節は嫁いだ娘が実家に帰る日でもあり、久しぶりに集まった家族が月餅を食べるのだとか。
大月餅はずっしり重く大きなサイズが2つ入って1300円。

蛋黄月餅の方は、パイ生地の中にアヒルの卵の黄身入り餡という、この時期だけ発売されるレアなもの。
こちらは、白餡黒餡の2つに月餅のセットで1400円だ。

重慶飯店のブースは12日までだそう。

三溪園のほかの飲食処も観月会の期間中は営業時間を延長する。
食事メニューもそれぞれの店にあるので、お腹が空いても安心だ。



取材を終えて

重要文化財である臨春閣という、これ以上ない舞台で演じられた琵琶や琴。
 


ライトアップされた塔と、暗さを増した空でひときわ輝く月


美しい庭園や建築物の中で名月を眺め、伝統文化の幽玄で風雅な世界を気軽に楽しむ。

たまに月の傍らを飛行機が横切り、車の音も少し聞こえてくるけれど、それもまた横浜だからこその風情。
古と現在が交錯する中で日本情緒を楽しむのも、不思議な心地がして楽しかった。


― 終わり―

三溪園 観月会
期間 2011年9月9日(金)から9月13日(火)まで
 
三溪園公式サイト
http://www.sankeien.or.jp/
 

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  • 吉澤さま この度演奏させていただきました荒井美帆です。この度はありがとうございました。演奏前はバタバタとしてしまってせっかくの美しく幻想的な三渓園を楽しむ余裕がないのですが、吉澤様の記事で三渓園を満喫した気分になっております!写真も載せて下さいましてどうもありがとうございました。

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