川崎で名を馳せた幻の「アホーメン」とは?
ココがキニナル!
川崎の市役所通りにあった萬楽が閉店してしばらく経ちました。アホー麺が懐かしく、また食べたいです。再開の予定はないのでしょう??(たぬ吉さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
現状、萬楽の再開予定はなさそう。アホーメンのインスパイア系ラーメンが食べられる「新世本店」と「宝来軒 三代目」のニンニクラーメンを実食した。
ライター:カメイアコ
大蒜(おおひる)ラーメンを食べに行こう
幸区にある「宝来軒(ほうらいけん) 三代目」に到着
JR新川崎駅から徒歩12分。「宝来軒 三代目」は、店主・久保田智(くぼた・さとし)さんのお祖父さまが創業した「宝来軒」を継いで、三代目として2014(平成26)年にオープンした。創業50年以上つづいた「宝来軒」の伝統を受け継ぎつつ、現代人の味覚やライフスタイルに合う料理を提供している。
久保田さんと奥様
「大蒜(おおひる)ラーメンは、お客さんからの要望で2015(平成27)年夏にメニュー化しました」
久保田さんはアホーメンを食べたことがなかったそうで、アホ-メンがなくなったと嘆くお客さんの話を参考にオリジナルの「大蒜(=にんにく)ラーメン」の開発を始めたという。
小皿にぎっしり
まず、ニンニクをレンジにかけて芋のようなホクホク感を出すそうだ。
すりおろしニンニクもたっぷり
ニンニクは粒で1株分入れる。すりおろしのニンニクも入れるので、実質1株半のニンニクを摂取することになる。注文数は週末にどーっと増えるそうだ。
具材は・・・
豚肉、キクラゲ、ニラ、ニンジン、タマネギ、タケノコとたっぷり。しょうゆベースのスープがよく絡むよう太麺を使用。
ニンニクのよい香りがしてきた
「大蒜ラーメン(800円)」
いただきます
うおー!
店内に響き渡るにんに君の雄叫び。「ガッツリ、でも後味さらっと、めっちゃうまいっす!」
ごろん
豚と鶏でしっかり煮出したスープに野菜とニンニクのうまみが溶け出し、濃厚さの中に中華らしい辛味も感じられる。このパンチ力・・・完全に大蒜ラーメンのとりこだ。
「これ、絶対ご飯合いますよ」とにんに君
ニンニク料理を食べている時は、胃袋が猛獣と化すらしい。ご主人の計らいでご飯を提供いただいた。
スープごはん
うまーい!
ニンニクをたくさん使ったラーメンってこんなにおいしいものなのか! 感動の一杯だった。
こちらも同店オリジナルの「トマトチータン(850円)」
トマト、チーズ、タンメンの造語。カットトマト缶半分を使ったトマト好きにはたまらない。こちらはニンニク抜きのオーダーも可能だ。
タバスコ、ラー油、粉チーズで味を変えながら
ごちそうさまでした
取材を終えて
萬楽のアホーメンはきっとこの先も、食べられる可能性は極めて低いだろう。しかし、川崎にはアホーメンを愛し、アホーメンを超えるニンニクを使ったラーメンがあることが分かった。アホーメンを知っている人も、知らない人も、川崎に新たなムーブメントを起こすであろうニンニク(大蒜)ラーメンを食べてみてはどうだろう。
―終わり―
取材協力
新世本店
住所/川崎市川崎区日の出1-1-16
電話番号/044-266-4818
営業時間/11時~翌2時
定休日/木曜日
宝来軒 三代目
住所/川崎市幸区北加瀬2-2-14
電話番号/044-588-8552
営業時間/11時30分~23時
定休日/不定休
ひめたんさん
2018年05月31日 11時20分
萬楽がかつて店を営んでいたすぐ近くの、これまたかつてあったドトールコーヒーで高校生の頃アルバイトしていました。よく出前の行き帰りにご主人がオカモチを持ったままでコーヒーを飲みに来ていたのですが、背が高くチリチリした髪型がとても特徴的でとても気さくでユニークな方でした。アホー麺は一度した食べたことが無いので、実は味をよく覚えて居ないのですが、いまやどこもかしこも大手のチェーン店ばかりで、個人の個性あるお店が無くなってしまうの寂しい限りです。
かに道楽さん
2017年03月31日 20時47分
アホー麺、本当に懐かしいです。川崎競馬からの帰りには、必ず立ち寄りしていました。ニンニクのほくほくさが堪りませんでした。また、アホー麺を注文した人にだけ?提供される、よく分からない消臭のお茶も印象的でした。ややダミ声の看板娘が、いつの間にか家庭持ちになっていたのが内心でショックだったりもしました。何れにしても、独特の味でした。嫌らしい言い方ですが、再現したら、流行ると思いますがね。
ユウリンチィさん
2016年06月03日 11時31分
数年前まで白楽のあたりに住んでいましたが、東神奈川駅と仲木戸駅の間くらいのどこかで、「アホー麺」出してた店がありました。なんて店だったかなあ、食べてみれば良かったかな。当時600円だったような。