3月4日(日)まで開催されている『第6回横浜山手芸術祭』はどんな感じ?
ココがキニナル!
山手で開催されている『第6回横浜山手芸術祭』どんなプログラムがおこなわれてるのでしょうか?(クララさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
コンサートや朗読、絵画の展示などバラエティ豊かなプログラムが目白押し。期間中いつでも鑑賞できる展示も多く、気軽にアートを楽しめます。
ライター:吉澤 由美子
	外人墓地を見下ろす3階の特別オープン 横浜地方気象台
	
	横浜地方気象台は、山手芸術祭で普段は公開していない3階を特別公開(平日のみ)。
	室内には現在使われていない観測機器が並び、それがどう使われていたのか解説されている。
	 
	
	
	わりと最近まで使われていたものも
	
	3階の見どころは、もうひとつ。窓から見える眺望だ。
	建築に制限のある山手にあって、この高さからの眺めは貴重。
	 
	
	
	観測機器の間から外人墓地が見える
	
	このほか、旧館と新館の間に高層気象観測用の気球が展示されている。水素を入れて飛ばす気球自体と、その中に入っているパラシュートの2つ。高高度まで上がって気球が割れると、パラシュートが開き、観測機器がゆっくり落ちてくる仕組みになっている。
	
	あまり見るチャンスのないものなので、興味のある方はぜひ。
	 
	
	
	モダンな外観の中にレトロかわいい内装が魅力的な横浜地方気象台
	
	ただし、横浜地方気象台は建物の修繕工事が入っているため、足場を組む関係で、期間中不定期に入場できない場合ある。あらかじめご了承を。
	
	
	
	コンサート、講演、座談会、展示 アート三昧の芸術祭
	
	戦前の山手について、山手在住の方にお話をうかがえる座談会「戦前の山手よもやま話」は、エリスマン邸で2/26(日) 14:00から行われる。こちらは現在、かなり問い合わせも多く当日は入場制限の可能性も。
	 
	
	
	エリスマン邸では、シェイクスピア講座「やっぱり『十二夜』が好き!」朗読とレクチャーも
	
	他にワシントン・ポトマック河畔の桜を誕生させた横浜山手ゆかりのシドモア家についての展示や講演会がエリスマン邸で行われる。
	
	ブラフ18番館のホールでは、ユースギャラリー終了後に、2つの展示が行われる。2月22日(水)~26日(日) には『南部鉄と音と色を奏でる“絵画たち"』こちらは、さんさ裂き織りを使用した灯りと絵画のコラボレーション。2月28日(火)~3月4日(日) には、上郷「森を描く会」の植物画展でボタニカルアートが並ぶ予定。
	 
	
	
	ブラフ18番館は渡り廊下の先にガラス張りの明るいホールがある
	
	他にも、3月4日(日) まで毎週末を中心にいくつものコンサートが西洋館で行われる。
	
	イギリス館で行われる、「音楽と朗読と書のコラボレーション」はすでにチケットが売り切れており、日本の童謡を楽しめる「辻友子リサイタル」も残りわずかだとか。
	
	ブラフ18番館では、サロンコンサート。2月25日(土)には指笛が加わった演奏を聞くことができる。
	 
	
	
	ブラフ18番館の古いピアノ。この音色はプロのピアニストにも人気がある
	 
	
	ボランティアコンサートの他、『弦楽四重奏で紐解くモーツァルト』の予定がある外交官の家
	 
	
	「手回しオルガン“オルガネッタ"と朗読劇」はベーリック・ホール
	
	
	
	取材を終えて
	
	美術館やコンサートホールといった専門施設ではないからこそ、山手芸術祭は気軽にアートと触れ合える。特に西洋館での展示は普通の家庭でおもてなしされているようなリラックス感が魅力。
	
	山手を散策しながらアートを身近に楽しんでいると、なんだかとてもゆったりした気持ちになった。
	
	
	― 終わり―
	
	
	第6回横浜山手芸術祭YOKOHAMA YAMATE ART FESTIVAL
	http://www2.yamate-seiyoukan.org/yamate-arts/2011/
	
	第6回横浜山手芸術祭
	期間:2012年1月29日(日)~3月4日(日)
	会場:県立神奈川近代文学館、大佛次郎記念館、山手111番館、イギリス館、岩崎ミュージアム、山手ゲーテ座、Art Gallery山手、横浜地方気象台、横浜山手聖公会、エリスマン邸、ベーリック・ホール、フェリスホール、ブラフ18番館、外交官の家
	 





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