横浜駅西口に通路が新設! シネマコンプレックス、駐車場施設など西口の開発状況をおさらい
ココがキニナル!
横浜西口駅ビルについてはJRが建設中ですが、どんな商業ビルになるのか興味があります。調査してください!/横浜西口周辺が最終的にどういう完成形になるのか知りたいです(たかし君さん/zumiwoさん)
ライター:はまれぽ編集部
JR横浜タワー
2014(平成26)年に「横浜CIAL跡地には何ができる?」で取材した「(仮称)横浜駅西口開発ビル計画」の駅前棟は、名称が「JR横浜タワー」に決定。
「JR横浜タワー」の完成イメージ図(画像:JR東日本)
JR横浜タワーは地下3階から地上10階までの商業ゾーンと、12階〜26階のオフィスで構成(延床面積約9万8000平方メートル/高さ約132メートル)。
地下3階~地下1階は「CIAL横浜」、1階~10階は「NEWoMan横浜」、8階~10階部分には2020年開業予定のシネマコンプレックス「T・ジョイ横浜」が入居予定だ。
完成イメージ断面図(画像:JR東日本)
JR東日本では、ターミナルビル内へのシネマコンプレックス出店は初めての取り組み。全9スクリーン、座席は約1300席の館内では、各種パブリックビューイング、ライブ感が楽しめる演劇等の上演、講演会、コンクール、発表会など、映画上映以外にも多様な催しを想定している。
2018年12月20日現在、JR横浜タワーの様子
また、JR横浜タワーに出店する店で購入した弁当や惣菜、スイーツなどを楽しみながら鑑賞する「FOODシネマ」も提案しているとのこと。もしポップコーンやコーラ以外のフードが映画館で楽しめるのなら、映画のテーマに合わせたフードをテイクアウトして映画鑑賞なんて言う、新しいエンターテインメントの形を体験できるかもしれない!
西口周辺の移動ルートを形成
横浜駅西口の開発はこれまでの計画に加え、JR横浜タワーに隣接する以下の3ヶ所と繋がる計画が進んでいる。
①南北連絡通路(地下2階)、②横浜モアーズ(地下1階)、③JR横浜駅中央北改札内(地下1階)
クリックして拡大(画像:JR東日本)
JR横浜駅中央北改札内との接続については、「CIAL横浜」のフロアに交通系ICカード専用改札を新設する予定という。
隣り合う横浜モアーズとは距離がかなり近い
写真左がモアーズ、右がJR横浜タワー(オフィスビル側)
「狸小路」に隣り合う通路は昭和の香りを残しつつ開発が進む独特な雰囲気を醸し出している。
西口周辺のにぎわいにも期待したい
JR横浜鶴屋町ビル
JR横浜タワーと歩行者通路で結ばれる鶴屋町棟は、「JR横浜鶴屋町ビル」に名称が決定。
「JR横浜鶴屋町ビル」の完成イメージ図(画像:JR東日本)
2018年12月20日現在、鶴屋町棟の工事の様子
JR横浜鶴屋町ビルは地上9階建て(延床面積3万1500平方メートル/高さ約30メートル)の複合施設で、1階~3階に「CIAL横浜ANNEX」、2~3階にスポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜」、3階~9階に「JR東日本ホテルメッツ 横浜」、4階~9階に「JR横浜パーキング」となる予定。
完成イメージ断面図(画像:JR東日本)
鶴屋橋から見た横浜駅きた西口周辺では、歩行者通路らしき工事が進められていた。JR東日本のプレスリリースの配置図では、歩行者通路の距離は200メートルほど。
JR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルの位置関係(画像:JR東日本)
どちらの建物も2020年の東京オリンピック・パラリンピック前に開業を目指している。終わりが見えない工事なだけに、「神奈川のサグラダ・ファミリア」と称されているが、それでも少しずつ完成形に向かって進んでいることがうかがえた。
はまれぽでは引き続き進捗状況を追っていく!
ー終わりー