9月17日に行われたバスの日イベント「バス利用感謝デー」の様子は?
ココがキニナル!
バスの日イベント「バス利用感謝デー」の様子を教えてください(たまごさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
神奈川県下の路線バス各社が勢ぞろいし、安心・安全で環境にも優しい乗り物としてPRしていた。初の試みなので、評判次第で来年以降も開催されるかも。
ライター:ほしば あずみ
バス会社それぞれの取り組みも紹介
各バス車両のそばにはブースが設けられ、そこではパネル展示やグッズ販売が行われていた。
江ノ電バスの小型バス「ポンチョ」と当日新発売の江ノ電バスデザイン缶のロスク(ロールケーキのラスク)
東急バスの11月から運行開始予定の通勤高速バスと20周年記念のオリジナルキャラクター「ノッテちゃん」
記念撮影で大人気だった横浜市交通局の「はまりん」と「はまりんバス」
この「はまりんバス」は「CNGバス」という圧縮天然ガスを燃料として走るバスなのだそうだ。
画像で車体の上に見える水色のでっぱり部分にガスボンベが入っている。
天然ガスを燃料にする事で従来のディーゼルに比べ排ガスが少なく黒煙も出ない、環境にやさしい走行ができる。
横浜市バスではこのCNGバスと、ディーゼルとモーターのハイブリット方式のバスを取り入れる低公害化と同時に、ワンステップバスからノンステップバスへ切り替えるバリアフリー化も進めている。
市バス全790両のうち、CNGバスは75両、ハイブリットバスは61両(今年さらに10両を追加)だという。
ちなみに「はまりんバス」はそのうちの10数台なのだそう。
車体にHybridの文字が記載されている小田急バス
県下バス会社の利用感謝デーが横浜で開催された理由とは?
さて「バスの日」に合わせたイベントだというのはわかったが、開催の目的は何なのか。
なぜ横浜で開催されたのか、主催者である(社)神奈川県バス協会に伺った。
(社)神奈川バス協会専務理事の八郷さん
―今回のこのイベントはいつから始まったのですか?また、目的はなんでしょうか?
実はバス利用感謝デーというイベントは今回が始めてです。日頃のご利用への感謝はもちろん、もっと利用していただきたい、安心・安全で人と環境に優しい乗り物である事を知っていただきたいという気持ちで企画しました。
初めての試みでしたが協会の会員である各社、バス共通ICカード協会さんなど、みなさんにご協力いただき、ご来場の皆様にも喜んでもらえました。入場者数はお子様含め4000人にはなると思います。
おえかきコーナーも大人気で、200セット用意していたものがあっという間になくなってしまいました。やはり絵に描くというのも思い出に残りますし、こういった経験を通してバスを好きになっていただきたいという思いはあります。
―来場者の声でも、好きなバスは自分の住む地域の路線バスを挙げる方が多かったです
そうですね、やはりバスは身近な乗り物というところが魅力でもあるので、今回の展示も各社の路線を走る乗り合いバスを展示してもらうようにしました。開催地を横浜にしたのも、今回参加している多くのバス会社が横浜に乗り入れているという点があります。
また、こういった形で開催するにはある程度の広さなど条件が必要ですが、そういった場所があるのはやはり横浜になりますね。今回は駅からも近い場所で開催できて良かったです。協会の会員各社さんの賛同が得られたら、また来年以降もこうしたイベントを企画していきたいですね。
まとめ
横浜全体には実に多くのバス会社が乗り入れ、鉄道のない地域では住民の足となる細やかな路線が張り巡らされている。
横浜市内でもよく見る「かなちゅう」バス
今回の来場者にこのイベントを知ったきっかけを聞くとほぼ確実に「バス内広告」という答えが返ってきた。身近な乗り物であることがここからもわかる。
CO2削減、省エネとして推奨される公共交通機関、横浜市バスのようにさらなるエコへの取り組みも心強い。これからも安心・安全で人にも環境にも優しい交通機関を目指してほしい。
―終わり―
【イベントフォト】バス利用感謝デーに訪れた人達