ワールドポーターズの屋上にあるのはゴルフ場?
ココがキニナル!
横浜ワールドポーターズにパターゴルフ場のようなものがあるんですが、あれって何ですか?(だいちゃんさんからのキニナル)
はまれぽ調査結果!
バーンゴルフという新スポーツの常設コース。練習次第ではあなたも日本代表になれるかも。
ライター:松野 孝司
簡単そうに見えて難しい、難しいけど楽しめる
取材も一区切りついたので、越村さんと一緒にプレー。バーンゴルフのコースは表面素材によってフェルトコース、エタニートコース、コンクリートコースの3種類があり、「横浜バーンゴルフ場」にあるのはエタニートコースだ。
使用するパターはゴルフと同じだが、ボールを打つ面に5ミリほどのゴム製のラバーが貼られている。
越村さんいわく「ショットが安定するし、ボールに回転をかけやすくする」ためだという。
越村さん愛用のクラブ。
1000種以上ある越村さんのボール。
ひとつひとつ素材や硬さが違い、コースや気候、湿度によって使い分けるという。
コースに立ってみると、どうしたらこれが1打でホールインするのだろうというコースばかりだ。障害物でカップの位置さえわからないコースまである。
ところが、越村さんのアドバイスに従ってショットしてみると、ボールはしっかりカップに向かっていく。不思議だ。どんなに不可能に見えてもホールインワンを狙える攻略ルートが1コース当たり2種類はあるのだという。
苦戦する我々を尻目に越村さんはほとんどのコースでホールインワンを決める。その鮮やかなショットはまるで手品を見ているようだ。
「狙い通りホールインワンを決めたときは、本当に気持ちいいですよ」と越村さんはいう。
コースの手前には障害物はないが…。
カップインするためには、この鉄製の迷路の中を通す。
見た目はそう難しそうに見えないが…。
中央に設置された細い筒を通すようにしてカップインを狙う。
ワールドポーターズの屋上が日本代表の出発点に
実際にプレーしてわかったのだが、テクニックもさることながら集中力が非常に必要とされる。例えばゴルフのパー5のロングホールの場合、たとえ1打目でミスショットしても2打目、3打目でリカバリーすればパーどころかバーディも可能だ。
しかしバーンゴルフはホールインワンが前提である。そのためミスが許されない。その緊張感はゴルフ以上だ。それだけにボールがカップインしたときに、その集中力が一気に解き放たれることで生まれる開放感は、日常生活ではなかなか味わえない。「本当に気持ちがいい」と越村さんがいうのも納得だ。
アジア大会を制したとはいえ、アジアのレベルは世界に比べると低いという。「アジア全体のレベルアップのためにももっと競技人口が増えてほしいですね」と越村さんはいう。
日本のバーンゴルフの歴史はまだ始まったばかり。せっかく横浜のど真ん中に専用コースがあるのだから、これを体験しない手はない。ひょっとしたら越村さんと肩を並べて日本代表のユニフォームを着られるかもしれないぞ。
横浜に遊びに来たついでバーンゴルフ体験したというカップル。
こうしてデートコースのひとつとしても楽しめる。
6歳の誕生日を迎えたばかりの菜々果ちゃん。パパと一緒にゴルフができて大喜び。
― 終わり ―