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12月1日に「支那そばや」がラー博を卒業!【現場レポート第1弾】

12月1日に「支那そばや」がラー博を卒業!【現場レポート第1弾】

ココがキニナル!

「支那そばや」が惜しまれつつ12月1日に新横浜ラーメン博物館を卒業する。約20年間に渡ってラーメンファンの胃袋を満たしてきた名店がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

20年の区切りで卒業を決めた「支那そばや」。泣いても笑ってもラー博の支那そばやを味わえるのは12月1日まで。行くなら今のうちに!

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ライター:はまれぽ編集部

佐野実氏が成し得なかった夢、美瑛産小麦の塩らぁ麺


 
さて、今回の卒業にあたり、ラー博では卒業企画が開催されている。
 

支那そばや卒業
記念冊子『支那そばやのすべて』660円(税込/以下同)
 
支那そばや卒業
卒業企画特設コーナー

 
支那そばやの軌跡を振り返った記念冊子『支那そばやのすべて』が3000冊限定で販売されている。

また、限定グッズ抽選会では、A賞「有田焼佐野実オリジナルラーメン鉢」、B賞「佐野実オリジナルストラップ」が抽選でもらえる。どちらも50名限定だ。
 

支那そばや卒業
A賞「有田焼佐野実オリジナルラーメン鉢」
 
支那そばや卒業
B賞「佐野実オリジナルストラップ

 
応募には抽選券が必要で、抽選券は

(1)「支那そばや」ラー博店でレギュラーラーメンを注文した方
(2)記念冊子『支那そばやのすべて』を購入した方

が、1点につき1枚もらえる。

そして、何といっても目玉企画はこれだ。
 

支那そばや卒業
「卒業ラーメン」限定発売
 
支那そばや卒業
究極の素ラーメン「美瑛産小麦の塩らぁ麺」

 
卒業ラーメンと題して、「美瑛(びえい)産小麦の塩らぁ麺」が1日150食限定で発売される。価格は1000円で、当初1日100食限定だったが、すぐに完売してしまうため150食に増やしたそうだ。

これはもう、食べないわけにはいかない。
ようやく、筆者はラーメンにありつけることになる。どら猫は依然、腹の中で騒ぎ立てていた!

しおりさんにお願いすると、すぐに厨房に向けて注文してくれた。ラーメンが出来上がるまで、この「美瑛産小麦の塩らぁ麺」について解説する。

「美瑛産小麦」とは、文字通り、北海道美瑛町を産地とする小麦である。この小麦は、生前佐野実氏が絶賛し惚れ込んでいた素材だ。しかし、北海道は小麦の産地指定ができず、「美瑛産」としての仕入れはできなかったのだそうだ。
そのことを知っていたしおりさんは、何度も「JAびえい」に交渉し、今回、卒業に合わせて遂に入手することができたという。麺にこだわり続けた佐野実氏が果たせなかった夢、それが、美瑛産小麦を使ったラーメンだったのだ。
 

支那そばや卒業
佐野実氏の夢だった美瑛産小麦を使った麺

 
このこだわり抜いた究極の麺を味わってもらうため、「美瑛産小麦の塩らぁ麺」は素ラーメンとなっている。麺とスープ、そしてトッピングは九条ネギと白髪ネギのブレンドのみという、まさに麺を味わうためだけのシンプルな一杯だ。

では、いただくことにする。
 

支那そばや卒業
究極にシンプルな一杯

 
味について、筆者は能弁に伝えるだけの表現力と語彙力を残念ながら持ち合わせていない。だから、ここでは何も言わないことにする。みなさんには、ぜひ自分の舌で確かめてもらいたい。その代わりに、次の写真を筆者の感想に代えさせていただく。
 

支那そばや卒業
ごちそうさまでした

 
きっとみなさんもこうなるだろうと思う。いや、こうせずにはいられないだろう。もし、こうならなかった御仁がいれば、遠慮なく当編集部にクレームを入れていただきたい。

ちなみに、この一杯をいただく前に筆者は定番メニューの醤油らぁ麺(990円)もいただいた。2杯目にもかかわらず、美瑛産小麦の塩らぁ麺はすっと胃袋の中に収まってしまった。
 

支那そばや卒業
定番メニュー「醤油らぁ麺」

 
ラー博の醤油らぁ麺は、実は本店のものとは微妙に食材と作る手順が違うことも、しおりさんは教えてくれた。これも、もう二度と食べられなくなる一品である。
 
 
 

中野さんの小学校時代の同級生も来店


 
取材日、なんと冒頭にご登場いただいたラー博・中野さんの小学校の同級生、岩崎卓也(いわさき・たくや)さんが来店した。岩崎さんは以前ラーメン店を営んでいたとのこと。中野さんと岩崎さんは先日あった同窓会で偶然再会し、お互いに仕事でラーメンに関わっていることを知ったという。
 

支那そばや卒業
中野さんの同級生・岩崎さん

 
以来、岩崎さんはラー博の支那そばやに週2日ほど通っている。自身が経営していたラーメン店は現在奥さんに任せているらしいが、今でもラーメンの勉強はしているとのこと。
「支那そばやさんは本当に勉強になる。味はもちろん好きだし、何よりラーメンへの情熱が好き。憧れ、尊敬の念があります」と岩崎さん。

同業の人にも尊敬され、憧れの的となる支那そばや。それはラー博に出店する他店員さんの話からもうかがえた。次回【現場レポート第2弾】では、他店員さんの話のほか、支那そばや卒業日当日の様子をお伝えする。


 
 

 

取材を終えて


 
12月1日まで残りわずかだ。泣いても笑っても、支那そばやはラー博を卒業してしまう。戸塚本店では今後も営業が続く。しかし、ラー博での支那そばやはもう二度と味わえない。限定メニューを食べたい方は今のうちに行っておこう! 行くなら今だ!
 
 
―終わり―
 
 
取材協力
新横浜ラーメン博物館
住所/横浜市港北区新横浜2-14-21
電話/045-471-0503
営業時間/11:00〜22:00(日祝10:30〜)、年末年始休
 ※変更ある場合があるので、詳しくは公式ホームページをご覧ください
入場料/大人380円、子供100円、シニア(60歳以上)100円
http://raumen.co.jp

株式会社サノフード
住所/神奈川県横浜市戸塚区戸塚町 4915-3 Paw print 1F
電話/045-410-7944
http://www.nrfood.jp/index.html

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